この日記は九龍再装填のネタバレ満載プレイ日記・・というかネタ日記です。黄の人もいますし登場人物もギャグとネタに走ってます。どうか不愉快にならないよう【自己責任で】お読み下さいね。
天香学園・音楽室。
暗く閉ざされたその中に、ピアノへ向かう人影が1つ・・・。
取手「・・・折角の《再装填》なのになにもネタが思い浮かばないなんて・・・。みんな頑張ってるのに、1番手の僕がこれじゃはっちゃんががっかりする・・どうしよう姉さん・・・」
執行委員トップバッターが苦悩していましたとさ。
九龍「いや、んな無理してネタ作らんでもいいんヨ?とりっち・・」
八千穂「取手クン、真面目だからね・・」
皆守「・・言っとくが俺はネタをやろうと思って頑張ったことは1度もないからな?」
九「・・・・」
八「・・・・」
皆「・・・スルーかよ!!!」
さて、そんなこんなで5度目の《転校生は宝探し屋》。すっきりネタバレ済ですがもう一度通らねばならないお約束。
皆守「・・おい葉佩、お前《宝探し屋》なんだって?」
九龍「わーなんで知ってんだヨみなかみー!(コケる)」
皆守「お前な・・・ワザとらしい反応しやがって・・・」
九龍「あり?おっかしーナ、コケたのに愛情値下降中?」
八千穂「九チャン大丈夫ッ!今更好感度なんて上げなくたってアlクティブもパッシブもみんなレベル8から動かないよ〜。なんてったて4周分だもんねッ!」
九龍「おおやっちー!だよなッ!俺たちの【友】【愛】は無敵だヨ!!」
八千穂「九チャン!」
八千穂「やっちー!」
(がしっ!!!とスクラム)
皆守「あー、もうわかった・・・わかったから勘弁してくれ・・・・」
夕薙「・・相変わらず仲がいいなー、君らは」
八千穂「あッ、夕薙クンまでフライング〜」
夕薙「ははは、すまんすまん、あんまり楽しそうなんでな。しかし本当は昨日出てたはずなんでフライングでないといえばそうなんだが・・・。よう、九龍!元気だったか?」
九龍「おー、バッチリ元気っすヨ!薙さんも昼間は元気?昨日はなんでいなかったんヨ〜」
夕薙「ははは、まぁ一応ネタバレを含む身だからな。昼間なら元気だぞ。夜は相変わらず枯れてるがな」
皆守「(なんなんだこの異様な会話は・・・)」
5周目も和気藹々の3−Cであります。(1名除く)
九龍「しかし俺は4周(※1、4周はピンで、2、3周目は黄モードの双子弟として天香潜入)の蓄積あって【友】も【愛】も最高値だケド兄ちゃんは2周分だけでもう限界値突破してんのがサスガだ・・。ううむ、俺も見習わねば!」
それは当サイトでは黄モードの方がプレイ時間が長いからです(笑)
まぁそんなことはともかく、和気藹々しているとどこからか聞こえる悲鳴・・・・・。
・・・・悲鳴。
・・・・・・・・・おーい、悲鳴は?
九龍「・・・・まだかナまだかナ〜」
八千穂「もーいーかーい?」
夕薙「ふむ、どうしたんだ?」
皆守「って八千穂に大和!お前ら2人はこのシーンいないはずだろうが!ほら散った散った!」
八千穂「ちぇー、皆守クンったら仕切るんだからァ」
夕薙「ははは、仕方ないさ、なにせ甲太郎はふ・・・・」
皆守「ぎゃーーー!!」
夕薙「・・いちょうだからな」
九龍「ちょっとやめてヨ甲やん、お前が悲鳴上げてどーすんの」
皆守「うっるせぇぇぇぇーーーー!!(泣)」
まぁとりあえず悲鳴は上がったので音楽室へ行ってみることにしました。葉佩&皆守コンビ。
しかしそこには誰もおらず、ただ床に転がるロゼッタちゃんのぬいぐるみが・・・。
九龍「むむッ、ガイシャの手に『ひからびてます』のメモが!」
皆守「・・・これが今回の『被害者』か・・・取手の奴・・」
九龍「うむうむ、とりっちなりに誰もが傷付かないよう配慮したということですナ。その優しさがしみるゼ!」
皆守「・・・しかしなんでうさぎなんだ」
九龍「ロゼッタちゃんだっつの。おっとイカン、ロゼッタちゃんを保健室に連れて行かねば!ゆくぞ甲やん!」
皆守「あー、はいはいはい・・・・・」
九龍「ところでハントくんはどこだろナ?」
皆守「(だからそのロゼッタちゃんとハントくんってのはなんなんだ・・・・)」
さてさて、意気揚々と保健室へ向かう2人(1名否定)を待ち受けるものとは何か?以下またまた次回へ続いたり続かなかったりしたりしなかったり。
皆守「はっきりしろ!」
九龍「ホンットお前今回頑張るネ。『ダルい』とか『眠い』とか1話に1回くらい言えっつの」
皆守「言えるなら言ってるんだと言っただろうがー!」
・・続く?
取手「ああどうしよう・・何も思いつかないよ・・。どうしたらいいんだろうひーちゃん、姉さん・・・」
瑞麗「(・・ん?私も何か言わないといかんのかもしかして?うーむ・・・・。む・・・龍、私はどうすれば・・・いっそ、弦月でも呼び出して代わりを・・)」
《その頃の2周目の人》
?「さーて、そろそろ日本に帰る支度をしないとな・・・・・って・・・なんかまたどこかで助けを求められているような・・・」
?『(ぎーやぁぁぁーー!姉ちゃんがぁぁぁぁーーー!たーすーけーてーアニキーーーーーー!!!)』
?「・・・・・・・なんだか更に深刻なのも聴こえたような・・・。・・段々日本帰りたくなくなってきたな・・・」
天香学園・音楽室。
暗く閉ざされたその中に、ピアノへ向かう人影が1つ・・・。
取手「・・・折角の《再装填》なのになにもネタが思い浮かばないなんて・・・。みんな頑張ってるのに、1番手の僕がこれじゃはっちゃんががっかりする・・どうしよう姉さん・・・」
執行委員トップバッターが苦悩していましたとさ。
九龍「いや、んな無理してネタ作らんでもいいんヨ?とりっち・・」
八千穂「取手クン、真面目だからね・・」
皆守「・・言っとくが俺はネタをやろうと思って頑張ったことは1度もないからな?」
九「・・・・」
八「・・・・」
皆「・・・スルーかよ!!!」
さて、そんなこんなで5度目の《転校生は宝探し屋》。すっきりネタバレ済ですがもう一度通らねばならないお約束。
皆守「・・おい葉佩、お前《宝探し屋》なんだって?」
九龍「わーなんで知ってんだヨみなかみー!(コケる)」
皆守「お前な・・・ワザとらしい反応しやがって・・・」
九龍「あり?おっかしーナ、コケたのに愛情値下降中?」
八千穂「九チャン大丈夫ッ!今更好感度なんて上げなくたってアlクティブもパッシブもみんなレベル8から動かないよ〜。なんてったて4周分だもんねッ!」
九龍「おおやっちー!だよなッ!俺たちの【友】【愛】は無敵だヨ!!」
八千穂「九チャン!」
八千穂「やっちー!」
(がしっ!!!とスクラム)
皆守「あー、もうわかった・・・わかったから勘弁してくれ・・・・」
夕薙「・・相変わらず仲がいいなー、君らは」
八千穂「あッ、夕薙クンまでフライング〜」
夕薙「ははは、すまんすまん、あんまり楽しそうなんでな。しかし本当は昨日出てたはずなんでフライングでないといえばそうなんだが・・・。よう、九龍!元気だったか?」
九龍「おー、バッチリ元気っすヨ!薙さんも昼間は元気?昨日はなんでいなかったんヨ〜」
夕薙「ははは、まぁ一応ネタバレを含む身だからな。昼間なら元気だぞ。夜は相変わらず枯れてるがな」
皆守「(なんなんだこの異様な会話は・・・)」
5周目も和気藹々の3−Cであります。(1名除く)
九龍「しかし俺は4周(※1、4周はピンで、2、3周目は黄モードの双子弟として天香潜入)の蓄積あって【友】も【愛】も最高値だケド兄ちゃんは2周分だけでもう限界値突破してんのがサスガだ・・。ううむ、俺も見習わねば!」
それは当サイトでは黄モードの方がプレイ時間が長いからです(笑)
まぁそんなことはともかく、和気藹々しているとどこからか聞こえる悲鳴・・・・・。
・・・・悲鳴。
・・・・・・・・・おーい、悲鳴は?
九龍「・・・・まだかナまだかナ〜」
八千穂「もーいーかーい?」
夕薙「ふむ、どうしたんだ?」
皆守「って八千穂に大和!お前ら2人はこのシーンいないはずだろうが!ほら散った散った!」
八千穂「ちぇー、皆守クンったら仕切るんだからァ」
夕薙「ははは、仕方ないさ、なにせ甲太郎はふ・・・・」
皆守「ぎゃーーー!!」
夕薙「・・いちょうだからな」
九龍「ちょっとやめてヨ甲やん、お前が悲鳴上げてどーすんの」
皆守「うっるせぇぇぇぇーーーー!!(泣)」
まぁとりあえず悲鳴は上がったので音楽室へ行ってみることにしました。葉佩&皆守コンビ。
しかしそこには誰もおらず、ただ床に転がるロゼッタちゃんのぬいぐるみが・・・。
九龍「むむッ、ガイシャの手に『ひからびてます』のメモが!」
皆守「・・・これが今回の『被害者』か・・・取手の奴・・」
九龍「うむうむ、とりっちなりに誰もが傷付かないよう配慮したということですナ。その優しさがしみるゼ!」
皆守「・・・しかしなんでうさぎなんだ」
九龍「ロゼッタちゃんだっつの。おっとイカン、ロゼッタちゃんを保健室に連れて行かねば!ゆくぞ甲やん!」
皆守「あー、はいはいはい・・・・・」
九龍「ところでハントくんはどこだろナ?」
皆守「(だからそのロゼッタちゃんとハントくんってのはなんなんだ・・・・)」
さてさて、意気揚々と保健室へ向かう2人(1名否定)を待ち受けるものとは何か?以下またまた次回へ続いたり続かなかったりしたりしなかったり。
皆守「はっきりしろ!」
九龍「ホンットお前今回頑張るネ。『ダルい』とか『眠い』とか1話に1回くらい言えっつの」
皆守「言えるなら言ってるんだと言っただろうがー!」
・・続く?
取手「ああどうしよう・・何も思いつかないよ・・。どうしたらいいんだろうひーちゃん、姉さん・・・」
瑞麗「(・・ん?私も何か言わないといかんのかもしかして?うーむ・・・・。む・・・龍、私はどうすれば・・・いっそ、弦月でも呼び出して代わりを・・)」
《その頃の2周目の人》
?「さーて、そろそろ日本に帰る支度をしないとな・・・・・って・・・なんかまたどこかで助けを求められているような・・・」
?『(ぎーやぁぁぁーー!姉ちゃんがぁぁぁぁーーー!たーすーけーてーアニキーーーーーー!!!)』
?「・・・・・・・なんだか更に深刻なのも聴こえたような・・・。・・段々日本帰りたくなくなってきたな・・・」
この日記は九龍再装填のネタバレ満載プレイ日記・・というかネタ日記です。黄の人もいますし登場人物もギャグとネタに走ってます。どうか不愉快にならないよう【自己責任で】お読み下さいね。
天香学園・墓場。
学生服に不似合いな重装備を付け足した人影が1つ・・・。
九龍「月は出ているかー!」
八千穂「九チャン九チャン、いきなりそんな一言でガン○ムXのネタだって分かる人少ないと思うよ」
九龍「ん、俺もそう思うんだけどナンか言っとかないとという強迫観念に駆られてナ。ってあら、『八千穂さん』、こんなところで奇遇ですナ」
八千穂「えへへー『葉佩クン』、奇遇だねー。変なカッコしてどうしたの?ユーレー探検?」
九龍「ふふふ、そうだよーん実はユーレー見たくてネー」
八千穂「なーんちゃってェ、ユーレー見る為にそんな重装備しないでしょッ」
九龍「あっちゃあバレちゃったー、実は俺はネ?」
八千穂「うんうんッ」
九龍「トロ職人なんだヨー」
八千穂「ってそんなわけー」
皆守「あるかァァァァーーーー!!」
(蹴りツッコミ)
九龍「がっは!」
八千穂「きゃッ!」
皆守「おーのーれーらーはーッ!いつまでグダグダくだらん部分を引き伸ばしてんだー!?ああ!?」
九龍「くーッ、痛ってェナもォー・・・」
八千穂「もー、ホンットに皆守クンってば今回出たがりだよねー。九チャンと遊びたいのは分かるけどちゃんと出番まで待ってないと駄目だよッ?」
皆守「んなッ、待て八千穂!何度も言うがそれは全ッ然違う!!」
九龍「やっちー、じゃなくてアレよコイツ、ひー兄ちゃんに早く会いたいんで2周目行きたくてしょーがないんヨ」
皆守「んなッ・・・いやそのッ・・」
八千穂「そっかー、そうだよねッ!やっぱりみんな揃ってないと寂しいもん!よーっし!そしたら早くひーちゃんが帰ってこれるように急いで2周目行こうねッ!一緒に頑張ろッ!九チャン、皆守クン!」
九龍「おー!!」
皆守「ちッ、違・・・・」
墓守の老人「・・・・相変わらずだな・・・」
そんな『桃園の誓い』ならぬ『墓場の誓い』を交わした3−Cトリオ。今更ですがネタバレ防止のためにこっそり物陰から見てるだけの墓守さんからひっそりつっこまれつつ、転校初日の夜を過ごしたのでありました。
皆守「一緒くたにすんじゃねェーーーーーー!!!」
九龍「お前ナ甲やん、久し振りだしはしゃぐのは構わんケド自分のキャラ忘れてテンション上げるのよしとけヨー。ほれほれ、いつもの『あーダリい』とか『眠い』とか言った言った」
皆守「うっせぇ!俺だってなぁ!もっと基本のキャラ設定に忠実な気だるいキャラで過ごしたいんだ・・なのにお前らがとっととボケに走って本筋を振り返りもしねーから仕方なくッ・・・ううッ」
八千穂「皆守クン数少ないツッコミだもんね〜」
九龍「そこでキャラよりストーリー進行を重視しちゃう辺りがふ・・・・」
皆守「わーわーわー!!!」
九龍「・・・ょうたる所以ちゅーワケですかネ、やっぱし」
八千穂「うーん、そう考えるとふ・・・」
皆守「あーーーーーー!!!」
八千穂「・・・ょうって大変だよねー」
皆守「お・・・お前ら分かってやってるな・・・絶対そうだな・・・・?」
九龍「はっはっは。なんと言っても『再装填』はアロマぶん殴り=復讐の花はラベンダーが肝の追加要素だかんナ!お前が苦労するのは基本仕様とも言うべきハナシ。・・・・てかそもそもこんなとこ読んでる人はもうそんなネタバレ気にも止めねーヨ、律儀だっけナお前も」
皆守「くッ・・・・(こ・・・これが後10何話も続くのか・・?いくら自業自得とは言え辛すぎる・・・!)」
八千穂「あ、皆守クンが凹んだ」
九龍「止めるなやっちー!男は凹んで大きくなるものなのサ!」
八千穂「うん、分かった九チャン!」
皆守「・・いっそ一思いに殴ってくれ・・・・」
はてさて、4周分の恨みを持ち越され、利子だけで相当な量になりそうな皆守甲太郎の運命や如何に。
『再装填』いよいよ次回から探索開始だ、ゲットトレジャー!
九龍「や、その前に基本としてロックフォード・アドベンチャーをクリアしないとイカンのですがナ」
皆守「生殺しだー!!!ひーちゃーん!!俺が悪かったぁぁー!帰ってきてくれーーーー!!」
八千穂「なんだか家出人の公開操作番組みたいになってきたねー」
さてそんな頃、天香学園音楽室では。
取手「ど・・どうしよう・・・僕もなにか考えておかないと・・・」
最初の区画の執行委員が真面目なキャラ性に沿って苦悩しておりました。
はたしてどうなるやら。以下毎度おなじみ次回へ続きます。
《その頃の2周目の人》
?「・・・・・・なんだろう、妙に寛ぐんだけどその分妙に罪悪感が騒ぐというかなんというかなこの気分は・・・????」
?『(・・・気配は元から断たないといけないのかもね)』
?「・・・うーん、どこからか殺気も・・・・????」
天香学園・墓場。
学生服に不似合いな重装備を付け足した人影が1つ・・・。
九龍「月は出ているかー!」
八千穂「九チャン九チャン、いきなりそんな一言でガン○ムXのネタだって分かる人少ないと思うよ」
九龍「ん、俺もそう思うんだけどナンか言っとかないとという強迫観念に駆られてナ。ってあら、『八千穂さん』、こんなところで奇遇ですナ」
八千穂「えへへー『葉佩クン』、奇遇だねー。変なカッコしてどうしたの?ユーレー探検?」
九龍「ふふふ、そうだよーん実はユーレー見たくてネー」
八千穂「なーんちゃってェ、ユーレー見る為にそんな重装備しないでしょッ」
九龍「あっちゃあバレちゃったー、実は俺はネ?」
八千穂「うんうんッ」
九龍「トロ職人なんだヨー」
八千穂「ってそんなわけー」
皆守「あるかァァァァーーーー!!」
(蹴りツッコミ)
九龍「がっは!」
八千穂「きゃッ!」
皆守「おーのーれーらーはーッ!いつまでグダグダくだらん部分を引き伸ばしてんだー!?ああ!?」
九龍「くーッ、痛ってェナもォー・・・」
八千穂「もー、ホンットに皆守クンってば今回出たがりだよねー。九チャンと遊びたいのは分かるけどちゃんと出番まで待ってないと駄目だよッ?」
皆守「んなッ、待て八千穂!何度も言うがそれは全ッ然違う!!」
九龍「やっちー、じゃなくてアレよコイツ、ひー兄ちゃんに早く会いたいんで2周目行きたくてしょーがないんヨ」
皆守「んなッ・・・いやそのッ・・」
八千穂「そっかー、そうだよねッ!やっぱりみんな揃ってないと寂しいもん!よーっし!そしたら早くひーちゃんが帰ってこれるように急いで2周目行こうねッ!一緒に頑張ろッ!九チャン、皆守クン!」
九龍「おー!!」
皆守「ちッ、違・・・・」
墓守の老人「・・・・相変わらずだな・・・」
そんな『桃園の誓い』ならぬ『墓場の誓い』を交わした3−Cトリオ。今更ですがネタバレ防止のためにこっそり物陰から見てるだけの墓守さんからひっそりつっこまれつつ、転校初日の夜を過ごしたのでありました。
皆守「一緒くたにすんじゃねェーーーーーー!!!」
九龍「お前ナ甲やん、久し振りだしはしゃぐのは構わんケド自分のキャラ忘れてテンション上げるのよしとけヨー。ほれほれ、いつもの『あーダリい』とか『眠い』とか言った言った」
皆守「うっせぇ!俺だってなぁ!もっと基本のキャラ設定に忠実な気だるいキャラで過ごしたいんだ・・なのにお前らがとっととボケに走って本筋を振り返りもしねーから仕方なくッ・・・ううッ」
八千穂「皆守クン数少ないツッコミだもんね〜」
九龍「そこでキャラよりストーリー進行を重視しちゃう辺りがふ・・・・」
皆守「わーわーわー!!!」
九龍「・・・ょうたる所以ちゅーワケですかネ、やっぱし」
八千穂「うーん、そう考えるとふ・・・」
皆守「あーーーーーー!!!」
八千穂「・・・ょうって大変だよねー」
皆守「お・・・お前ら分かってやってるな・・・絶対そうだな・・・・?」
九龍「はっはっは。なんと言っても『再装填』はアロマぶん殴り=復讐の花はラベンダーが肝の追加要素だかんナ!お前が苦労するのは基本仕様とも言うべきハナシ。・・・・てかそもそもこんなとこ読んでる人はもうそんなネタバレ気にも止めねーヨ、律儀だっけナお前も」
皆守「くッ・・・・(こ・・・これが後10何話も続くのか・・?いくら自業自得とは言え辛すぎる・・・!)」
八千穂「あ、皆守クンが凹んだ」
九龍「止めるなやっちー!男は凹んで大きくなるものなのサ!」
八千穂「うん、分かった九チャン!」
皆守「・・いっそ一思いに殴ってくれ・・・・」
はてさて、4周分の恨みを持ち越され、利子だけで相当な量になりそうな皆守甲太郎の運命や如何に。
『再装填』いよいよ次回から探索開始だ、ゲットトレジャー!
九龍「や、その前に基本としてロックフォード・アドベンチャーをクリアしないとイカンのですがナ」
皆守「生殺しだー!!!ひーちゃーん!!俺が悪かったぁぁー!帰ってきてくれーーーー!!」
八千穂「なんだか家出人の公開操作番組みたいになってきたねー」
さてそんな頃、天香学園音楽室では。
取手「ど・・どうしよう・・・僕もなにか考えておかないと・・・」
最初の区画の執行委員が真面目なキャラ性に沿って苦悩しておりました。
はたしてどうなるやら。以下毎度おなじみ次回へ続きます。
《その頃の2周目の人》
?「・・・・・・なんだろう、妙に寛ぐんだけどその分妙に罪悪感が騒ぐというかなんというかなこの気分は・・・????」
?『(・・・気配は元から断たないといけないのかもね)』
?「・・・うーん、どこからか殺気も・・・・????」
この日記は九龍再装填のネタバレ満載プレイ日記・・というかネタ日記です。黄の人もいますし登場人物もギャグとネタに走ってます。どうか不愉快にならないよう【自己責任で】お読み下さいね。
2004年9月末。
日本・新宿・・・・・・・・。
九龍「おお着いたー!!!」
天香学園前。
九龍「むう、懐かしいナ・・本来ならば2006年で立派に成人してる今日この頃デスが、また2004年ピチピチ18歳《転校生》としてこの俺が降臨しようとは。うーらの墓場にー隠さーれたー♪古代の遺跡が俺を呼んでーるぜー!!イエー!!」
皆守「おい、校門の前で機密事項を歌ってる馬鹿を誰かなんとかしろ」
阿門「《転校生》か・・・」
はてさて、ようやっと主人公・葉佩九龍がメイン舞台天香学園に到着致しまして、物語も本格的にスタートでございます。
早速ツッコミとお約束台詞も入ります。
皆守「ツッコミしてるわけじゃねぇ!」
阿門「《お約束》か・・・・」
皆守「・・・阿門、お前までボケるなよ?グレるからな?」
双樹「今更グレたって何も変わらないわよねぇ」
神鳳「まったくです」
皆守「くッ・・・」
《生徒会》もこぞってお出迎え。
夷澤「ちょっと待って下さいよ!なにシカトしてんですか!俺は!?」
皆守「お前補佐だろ」
双樹「だって補佐だものねぇ」
神鳳「補佐ですしね」
阿門「所詮《補佐》か・・・」
夷澤「アンタら嫌がらせかーーーー!!」
九龍「やー変わんナイのナ、このノリ!」
《再装填》ですから。
九龍「そんなワケで《転校生》の葉佩九龍でーっす」
雛川「九龍く・・・じゃなくて葉佩君は、おうちの都合でこの学園に転校してきました。みんな仲良く・・・は、大丈夫よね?」
九龍「そりゃもう5回目ともなれば余裕デス!」
雛川「じゃあ九・・じゃなくて葉佩君の席は・・」
八千穂「九チャーーーーーン!!!」
九龍「やっちーーーーーーー!!!」
(がっしと握手)
八千穂「初めましてひっさしぶり九チャンーー!!仲良くしようねまたよろしくねーーーー!!」
九龍「初めまして元気だったかやっちーーーー!!こちらこそ仲良くしてネってかまた一緒に夜の墓場で探索三昧楽しいナでヨロシクーーーー!!!」
皆守「お前ら少しは本音を隠せぇぇぇ!!初対面の挨拶の後に全部ダダ漏れしてるだろうがぁ!!!」
雛川「あら、皆守君。まだ出番は早いのに、待ちきれなかったのね?」
八千穂「えッへへッ!皆守クンったら〜」
九龍「よお相関図《親友》。そんなに俺に会いたかったとは知らなかったヨ!初めましてヨロシクな元気してたー?」
皆守「ああ畜生色々違うーーーーーーーーーーーーー!!」
九龍「はっはっは、相も変わらず属性ツッコミだナ!甲やん!」
八千穂「ほらほらー、皆守クン!屋上でスタンバってくれないと話が進まないよッ!早く早くー」
皆守「くッ・・・くそぉぉぉお!!なんで俺ばかりこんな目に・・・!(泣きながら屋上までダッシュ)」
いや《再装填》ですから。
九龍「ところで八千穂さん、今回の《再装填》にあたり俺はバディを全員揃えて頑張る心づもりでござんすが、それに際してお頼み申したいハナシが」
八千穂「どしたの?九チャンたら改まって。あ、もしかして噂の新しいバディさんのこと?あたしにできることだったら何でも手伝ってあげるよ?」
九龍「おお、流石やっちー!!じゃあ早速ここで!」
八千穂「ここ?・・・って購買?」
九龍「堺のじいちゃんゲットのためにヒロインパンチラを拝みたいの・・・!」
八千穂「!」
堺「おお!待ちかねたわい九龍ー!」
八千穂「九チャンの・・・馬鹿ぁぁぁぁ!!!!」
(回し蹴り炸裂)
九龍&堺「ぐわはァ!!!」
堺「・・・み・・緑・・・・」
九龍「い、いや、青・・・・」
八千穂「まったくもう!!」
・・・いや、《再装填》ですから。
皆守「はぁぁぁぁ・・また騒々しいのが聞こえてくる・・。俺は・・・俺は・・・こんなことのためにここにいるわけじゃ・・」
いや、諦めろ皆守、《再装填》だから。
九龍「そーだヨ、諦めろヨ。今回のお前の存在は全国の九龍無印プレイヤーの共通の願い『貴様をぶん殴る』の為だけに存在してるんだしサ」
八千穂「うんうん、男ならガツンと殴られないとね!皆守クン!ファイト!」
皆守「そんな励ましはいらねぇーーー!」
雛川「・・やっぱり葉佩君がいると明るさが違いますね」
瑞麗「『明るさ』だけだがな。・・まぁいいさ、『2周目』になればいやでも落ち着くだろうし」
雛川「そうですね。・・みんな、本当は早く会いたくてわざと明るく振舞ってるのかもしれませんね・・」
瑞麗「(・・それはどうかな・・)」
皆守「んなワケあるかぁぁぁ!!」
その通り。タガがないだけです。
九龍「タガとは失礼ナ!」
失礼。
お母さんがいないだけです。
九龍「よしオッケ!」
八千穂「うんうん!」
皆守「オッケーなのか・・・まぁ否定はできないが・・」
そんなこんなで再び天香学園に帰ってきた葉佩九龍。
今更正体もスッキリバレているので明日からいよいよ墓場の探索開始です。どうするどうなる5度目にして最初の任務。
以下同様に次回へ続きます。
九龍「あ、いっけねプリクラ前回の貼りっぱなしだったヨ。《再装填》用に生徒手帳新調しとかんとナ」
八千穂「あれ?なんでここだけ空いてるの?」
九龍「う・・・そこはヒナ先生の・・・・」
皆守「ああ、4周目は『葉佩』だったからバディにし損ねたのか」
九龍「ううう、ヒナ先生は兄ちゃんがいないと駄目なんだ〜」
雛川「あら、今回は夜会話が追加されてるから難易度は低いのよ?頑張って、九龍君!」
九龍「おお!そうか!俺頑張りますヒナ先生ー!」
皆守「・・・・天然なのか大人の余裕なのか・・」
八千穂「難しいところだよねぇ」
雛川「ふふっ」
九龍「見てて兄ちゃん!俺は立派に1周目をクリアしてアイテムごっそりで迎えに行くかんネーーー!!」
《その頃の2周目の人》
?「・・・うーん」
?『どうしたんだい、考え込んで』
?「龍脈も少し落ち着いたし、日本に戻るのはいいんだけど・・なんだか戻ったら戻ったで不本意な目に合いそうな予感がするんだよな・・」
?『心配要らないよ。何かあっても僕たちがいる。もう二度と君を危険な目に合わせたりはしないさ』
?「はは、ごめん変なこと言って。俺の方こそみんなを危険に巻き込むような真似はしないよ」
?『そう・・たとえそれが取引相手でも・・君に不快な思いをさせるというなら切って捨てるまで・・・』
?「え?何?なんか言ったか?」
2004年9月末。
日本・新宿・・・・・・・・。
九龍「おお着いたー!!!」
天香学園前。
九龍「むう、懐かしいナ・・本来ならば2006年で立派に成人してる今日この頃デスが、また2004年ピチピチ18歳《転校生》としてこの俺が降臨しようとは。うーらの墓場にー隠さーれたー♪古代の遺跡が俺を呼んでーるぜー!!イエー!!」
皆守「おい、校門の前で機密事項を歌ってる馬鹿を誰かなんとかしろ」
阿門「《転校生》か・・・」
はてさて、ようやっと主人公・葉佩九龍がメイン舞台天香学園に到着致しまして、物語も本格的にスタートでございます。
早速ツッコミとお約束台詞も入ります。
皆守「ツッコミしてるわけじゃねぇ!」
阿門「《お約束》か・・・・」
皆守「・・・阿門、お前までボケるなよ?グレるからな?」
双樹「今更グレたって何も変わらないわよねぇ」
神鳳「まったくです」
皆守「くッ・・・」
《生徒会》もこぞってお出迎え。
夷澤「ちょっと待って下さいよ!なにシカトしてんですか!俺は!?」
皆守「お前補佐だろ」
双樹「だって補佐だものねぇ」
神鳳「補佐ですしね」
阿門「所詮《補佐》か・・・」
夷澤「アンタら嫌がらせかーーーー!!」
九龍「やー変わんナイのナ、このノリ!」
《再装填》ですから。
九龍「そんなワケで《転校生》の葉佩九龍でーっす」
雛川「九龍く・・・じゃなくて葉佩君は、おうちの都合でこの学園に転校してきました。みんな仲良く・・・は、大丈夫よね?」
九龍「そりゃもう5回目ともなれば余裕デス!」
雛川「じゃあ九・・じゃなくて葉佩君の席は・・」
八千穂「九チャーーーーーン!!!」
九龍「やっちーーーーーーー!!!」
(がっしと握手)
八千穂「初めましてひっさしぶり九チャンーー!!仲良くしようねまたよろしくねーーーー!!」
九龍「初めまして元気だったかやっちーーーー!!こちらこそ仲良くしてネってかまた一緒に夜の墓場で探索三昧楽しいナでヨロシクーーーー!!!」
皆守「お前ら少しは本音を隠せぇぇぇ!!初対面の挨拶の後に全部ダダ漏れしてるだろうがぁ!!!」
雛川「あら、皆守君。まだ出番は早いのに、待ちきれなかったのね?」
八千穂「えッへへッ!皆守クンったら〜」
九龍「よお相関図《親友》。そんなに俺に会いたかったとは知らなかったヨ!初めましてヨロシクな元気してたー?」
皆守「ああ畜生色々違うーーーーーーーーーーーーー!!」
九龍「はっはっは、相も変わらず属性ツッコミだナ!甲やん!」
八千穂「ほらほらー、皆守クン!屋上でスタンバってくれないと話が進まないよッ!早く早くー」
皆守「くッ・・・くそぉぉぉお!!なんで俺ばかりこんな目に・・・!(泣きながら屋上までダッシュ)」
いや《再装填》ですから。
九龍「ところで八千穂さん、今回の《再装填》にあたり俺はバディを全員揃えて頑張る心づもりでござんすが、それに際してお頼み申したいハナシが」
八千穂「どしたの?九チャンたら改まって。あ、もしかして噂の新しいバディさんのこと?あたしにできることだったら何でも手伝ってあげるよ?」
九龍「おお、流石やっちー!!じゃあ早速ここで!」
八千穂「ここ?・・・って購買?」
九龍「堺のじいちゃんゲットのためにヒロインパンチラを拝みたいの・・・!」
八千穂「!」
堺「おお!待ちかねたわい九龍ー!」
八千穂「九チャンの・・・馬鹿ぁぁぁぁ!!!!」
(回し蹴り炸裂)
九龍&堺「ぐわはァ!!!」
堺「・・・み・・緑・・・・」
九龍「い、いや、青・・・・」
八千穂「まったくもう!!」
・・・いや、《再装填》ですから。
皆守「はぁぁぁぁ・・また騒々しいのが聞こえてくる・・。俺は・・・俺は・・・こんなことのためにここにいるわけじゃ・・」
いや、諦めろ皆守、《再装填》だから。
九龍「そーだヨ、諦めろヨ。今回のお前の存在は全国の九龍無印プレイヤーの共通の願い『貴様をぶん殴る』の為だけに存在してるんだしサ」
八千穂「うんうん、男ならガツンと殴られないとね!皆守クン!ファイト!」
皆守「そんな励ましはいらねぇーーー!」
雛川「・・やっぱり葉佩君がいると明るさが違いますね」
瑞麗「『明るさ』だけだがな。・・まぁいいさ、『2周目』になればいやでも落ち着くだろうし」
雛川「そうですね。・・みんな、本当は早く会いたくてわざと明るく振舞ってるのかもしれませんね・・」
瑞麗「(・・それはどうかな・・)」
皆守「んなワケあるかぁぁぁ!!」
その通り。タガがないだけです。
九龍「タガとは失礼ナ!」
失礼。
お母さんがいないだけです。
九龍「よしオッケ!」
八千穂「うんうん!」
皆守「オッケーなのか・・・まぁ否定はできないが・・」
そんなこんなで再び天香学園に帰ってきた葉佩九龍。
今更正体もスッキリバレているので明日からいよいよ墓場の探索開始です。どうするどうなる5度目にして最初の任務。
以下同様に次回へ続きます。
九龍「あ、いっけねプリクラ前回の貼りっぱなしだったヨ。《再装填》用に生徒手帳新調しとかんとナ」
八千穂「あれ?なんでここだけ空いてるの?」
九龍「う・・・そこはヒナ先生の・・・・」
皆守「ああ、4周目は『葉佩』だったからバディにし損ねたのか」
九龍「ううう、ヒナ先生は兄ちゃんがいないと駄目なんだ〜」
雛川「あら、今回は夜会話が追加されてるから難易度は低いのよ?頑張って、九龍君!」
九龍「おお!そうか!俺頑張りますヒナ先生ー!」
皆守「・・・・天然なのか大人の余裕なのか・・」
八千穂「難しいところだよねぇ」
雛川「ふふっ」
九龍「見てて兄ちゃん!俺は立派に1周目をクリアしてアイテムごっそりで迎えに行くかんネーーー!!」
《その頃の2周目の人》
?「・・・うーん」
?『どうしたんだい、考え込んで』
?「龍脈も少し落ち着いたし、日本に戻るのはいいんだけど・・なんだか戻ったら戻ったで不本意な目に合いそうな予感がするんだよな・・」
?『心配要らないよ。何かあっても僕たちがいる。もう二度と君を危険な目に合わせたりはしないさ』
?「はは、ごめん変なこと言って。俺の方こそみんなを危険に巻き込むような真似はしないよ」
?『そう・・たとえそれが取引相手でも・・君に不快な思いをさせるというなら切って捨てるまで・・・』
?「え?何?なんか言ったか?」
この日記は九龍再装填のネタバレ満載プレイ日記・・というかネタ日記です。黄の人もいますし登場人物もギャグとネタに走ってます。どうか不愉快にならないよう【自己責任で】お読み下さいね。
2004年9月。
再びエジプト・しかし周囲はどこまでも砂漠。
サラー「遭難したようじゃの」
九龍「そうなんです」
サラー「・・言っとくが今のわしらの会話、日本語ではないぞ。確実に今お前さんスベッとるからな」
九龍「ぬお!?しまったつい日本語表記に騙されて!」
辛くも(?)レリックドーンの魔手から逃れた2人は、熱砂の砂漠で遭難しつつもそんな能天気な会話を続けておりました。
九龍「まー救出されんの前提遭難だかんネ」
サラー「お前さんは本当に頭がお気楽じゃのう・・・」
九龍「いやいや、サラーさんもなかなかのモンで」
サラー「いや、わしは倒れんと救出来んからそれなりにキツいわい」
看護婦「・・・とか言ってますがどうしますか先生?」
医師「まぁ設定上仕方あるまいよ。ふぉふぉふぉ、もう少し経ってから救出しなさい」
看護婦「まったくもう・・早く倒れればいいのに!」
特記事項・どこも能天気(同レベル)です。
九龍「というわけで救出されまして」
看護婦「まったくもう・・・!」
医師「ふぉふぉふぉ、ではもうわかっていると思うが・・」
九龍「オッケー次の依頼ですナ!」
医師「新宿の」
九龍「きたきたきたーーーーー!!」
医師「桜ヶ丘病院に看護士見習いとして潜入じゃ。この書類を記入してくれたまえ」
九龍「なんですとォォォォォォ!?」
医師「・・・・というのは冗談で、本当は天香学園じゃ」
看護婦「先生・・・・・」
九龍「あわわわ、マジ焦った!!《九龍妖魔病院紀》とかになるのかと思ったヨ!!」
特記事項・ネタをやらないと目立てないのでみんな必死です。
九龍「うーむ、やられた・・。こんな前フリ部分ですらこの緊張感・・天香に行ったらさぞや皆がネタを振るべく待ち構えていると見た!!負けぬ!負けませんヨ俺!見ていて兄ちゃん!2周目にいくその日まで、主役は俺だーーーー!」
?「・・・・・どっかの頭が温かい馬鹿ハンターかなんか喚いてる気がしてきた・・・」
?「やっだなぁ皆守クン!まだ出番早いよもうー目立とうと思ってー!」
皆守「お前な八千穂・・人物名部分の『?』の意味がまったく無いだろうが!というか目立とうとしたわけじゃねぇ!」
八千穂「おー、早速ツッコミの練習だねッ!あたしも負けないよー!早く九チャン来るといいねッ!2周目はひーちゃんもくるし、もー楽しみ!!」
皆守「く・・・またツッコミ不在の日々が始まるのか・・・しかも今回は九ちゃん1人、暴走留まること知らず・・・助けてくれひーちゃん・・・!!」
さてはて、やっと天香潜入任務にありつきました葉佩九龍。
初めて出会う懐かしい仲間(色々矛盾)との再会(更に矛盾)や如何に?以下またも適当に次回へ続きます。
九龍「・・・ところで俺、無印の時成績表どんな感じで記入しましたかネ?」
医師「ほれ、この本を読みなさい」
九龍「おお!それは俺の中の人が最初に出した同人誌(主人公データ付)!しかもその台詞はつくみんスキルボイス!フッ、なかなかやりますナ、ドクター・・・」
医師「ふぉふぉふぉ・・・」
看護婦「先生・・・・・・」
皆守「あーもー俺はツッコミしねぇー!しねぇぞー!!こんな負担の大きな話があるかー!!!需要供給のバランスはどうしたー!」
八千穂「うんうん、皆守クンってばはりきってるねッ!」
皆守「違うッ!!ひーちゃんー!!!どうにかしろーーー!」
《その頃の2周目の人》
?「・・・・?」
?『どないしたんやアニキ?』
?「いや・・なんだかまたしても何処かで誰かに呼ばれたような・・・しかも今回はかなり切羽詰った気配だったような・・」
?『あはは、知らんもんまで心配するなんてホンマにアニキはええお人やなーvまぁそないなこと気にせんと、それより年末の話なんやけどな?会場はやっぱり陰陽師の兄ちゃんとこで決定みたいやでー』
?「そうか・・。まぁ、あそこの結界なら俺が行っても滅多なことは無いだろうし、安心かな」
?『せやろせやろ?わー楽しみやなー!ひっさしぶりにアニキが日本に戻るんやもんなー!』
?「・・・・・・(久し振り?・・・そうだっけ・・・・??)」
2004年9月。
再びエジプト・しかし周囲はどこまでも砂漠。
サラー「遭難したようじゃの」
九龍「そうなんです」
サラー「・・言っとくが今のわしらの会話、日本語ではないぞ。確実に今お前さんスベッとるからな」
九龍「ぬお!?しまったつい日本語表記に騙されて!」
辛くも(?)レリックドーンの魔手から逃れた2人は、熱砂の砂漠で遭難しつつもそんな能天気な会話を続けておりました。
九龍「まー救出されんの前提遭難だかんネ」
サラー「お前さんは本当に頭がお気楽じゃのう・・・」
九龍「いやいや、サラーさんもなかなかのモンで」
サラー「いや、わしは倒れんと救出来んからそれなりにキツいわい」
看護婦「・・・とか言ってますがどうしますか先生?」
医師「まぁ設定上仕方あるまいよ。ふぉふぉふぉ、もう少し経ってから救出しなさい」
看護婦「まったくもう・・早く倒れればいいのに!」
特記事項・どこも能天気(同レベル)です。
九龍「というわけで救出されまして」
看護婦「まったくもう・・・!」
医師「ふぉふぉふぉ、ではもうわかっていると思うが・・」
九龍「オッケー次の依頼ですナ!」
医師「新宿の」
九龍「きたきたきたーーーーー!!」
医師「桜ヶ丘病院に看護士見習いとして潜入じゃ。この書類を記入してくれたまえ」
九龍「なんですとォォォォォォ!?」
医師「・・・・というのは冗談で、本当は天香学園じゃ」
看護婦「先生・・・・・」
九龍「あわわわ、マジ焦った!!《九龍妖魔病院紀》とかになるのかと思ったヨ!!」
特記事項・ネタをやらないと目立てないのでみんな必死です。
九龍「うーむ、やられた・・。こんな前フリ部分ですらこの緊張感・・天香に行ったらさぞや皆がネタを振るべく待ち構えていると見た!!負けぬ!負けませんヨ俺!見ていて兄ちゃん!2周目にいくその日まで、主役は俺だーーーー!」
?「・・・・・どっかの頭が温かい馬鹿ハンターかなんか喚いてる気がしてきた・・・」
?「やっだなぁ皆守クン!まだ出番早いよもうー目立とうと思ってー!」
皆守「お前な八千穂・・人物名部分の『?』の意味がまったく無いだろうが!というか目立とうとしたわけじゃねぇ!」
八千穂「おー、早速ツッコミの練習だねッ!あたしも負けないよー!早く九チャン来るといいねッ!2周目はひーちゃんもくるし、もー楽しみ!!」
皆守「く・・・またツッコミ不在の日々が始まるのか・・・しかも今回は九ちゃん1人、暴走留まること知らず・・・助けてくれひーちゃん・・・!!」
さてはて、やっと天香潜入任務にありつきました葉佩九龍。
初めて出会う懐かしい仲間(色々矛盾)との再会(更に矛盾)や如何に?以下またも適当に次回へ続きます。
九龍「・・・ところで俺、無印の時成績表どんな感じで記入しましたかネ?」
医師「ほれ、この本を読みなさい」
九龍「おお!それは俺の中の人が最初に出した同人誌(主人公データ付)!しかもその台詞はつくみんスキルボイス!フッ、なかなかやりますナ、ドクター・・・」
医師「ふぉふぉふぉ・・・」
看護婦「先生・・・・・・」
皆守「あーもー俺はツッコミしねぇー!しねぇぞー!!こんな負担の大きな話があるかー!!!需要供給のバランスはどうしたー!」
八千穂「うんうん、皆守クンってばはりきってるねッ!」
皆守「違うッ!!ひーちゃんー!!!どうにかしろーーー!」
《その頃の2周目の人》
?「・・・・?」
?『どないしたんやアニキ?』
?「いや・・なんだかまたしても何処かで誰かに呼ばれたような・・・しかも今回はかなり切羽詰った気配だったような・・」
?『あはは、知らんもんまで心配するなんてホンマにアニキはええお人やなーvまぁそないなこと気にせんと、それより年末の話なんやけどな?会場はやっぱり陰陽師の兄ちゃんとこで決定みたいやでー』
?「そうか・・。まぁ、あそこの結界なら俺が行っても滅多なことは無いだろうし、安心かな」
?『せやろせやろ?わー楽しみやなー!ひっさしぶりにアニキが日本に戻るんやもんなー!』
?「・・・・・・(久し振り?・・・そうだっけ・・・・??)」
この日記は九龍再装填のネタバレ満載プレイ日記・・というかネタ日記です。以下の閲覧時注意をご覧の上、【自己責任で】お読み下さい。
●どこまでもネタバレです。未プレイの方は本気で注意をお願いします。
●再装填1周目をメインのネタとして進みますので主役は葉佩です。が、勿論2周目の人がいることが前提となっております。以前書いていました「黄龍戦記」の続きのような内容になっておりますので、同シリーズを問題なく読んでくださってた方向けです。不快になりそうな方は即閲覧ストップでお願いします。
●あくまでネタでありギャグです。シリアスとかちゃんとしたプレイ日記をお求めの方にはあまりお勧めとは言えません。(苦笑)
●以上、覚悟はよろしいですか?(笑)OKの方のみレッツスクロール!
2004年9月。
エジプト・カイロ。
1人の若き《宝探し屋》が今、老練な案内人と共に初の遺跡に挑もうとしていた。
《宝探し屋》の名は葉佩九龍・・・・。
九龍「・・・・・・・・・・」
サラー「・・・どうしたんじゃ、これからいよいよ初任務だというのにその凹んだ様子は」
九龍「れ・・・」
サラー「れ?」
九龍「レリックどんが来ねぇーーーーー!!!」
サラー「・・・・・は?」
九龍「なんで俺フツーにヘラクレイオンの遺跡辿りついてっかナ!?追われてぶつかって人違いは!?H.A.N.T落としてさぁ大変!新宿でドッキリ再会編は!?」
サラー「・・・いや、お主《再装填》は初めてじゃろが。どんなに頑張って無印セーブデータの入ったメモリーカード使おうとも《九》の字は撃てんよ」
九龍「うっわぁぁなにソレ!ロゼッタからんなコト聞いてないヨ!?」
サラー「人違い前提で新人送り出す組織があるか!(多分)・・・いいからお前さんは大人しく一周目の任務をこなすんじゃ。《九》が撃てるかどうかは結局お主の努力にかかっとるんじゃぞ」
九龍「ぬお!そういやそうデシタ・・・ふむふむ、しかも今回はアイテムも持ち越し可能とナ!?俺のゲットレが全てラブラブ共有財産に!?」
サラー「わかったら往け!若き《宝探し屋》よ!」
九龍「おうさーー!」
こうして幕を開けた葉佩の大冒険(?)ですが。
サラー「こりゃ!仕掛けがわかっとるからといって碑文を無視するんでない!」
九龍「だって面倒だヨ〜。H.A.N.Tの使い方だってもー無印の時に4周(うち2周はツインドラゴンで)天香遺跡周った俺には今更ジローのコータローですヨ・・・・」
サラー「屁理屈言わんで新米らしくしとかんかい!」
ごん!(スキル「石を投げる」)
九龍「うう、トトー、お前のお父っつあんは再装填らしさをさりげなく強調してるヨ〜」
この上なくぐだぐだ進行しておりました。
なんとなく罠解除、なんとなくワイヤー発射、なんとなく調合、なんとなくバトル、のなんとなくづくし。
九龍「や、しっかし意外と覚えてるもんですネ、敵の弱点。アヌビスも1ターンキルですヨ」
サラー「その点は評価じゃな」
九龍「んじゃまぁ秘宝も持ったし、レリックどんトコのおじじからかってから砂漠横断して救助待ちます?」
サラー「・・お主な、もう少し言葉をオブラートに包んでから発言せぇよ」
九龍「だって再装填ってもー《再》付いてるし。システム上は初任務でも俺の心は5周目だぜイエー!みたいナ」
サラー「あーあー、もうええわい。早く2周目の方が来んかのー」
九龍「それこそ俺の願ったり叶ったりなんデスがネー」
謎の老人「・・・・・・いーからお前ら早く出て来ーーーーい!」
そんなこんなで再装填した葉佩九龍。
しかし結構ぐだぐだだ!天香の明日はどうなりますやら。以下次回へ続きます。
《その頃の2周目の人》
?「・・・・?」
?『おー、どうした?いきなり黙り込んで』
?「いや・・なんか何処かで呼ばれたような・・・」
?『おいおい、俺たちが留守してる間にまーた厄介ごとに巻き込まれてんじゃねェぞ?』
?「あはは、そうそう簡単に巻き込まれたりしないって」
?『(・・・・こいつは無自覚なのが一番おっかねェな・・)』
●どこまでもネタバレです。未プレイの方は本気で注意をお願いします。
●再装填1周目をメインのネタとして進みますので主役は葉佩です。が、勿論2周目の人がいることが前提となっております。以前書いていました「黄龍戦記」の続きのような内容になっておりますので、同シリーズを問題なく読んでくださってた方向けです。不快になりそうな方は即閲覧ストップでお願いします。
●あくまでネタでありギャグです。シリアスとかちゃんとしたプレイ日記をお求めの方にはあまりお勧めとは言えません。(苦笑)
●以上、覚悟はよろしいですか?(笑)OKの方のみレッツスクロール!
2004年9月。
エジプト・カイロ。
1人の若き《宝探し屋》が今、老練な案内人と共に初の遺跡に挑もうとしていた。
《宝探し屋》の名は葉佩九龍・・・・。
九龍「・・・・・・・・・・」
サラー「・・・どうしたんじゃ、これからいよいよ初任務だというのにその凹んだ様子は」
九龍「れ・・・」
サラー「れ?」
九龍「レリックどんが来ねぇーーーーー!!!」
サラー「・・・・・は?」
九龍「なんで俺フツーにヘラクレイオンの遺跡辿りついてっかナ!?追われてぶつかって人違いは!?H.A.N.T落としてさぁ大変!新宿でドッキリ再会編は!?」
サラー「・・・いや、お主《再装填》は初めてじゃろが。どんなに頑張って無印セーブデータの入ったメモリーカード使おうとも《九》の字は撃てんよ」
九龍「うっわぁぁなにソレ!ロゼッタからんなコト聞いてないヨ!?」
サラー「人違い前提で新人送り出す組織があるか!(多分)・・・いいからお前さんは大人しく一周目の任務をこなすんじゃ。《九》が撃てるかどうかは結局お主の努力にかかっとるんじゃぞ」
九龍「ぬお!そういやそうデシタ・・・ふむふむ、しかも今回はアイテムも持ち越し可能とナ!?俺のゲットレが全てラブラブ共有財産に!?」
サラー「わかったら往け!若き《宝探し屋》よ!」
九龍「おうさーー!」
こうして幕を開けた葉佩の大冒険(?)ですが。
サラー「こりゃ!仕掛けがわかっとるからといって碑文を無視するんでない!」
九龍「だって面倒だヨ〜。H.A.N.Tの使い方だってもー無印の時に4周(うち2周はツインドラゴンで)天香遺跡周った俺には今更ジローのコータローですヨ・・・・」
サラー「屁理屈言わんで新米らしくしとかんかい!」
ごん!(スキル「石を投げる」)
九龍「うう、トトー、お前のお父っつあんは再装填らしさをさりげなく強調してるヨ〜」
この上なくぐだぐだ進行しておりました。
なんとなく罠解除、なんとなくワイヤー発射、なんとなく調合、なんとなくバトル、のなんとなくづくし。
九龍「や、しっかし意外と覚えてるもんですネ、敵の弱点。アヌビスも1ターンキルですヨ」
サラー「その点は評価じゃな」
九龍「んじゃまぁ秘宝も持ったし、レリックどんトコのおじじからかってから砂漠横断して救助待ちます?」
サラー「・・お主な、もう少し言葉をオブラートに包んでから発言せぇよ」
九龍「だって再装填ってもー《再》付いてるし。システム上は初任務でも俺の心は5周目だぜイエー!みたいナ」
サラー「あーあー、もうええわい。早く2周目の方が来んかのー」
九龍「それこそ俺の願ったり叶ったりなんデスがネー」
謎の老人「・・・・・・いーからお前ら早く出て来ーーーーい!」
そんなこんなで再装填した葉佩九龍。
しかし結構ぐだぐだだ!天香の明日はどうなりますやら。以下次回へ続きます。
《その頃の2周目の人》
?「・・・・?」
?『おー、どうした?いきなり黙り込んで』
?「いや・・なんか何処かで呼ばれたような・・・」
?『おいおい、俺たちが留守してる間にまーた厄介ごとに巻き込まれてんじゃねェぞ?』
?「あはは、そうそう簡単に巻き込まれたりしないって」
?『(・・・・こいつは無自覚なのが一番おっかねェな・・)』
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久々ひー兄ちゃんばーじょん黄龍戦記・こっそり番外編。いやバレンタインになんも企画できなかったんで・・・。
※遅くなってごめんなさい。この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記よ。ネタバレや本来のゲーム内には無い創作設定が多いので、閲覧には注意してね。うふふ・・(美里)
※※※※※※※※
九龍「えー、そんな訳で完結と言いつつ久々にこんなとこで番外小ネタなワケです黄龍戦記だイエー!!」
八千穂「いえー!!どんどんぱふぱふー!!」
皆守「・・お前らこっちのシリーズだと更にテンション高いな・・」
九龍「おいおい甲やん、それはいいっこなしヨ!実際あっちの九龍と俺は似てるけど基本的に別人だかんネ!やっちーや甲やんもそうだろヨ?」
八千穂「うんうん」
皆守「まぁな。・・いやそれはともかく、今日は一体何なんだ?」
九龍「ふふふ、今日は特別企画!ひー兄ちゃんの2/14を追え!だヨ!まぁとくと見るがいいヨひー兄ちゃんのモテ王っぷりを!」
皆守「・・だから何でお前が自慢げなんだ」
そんな訳でここで時間はちょっと戻って黄龍様2005年のバレンタインはどうだったのかを今更番外編でこっそりお届け。
さて、昨年末(誕生日前)に無事天香での戦いを終え、かつての仲間達の下へ戻った龍麻さん。2/14には何をやってたかと言いますと。
舞子「待ってェダーリン〜」
藤咲「んもう龍麻ったら・・これ以上焦らさないでよ、じゃないとあたし・・・」
芙蓉「御主人様・・何処に?」
・・・・いつもの如くでした。
年明け後2ヶ月、実家に帰ったり恩師、老人、仲間その他もろもろ挨拶回りや久し振りに実家(岩手)に帰省し義理の両親と義理の兄夫婦にさんざん構われたりと忙しなく、結局しばらく日本生活の黄龍様。本日2/14は当然の如くあちこちで追っかけまわされです。
龍麻「・・・・・・・・・・・(タメイキ)」
村雨「おいおい、贅沢なため息吐くねェ先生」
京一「ま、追っかけまわしてるメンツを考えるとひーちゃんの気持ちも分からねェこともねェんだけどな」
霧島「相変わらず龍麻先輩はすごいですねッ!僕、改めて尊敬しますッ!!」
弦月「って何をやねん!」(ばしッ)
で、黄龍様がここにいるなら当然居ます相棒&弟(中国産)。
すっかり蓬莱寺家から放逐された感の京一さんと、アニキと再会するまでまた中央公園結界内ホー○レスだった弦月さんは、龍麻さんが高校時代一人暮らししてたマンションに一時帰宅したのをいいことにあっさり居候。ついでに御門のとこ追ん出された村雨さんも居候です。無論他の野郎連中も年中遊びに来るので一気に6年前の人口密度。寮を出たのに結局面倒見る相手の年齢層が上がっただけです龍麻さん。
龍麻「・・・・・・なんでだ・・?」
・・それは魔人仲間のノリが6年前と同レベルだからですかねぇ・・。
とはいえ3ヶ月ですっかり持ち前の母属性に磨きのかかった黄龍様。割と普通に馴染んでるみたいですが。
雨紋「けど龍麻サン、なんで逃げ回ってンだよ?・・そりゃまァ、ちょいとおっかねェけど・・チョコくらい前ン時も大騒ぎだったけど、結局平気で貰ってたろ?」
アラン「オウ、アノ時は凄かったデース!アミーゴの部屋、チョコでカンパイデシタ!」
弦月「ってそらカンパイやのうて『いっぱい』やろ!」
紅井「おお!流石ブルーとイエローだな!絶妙のコンビネーションだぜ!」
黒崎「フッ、これぞ変わらぬ友情というやつだ!」
如月「・・・いい加減に漫才はやめてくれないかな」
紫暮「なんだなんだ、相変わらず笑いには厳しいな如月は!はっつはっは!」
壬生「・・・別に厳しいわけじゃないと思いますけどね」
醍醐「おいおい、放って置くとどこまでも話が脱線するな」
御門「まったく、騒々しいことこの上ありませんね」
弦月「ってあんさんもちゃっかりおるやんか!」
如月「・・・・・・・・」
京一「おい劉ッ、亀の頭からケムリ出てんぞ。てかひーちゃん、おめェもぼーっと聞いてねェでつっこめッて」
とまぁみっちり野郎集団勢ぞろいの中、黄龍様は。
龍麻「(・・久し振りに聞くと本当にアランとトトって似たタイプだなぁ)」
とかボケたことを考えていたりしましたがそれは置いといて。
龍麻「・・いや、実は・・」
かくかくしかじか。
京一「なにィ!?」
弦月「アニキに一番早くチョコを渡した相手の!?」
如月「言うことをなんでも聞くと約束した、だって!?」
野郎全員「えええ!?」
龍麻「・・いや、別に俺が約束した訳じゃないんだけど」
天香の壁の外に出てきて早2ヶ月半、そろそろ周囲の怒りも収まったかと思いきや、女性陣は未だになかなか戻ってきてくれなかった黄龍におかんむりのご様子。とはいえ天香にいた所為というよりそれは6年間の世界放浪(拠点中国)の所為でしょうが・・・。
龍麻「そんなわけで、俺が一番最初にチョコを受け取った相手の言うことをなんでも聞けばいい加減勘弁してやろうってことらしいんだけど・・そうは言っても誰か一人の言うことを聞いて他のみんなを蔑ろにするわけにもいかないだろ。どうしようかと・・・・?」
話の途中の龍麻さんの肩をおもむろに村雨が叩きました。
龍麻「祇孔?」
村雨「いやぁ話の途中で悪いな先生。ちょっと忘れてたんだが、さっきパチンコで色々取って来たんでな、家主に謹んで進呈しとくぜ」
龍麻「ああ、ありがとう。随分食料品取ってきたんだな・・・」
戦利品の袋に手を伸ばしかけた、その瞬間。
如月「邪妖滅殺ゥゥ!!」
壬生「鎮魂歌を聴くがいいッ!!」
京一「剣聖ッ!天地無双ォォォ!!」
村雨「ちッ!五光狂幻殺ッ!!」
龍麻「わぁぁ!?」
いきなり奥義×4(3対1)炸裂に、飛び散る袋の中身、半壊するテーブル、びっくり黄龍。
醍醐「な、なんだ!?」
紅井「おおお!?まさか村雨は花札星人の変装だったのかッ!?」
黒崎「フッ、道理でフケ過ぎていると思ったッ!」
村雨「誰がだ誰がッ!」
雨紋「・・あンたらボケてンのに人の傷抉ンのは上手いのな・・」
そんな阿呆な会話を余所に、散らばった食料品の中からある物のカケラを拾い上げる御門。
御門「ほほう・・そういうことですか、村雨」
アラン「OH?・・ソレ・・チョコレートデスカ?」
霧島「板チョコ・・ですね。袋の中に入って・・・ああああ!村雨さんまさか!」
村雨「へッ、見破られるたァついてねェな」
京一「やっぱりてめェ、ひーちゃんにチョコ渡して言うこと聞かせようてェ腹づもりだったなァ!」
紫暮「なんだと!?」
醍醐「なに!?」
村雨「まァそういうこった。折角東京くんだりまで戻ってきたんだしな。ここらでツキのねェ相棒はお払い箱にして、俺と組むのが当たりってモンだろ先生?」
壬生「・・捨てる点には賛成しますが、新しい相棒案には同意しかねますね村雨さん・・」
京一「・・おいッ」
如月「その通り。単純に頭の悪い蓬莱寺君より、質が悪い所に連れて行かれる可能性が高いよ。そんなことは絶対に許すわけにはいかないね・・」
京一「てめぇら・・・!!」
御門「まったくです。馬鹿は馬鹿でも猿と狡猾な狒狒では厄介さが違いますからね」
京一「てッめェらァァァ!!!」
村雨「へッ、んな体裁のいい話で誤魔化すんじゃねェよ。つまるところ、お前さん方も狙いは一緒と見たぜ?」
壬・如・御「・・・・・」
弦月「え、え、え?まさかアンタら・・??」
霧島「そうか・・!龍麻先輩が『チョコを受け取った相手』ということは・・」
雨紋「別にオンナである必要は・・」
しーん。
・・・。
全員「わぁぁぁぁぁ!!」
一瞬静まりかえった室内に、次の瞬間爆発的な雄叫びが沸き起こり、地面に散らばったチョコの欠片を拾い上げる野郎共が。
アラン「アミーゴ!ボクとイッショにメキシコ行きまショー!!」
黒崎「ちょっと待ったァァ!ひーちゃんはイギリスで俺と新たなるコスモの伝説を!」
紅井「待てェェ!師匠は俺と新宿と練馬の平和を守るために帰ってきたんだッ!」
紫暮「龍麻!お前の青春を俺と同じ職場にぶつけてみないか!」
如月「龍麻を危険な組織に勧誘しないで欲しいな紫暮!!龍麻!!僕と共に骨董品店を経営してみないか!?君が望むならロゼッタとの取引など蹴ってもかまわない!」
雨紋「いくら忍者でもそればっかりはダメだぜ如月さン!龍麻さン!『CROW』のボーカルの座はいつだって龍麻さンの為に空けてあンだぜ!!」
霧島「先輩!僕を先輩の相棒にしてください!」
京一「諸羽てっめェ!ひーちゃんの相棒は師匠のこの俺と決まってんだぞ!」
霧島「すみません京一先輩!でも京一先輩を師と仰ぐ以上、僕の目標は龍麻先輩の相棒になることなんです!!龍麻先輩を僕に下さい!」
京一「やれるかァァ!!!てかそもそもなんだその恐ろしい発言はァァァ!!」
壬生「・・・・龍麻・・僕は君の為ならM+Mを滅ぼしても・・」
醍醐「ちょ、ちょっと待てお前ら!龍麻にも龍麻の都合というものがあるだろう!!」
弦月「わー、醍醐はんだけが相変わらずマトモなお人や・・(涙)」
御門「まったくですね。しかしここでいい子にしていたところで何を得られるというのか」
村雨「へッ、珍しく意見が合うねェ御門ちゃんよ」
御門「フッ、意見が合ったからと言って仲良くする理由にはならないでしょうが・・」
村雨「そりゃあ当然だな・・」
弦月「ひー!!思いっきり花札と錫杖構えとるー!!」
てんやわんやの大混乱。
で、その中心の龍麻さんは。
龍麻「お・・」
全員「(ぎく・・)」
肩振るわせて怖い《氣》を発しておられました。
龍麻「お前ら・・」
京一「わ、ひ、ひーちゃん!?ほ、ほれ見ろ!お前らがつまんねェ事言い出すから!」
如月「た、龍麻!僕たちは何も無理強いしようと言うわけでは」
雨紋「そ、そうそう、龍麻さン!」
御門「ええ、悪いのは全部村雨で」
村雨「ち、ちょっと待て!便乗して騒いだのはお前らだぜ?なぁ先生?」
騒ぎ一転、罪の擦り付け合いになりました魔人男子集団を前に、黄龍様は床を指さし、一言。
龍麻「お前ら食料品を粗末にするなァァ!」
全員「だぁぁぁ!!」(一斉コケ)
弦月「ちゃうでアニキ!ツッコミ所そこ違うわァ!(汗)」
醍醐「・・・相変わらずだな龍麻・・・!」
一方その頃。
新宿区、真神學園では。
遠野「いい?ルールは正々堂々よッ!それからNGワードは『結婚して』『付き合って』『恋人にして』その他関係強要系だからねッ!」
藤咲「分かってるわよ。残念だけど・・そういうのは卑怯だものね。ふふ・・でもその代わり・・捕まえたら、みてらっしゃい龍麻・・v」
舞子「舞子ォ〜、ダーリンと遊園地行きたァい〜v」
マリィ「マリィは動物園ッ!」
裏密「うふふふ〜ミサちゃんはどうしよっかなァ〜。魔界巡り〜召喚魔法研究〜・・」
雪乃「(た・・龍麻くんが危ねェッ・・!なんとしてもここはオレが・・!)」
雛乃「(龍麻さんは命に代えても雛乃がお守り致します・・!)」
小蒔「ひーちゃんと・・ど、どうしよっかなボク・・へへッ・・v」
芙蓉「(御主人様と・・料理を・・・)」
桃香「燃えてきたわッ!次のショーにはグリーンと愛の大活躍よッ!!」
さやか「龍麻さんとデュエット・・夢みたい・・」
天野「あらあら・・厳しい戦いになりそうね・・」
美里「うふふ・・龍麻ったら」
比良坂「えへッ、龍麻さん・・今年こそ逃がしませんよ?」
犬神「(・・・・だからどうしてここでわざわざそんな恐ろしいミーティングをしなきゃならんのだ・・・?)」
マリア「(ウフフ・・まったくイケナイ子たちネ・・)」
犬神「(・・っておい!なんか戻って来てるぞ!?いいから早く逃げろ緋勇・・!!)」
なにやら更に大変な事態が勃発していたのでありました。
その時龍麻さんは!
龍麻「とっとと掃除機かける!あ、祇孔、壊れたテーブルゴミに出すから粗大ゴミシール買ってきてくれ」
村雨「へいへい・・・」
如月「ふッ、自業自得だね」
龍麻「翡翠、水拭き」
如月「・・・はい・・・」
掃除中でした。
さぁどうなる2005.2.14。
皆守「・・・で、どうなるんだ?」
九龍「・・次回へ続くんでないかネ?」
八千穂「えー!?あたし達の出番は!?あたしだってひーちゃんにチョコ渡したいもん!!」
九龍「フッフッフ、やっちー何かお忘れでないかネ?これは『黄龍妖魔學園紀』ですヨ?」
八千穂「あ!」
皆守「・・・フン・・なるほどな」
九龍「てなわけで、また次回!ってまぁソレがいつになるかは不明デスが」
皆・八「おい!!」
美里「(うふふ・・)」
比良坂「(えへッ・・・)」
九龍「・・・は、早いとイイネ!!出来るだけ!!(い、今なんか寒気が・・?)では、また次回に!!」
そんな訳で続きの予感。
ヒマな時にこっそりぼちぼち書きます。
感想とか来たら早く書くかも。ってそもそも誰も読んでないかと思うけども(笑)
※遅くなってごめんなさい。この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記よ。ネタバレや本来のゲーム内には無い創作設定が多いので、閲覧には注意してね。うふふ・・(美里)
※※※※※※※※
九龍「えー、そんな訳で完結と言いつつ久々にこんなとこで番外小ネタなワケです黄龍戦記だイエー!!」
八千穂「いえー!!どんどんぱふぱふー!!」
皆守「・・お前らこっちのシリーズだと更にテンション高いな・・」
九龍「おいおい甲やん、それはいいっこなしヨ!実際あっちの九龍と俺は似てるけど基本的に別人だかんネ!やっちーや甲やんもそうだろヨ?」
八千穂「うんうん」
皆守「まぁな。・・いやそれはともかく、今日は一体何なんだ?」
九龍「ふふふ、今日は特別企画!ひー兄ちゃんの2/14を追え!だヨ!まぁとくと見るがいいヨひー兄ちゃんのモテ王っぷりを!」
皆守「・・だから何でお前が自慢げなんだ」
そんな訳でここで時間はちょっと戻って黄龍様2005年のバレンタインはどうだったのかを今更番外編でこっそりお届け。
さて、昨年末(誕生日前)に無事天香での戦いを終え、かつての仲間達の下へ戻った龍麻さん。2/14には何をやってたかと言いますと。
舞子「待ってェダーリン〜」
藤咲「んもう龍麻ったら・・これ以上焦らさないでよ、じゃないとあたし・・・」
芙蓉「御主人様・・何処に?」
・・・・いつもの如くでした。
年明け後2ヶ月、実家に帰ったり恩師、老人、仲間その他もろもろ挨拶回りや久し振りに実家(岩手)に帰省し義理の両親と義理の兄夫婦にさんざん構われたりと忙しなく、結局しばらく日本生活の黄龍様。本日2/14は当然の如くあちこちで追っかけまわされです。
龍麻「・・・・・・・・・・・(タメイキ)」
村雨「おいおい、贅沢なため息吐くねェ先生」
京一「ま、追っかけまわしてるメンツを考えるとひーちゃんの気持ちも分からねェこともねェんだけどな」
霧島「相変わらず龍麻先輩はすごいですねッ!僕、改めて尊敬しますッ!!」
弦月「って何をやねん!」(ばしッ)
で、黄龍様がここにいるなら当然居ます相棒&弟(中国産)。
すっかり蓬莱寺家から放逐された感の京一さんと、アニキと再会するまでまた中央公園結界内ホー○レスだった弦月さんは、龍麻さんが高校時代一人暮らししてたマンションに一時帰宅したのをいいことにあっさり居候。ついでに御門のとこ追ん出された村雨さんも居候です。無論他の野郎連中も年中遊びに来るので一気に6年前の人口密度。寮を出たのに結局面倒見る相手の年齢層が上がっただけです龍麻さん。
龍麻「・・・・・・なんでだ・・?」
・・それは魔人仲間のノリが6年前と同レベルだからですかねぇ・・。
とはいえ3ヶ月ですっかり持ち前の母属性に磨きのかかった黄龍様。割と普通に馴染んでるみたいですが。
雨紋「けど龍麻サン、なんで逃げ回ってンだよ?・・そりゃまァ、ちょいとおっかねェけど・・チョコくらい前ン時も大騒ぎだったけど、結局平気で貰ってたろ?」
アラン「オウ、アノ時は凄かったデース!アミーゴの部屋、チョコでカンパイデシタ!」
弦月「ってそらカンパイやのうて『いっぱい』やろ!」
紅井「おお!流石ブルーとイエローだな!絶妙のコンビネーションだぜ!」
黒崎「フッ、これぞ変わらぬ友情というやつだ!」
如月「・・・いい加減に漫才はやめてくれないかな」
紫暮「なんだなんだ、相変わらず笑いには厳しいな如月は!はっつはっは!」
壬生「・・・別に厳しいわけじゃないと思いますけどね」
醍醐「おいおい、放って置くとどこまでも話が脱線するな」
御門「まったく、騒々しいことこの上ありませんね」
弦月「ってあんさんもちゃっかりおるやんか!」
如月「・・・・・・・・」
京一「おい劉ッ、亀の頭からケムリ出てんぞ。てかひーちゃん、おめェもぼーっと聞いてねェでつっこめッて」
とまぁみっちり野郎集団勢ぞろいの中、黄龍様は。
龍麻「(・・久し振りに聞くと本当にアランとトトって似たタイプだなぁ)」
とかボケたことを考えていたりしましたがそれは置いといて。
龍麻「・・いや、実は・・」
かくかくしかじか。
京一「なにィ!?」
弦月「アニキに一番早くチョコを渡した相手の!?」
如月「言うことをなんでも聞くと約束した、だって!?」
野郎全員「えええ!?」
龍麻「・・いや、別に俺が約束した訳じゃないんだけど」
天香の壁の外に出てきて早2ヶ月半、そろそろ周囲の怒りも収まったかと思いきや、女性陣は未だになかなか戻ってきてくれなかった黄龍におかんむりのご様子。とはいえ天香にいた所為というよりそれは6年間の世界放浪(拠点中国)の所為でしょうが・・・。
龍麻「そんなわけで、俺が一番最初にチョコを受け取った相手の言うことをなんでも聞けばいい加減勘弁してやろうってことらしいんだけど・・そうは言っても誰か一人の言うことを聞いて他のみんなを蔑ろにするわけにもいかないだろ。どうしようかと・・・・?」
話の途中の龍麻さんの肩をおもむろに村雨が叩きました。
龍麻「祇孔?」
村雨「いやぁ話の途中で悪いな先生。ちょっと忘れてたんだが、さっきパチンコで色々取って来たんでな、家主に謹んで進呈しとくぜ」
龍麻「ああ、ありがとう。随分食料品取ってきたんだな・・・」
戦利品の袋に手を伸ばしかけた、その瞬間。
如月「邪妖滅殺ゥゥ!!」
壬生「鎮魂歌を聴くがいいッ!!」
京一「剣聖ッ!天地無双ォォォ!!」
村雨「ちッ!五光狂幻殺ッ!!」
龍麻「わぁぁ!?」
いきなり奥義×4(3対1)炸裂に、飛び散る袋の中身、半壊するテーブル、びっくり黄龍。
醍醐「な、なんだ!?」
紅井「おおお!?まさか村雨は花札星人の変装だったのかッ!?」
黒崎「フッ、道理でフケ過ぎていると思ったッ!」
村雨「誰がだ誰がッ!」
雨紋「・・あンたらボケてンのに人の傷抉ンのは上手いのな・・」
そんな阿呆な会話を余所に、散らばった食料品の中からある物のカケラを拾い上げる御門。
御門「ほほう・・そういうことですか、村雨」
アラン「OH?・・ソレ・・チョコレートデスカ?」
霧島「板チョコ・・ですね。袋の中に入って・・・ああああ!村雨さんまさか!」
村雨「へッ、見破られるたァついてねェな」
京一「やっぱりてめェ、ひーちゃんにチョコ渡して言うこと聞かせようてェ腹づもりだったなァ!」
紫暮「なんだと!?」
醍醐「なに!?」
村雨「まァそういうこった。折角東京くんだりまで戻ってきたんだしな。ここらでツキのねェ相棒はお払い箱にして、俺と組むのが当たりってモンだろ先生?」
壬生「・・捨てる点には賛成しますが、新しい相棒案には同意しかねますね村雨さん・・」
京一「・・おいッ」
如月「その通り。単純に頭の悪い蓬莱寺君より、質が悪い所に連れて行かれる可能性が高いよ。そんなことは絶対に許すわけにはいかないね・・」
京一「てめぇら・・・!!」
御門「まったくです。馬鹿は馬鹿でも猿と狡猾な狒狒では厄介さが違いますからね」
京一「てッめェらァァァ!!!」
村雨「へッ、んな体裁のいい話で誤魔化すんじゃねェよ。つまるところ、お前さん方も狙いは一緒と見たぜ?」
壬・如・御「・・・・・」
弦月「え、え、え?まさかアンタら・・??」
霧島「そうか・・!龍麻先輩が『チョコを受け取った相手』ということは・・」
雨紋「別にオンナである必要は・・」
しーん。
・・・。
全員「わぁぁぁぁぁ!!」
一瞬静まりかえった室内に、次の瞬間爆発的な雄叫びが沸き起こり、地面に散らばったチョコの欠片を拾い上げる野郎共が。
アラン「アミーゴ!ボクとイッショにメキシコ行きまショー!!」
黒崎「ちょっと待ったァァ!ひーちゃんはイギリスで俺と新たなるコスモの伝説を!」
紅井「待てェェ!師匠は俺と新宿と練馬の平和を守るために帰ってきたんだッ!」
紫暮「龍麻!お前の青春を俺と同じ職場にぶつけてみないか!」
如月「龍麻を危険な組織に勧誘しないで欲しいな紫暮!!龍麻!!僕と共に骨董品店を経営してみないか!?君が望むならロゼッタとの取引など蹴ってもかまわない!」
雨紋「いくら忍者でもそればっかりはダメだぜ如月さン!龍麻さン!『CROW』のボーカルの座はいつだって龍麻さンの為に空けてあンだぜ!!」
霧島「先輩!僕を先輩の相棒にしてください!」
京一「諸羽てっめェ!ひーちゃんの相棒は師匠のこの俺と決まってんだぞ!」
霧島「すみません京一先輩!でも京一先輩を師と仰ぐ以上、僕の目標は龍麻先輩の相棒になることなんです!!龍麻先輩を僕に下さい!」
京一「やれるかァァ!!!てかそもそもなんだその恐ろしい発言はァァァ!!」
壬生「・・・・龍麻・・僕は君の為ならM+Mを滅ぼしても・・」
醍醐「ちょ、ちょっと待てお前ら!龍麻にも龍麻の都合というものがあるだろう!!」
弦月「わー、醍醐はんだけが相変わらずマトモなお人や・・(涙)」
御門「まったくですね。しかしここでいい子にしていたところで何を得られるというのか」
村雨「へッ、珍しく意見が合うねェ御門ちゃんよ」
御門「フッ、意見が合ったからと言って仲良くする理由にはならないでしょうが・・」
村雨「そりゃあ当然だな・・」
弦月「ひー!!思いっきり花札と錫杖構えとるー!!」
てんやわんやの大混乱。
で、その中心の龍麻さんは。
龍麻「お・・」
全員「(ぎく・・)」
肩振るわせて怖い《氣》を発しておられました。
龍麻「お前ら・・」
京一「わ、ひ、ひーちゃん!?ほ、ほれ見ろ!お前らがつまんねェ事言い出すから!」
如月「た、龍麻!僕たちは何も無理強いしようと言うわけでは」
雨紋「そ、そうそう、龍麻さン!」
御門「ええ、悪いのは全部村雨で」
村雨「ち、ちょっと待て!便乗して騒いだのはお前らだぜ?なぁ先生?」
騒ぎ一転、罪の擦り付け合いになりました魔人男子集団を前に、黄龍様は床を指さし、一言。
龍麻「お前ら食料品を粗末にするなァァ!」
全員「だぁぁぁ!!」(一斉コケ)
弦月「ちゃうでアニキ!ツッコミ所そこ違うわァ!(汗)」
醍醐「・・・相変わらずだな龍麻・・・!」
一方その頃。
新宿区、真神學園では。
遠野「いい?ルールは正々堂々よッ!それからNGワードは『結婚して』『付き合って』『恋人にして』その他関係強要系だからねッ!」
藤咲「分かってるわよ。残念だけど・・そういうのは卑怯だものね。ふふ・・でもその代わり・・捕まえたら、みてらっしゃい龍麻・・v」
舞子「舞子ォ〜、ダーリンと遊園地行きたァい〜v」
マリィ「マリィは動物園ッ!」
裏密「うふふふ〜ミサちゃんはどうしよっかなァ〜。魔界巡り〜召喚魔法研究〜・・」
雪乃「(た・・龍麻くんが危ねェッ・・!なんとしてもここはオレが・・!)」
雛乃「(龍麻さんは命に代えても雛乃がお守り致します・・!)」
小蒔「ひーちゃんと・・ど、どうしよっかなボク・・へへッ・・v」
芙蓉「(御主人様と・・料理を・・・)」
桃香「燃えてきたわッ!次のショーにはグリーンと愛の大活躍よッ!!」
さやか「龍麻さんとデュエット・・夢みたい・・」
天野「あらあら・・厳しい戦いになりそうね・・」
美里「うふふ・・龍麻ったら」
比良坂「えへッ、龍麻さん・・今年こそ逃がしませんよ?」
犬神「(・・・・だからどうしてここでわざわざそんな恐ろしいミーティングをしなきゃならんのだ・・・?)」
マリア「(ウフフ・・まったくイケナイ子たちネ・・)」
犬神「(・・っておい!なんか戻って来てるぞ!?いいから早く逃げろ緋勇・・!!)」
なにやら更に大変な事態が勃発していたのでありました。
その時龍麻さんは!
龍麻「とっとと掃除機かける!あ、祇孔、壊れたテーブルゴミに出すから粗大ゴミシール買ってきてくれ」
村雨「へいへい・・・」
如月「ふッ、自業自得だね」
龍麻「翡翠、水拭き」
如月「・・・はい・・・」
掃除中でした。
さぁどうなる2005.2.14。
皆守「・・・で、どうなるんだ?」
九龍「・・次回へ続くんでないかネ?」
八千穂「えー!?あたし達の出番は!?あたしだってひーちゃんにチョコ渡したいもん!!」
九龍「フッフッフ、やっちー何かお忘れでないかネ?これは『黄龍妖魔學園紀』ですヨ?」
八千穂「あ!」
皆守「・・・フン・・なるほどな」
九龍「てなわけで、また次回!ってまぁソレがいつになるかは不明デスが」
皆・八「おい!!」
美里「(うふふ・・)」
比良坂「(えへッ・・・)」
九龍「・・・は、早いとイイネ!!出来るだけ!!(い、今なんか寒気が・・?)では、また次回に!!」
そんな訳で続きの予感。
ヒマな時にこっそりぼちぼち書きます。
感想とか来たら早く書くかも。ってそもそも誰も読んでないかと思うけども(笑)
えーと、別に続きじゃありません(笑)
先日無事(?)完結致しました「ツインドラゴン」でございますが、その折り、心の友(笑)らりほ〜Aプさんからお祝いになんと!
「うちの」葉佩九龍と緋勇龍麻イラストを頂きましたー!
てなわけで、最後の記念としてここにご連絡しとこうかと!
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/6736/k-tdap.html
↑ここだ!
ありがとうございましたAプさーん!!vv【愛】
それから、完結にあたり拍手で多くの方からお祝い頂きましたこと、ここに感謝致します。
今まで読んで下さって、本当にどうも有り難うございました。
番外編も楽しみと言って下さって有り難うございます。
終わったとは言え単に台詞を日記に書き散らしただけなので、これからはちゃんと小説の形でまとめていきたいと思います。
気が向いたら、また読みに来て下さいね!では!
九龍「これにて完!」
龍麻「お粗末様でしたv」
先日無事(?)完結致しました「ツインドラゴン」でございますが、その折り、心の友(笑)らりほ〜Aプさんからお祝いになんと!
「うちの」葉佩九龍と緋勇龍麻イラストを頂きましたー!
てなわけで、最後の記念としてここにご連絡しとこうかと!
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/6736/k-tdap.html
↑ここだ!
ありがとうございましたAプさーん!!vv【愛】
それから、完結にあたり拍手で多くの方からお祝い頂きましたこと、ここに感謝致します。
今まで読んで下さって、本当にどうも有り難うございました。
番外編も楽しみと言って下さって有り難うございます。
終わったとは言え単に台詞を日記に書き散らしただけなので、これからはちゃんと小説の形でまとめていきたいと思います。
気が向いたら、また読みに来て下さいね!では!
九龍「これにて完!」
龍麻「お粗末様でしたv」
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※この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記です。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定が殆どなので、閲覧には注意して下さいね。・・それから、今まで読んでくれた皆さん、どうも有り難う。また、どこかで!(龍麻)
※※※※※※※※
龍麻「さて・・・全部片付いたことだし」
九龍「(どき・・・)」
皆守「・・!」
八千穂「ひーちゃん・・まさか・・!」
龍麻「・・・・まずはこのしっちゃかめっちゃかな墓場の掃除!続いて寮の片付け!」
バディ達『だぁッ!』(コケる)
皆守「ひ・・ひーちゃん・・・・」
龍麻「それが終わったら、クリスマスパーティ用の料理作らないと」
八千穂「!!」
九龍「・・ひー兄ちゃん!」
龍麻「だろ?」
九龍「うん!!あ、俺手伝う手伝うー!!」
八千穂「あッ、あたしもあたしもッ!」
皆守「・・カレーは出るんだろうな?」
肥後「皆守くんはもっと色んなものを食べた方がいいでしゅよ」
リカ「うふふ、勿論リカはケーキをお手伝いですわ!」
舞草「あたしはりきっちゃいますよ!」
響「あの・・僕も・・」
夷澤「俺ッ!なんでもやりますよ龍麻さんッ!」
・・・・口々にそう言う仲間たちに囲まれ、黄龍様は優しく微笑みました。
12/24、AM6:00。
黄龍帰還まで、あと18時間。
EPILOGUE・TWIN DORAGON
九龍「ほれ阿ーさん!開けれ開けれ校舎!!パーティつーたら休みの学校に忍び込むのは基本っしょ!」
阿門「ぐ・・致し方有るまい・・」
真里野「・・流石の会長も形無し、か」
夕薙「ははは、完敗となればそうなるしかない。俺たちも通った道だな」
墨木「全ク、でアリマス!」
トト「我ガ王ト九チャンニハ、誰モ敵ウハナイデス!」
取手「・・そうして、僕らみんなが救われたんだね・・彼らに」
九龍「ほれほれ!そこでごちゃごちゃ話してないで会場セッティング係は全員集合!とりっちはBGMな!」
取手「あ・・うん・・!」
黒塚「ふふふ〜、どの子を飾ろうかな〜」
八千穂「ふふふ・・・いっくよー!やっちー特製ハンバーガー!」
朱堂「おーほほほ!そのブザマな形はなにッ!?アタシの馬刺をごらんなさいな八千穂明日香!」
八千穂「なんでクリスマスに馬刺なのよッ!」
七瀬「わぁ、白岐さんのサラダ美味しそうですね!」
白岐「そ・・・そう・・・?」
舞草「負けてられません!奈々子も頑張らないとッ!」
肥後「美味しいの作るでしゅ〜」
響「はいッ、僕も頑張ります!」
椎名「先生?ケーキは5個ですけど〜、スコーンはおいくつですの〜?」
雛川「人数が多いものね、作れるだけ作ろうと思うんだけど・・」
皆守「ひーちゃん、これだ!この鍋がだな・・・」
龍麻「はいはい、これ切って、甲太郎」
双樹「もう・・龍麻くんとクッキングが良かったわ・・。買い出しなんて・・」
神鳳「仕方有りませんよ。休みとは言え、事前の許可無く外に出られるのは《職員》と《生徒会役員》だけですから」
瑞麗「・・・それで私が引率か」
鴉室「・・で、部外者な俺は荷物持ちかい?やーお兄さん腰がねェ・・」
夷澤「・・・って!少しはアンタらも持って下さいよッ!!!」
八千穂「では!我らがツインドラゴンの勝利を祝ってー・・」
全員『乾杯!』
・・・・・・・・・・・・12/24、PM11:50。
昨日より、はるかに大きく美しい銀色の月が照らす中、校舎から人影が1つ、姿を現しました。
ゆっくりと、しかし振り向かずに校庭を横切り、校門へと向かう影。
その背に、静かな声がかけられました。
皆守「・・・行くのか」
龍麻「・・・ああ」
返事には、迷いがありませんでした。
そのことを寂しく思いながらも、もう皆守は引き留めようとはしませんでした。
皆守「・・・またな、ひーちゃん」
精一杯の言葉。
それを聞いて、黄龍様は振り返り・・・・。
鮮やかに、笑いました。
皆守「・・・ったく、お前は・・・その笑顔は、本当に卑怯だよ・・」
そう言う皆守の表情も、今までにない程晴れやかでした。
皆守「どこに行ったっていい、だけど、帰ってこいよ!ここ『も』お前の帰る場所だ。・・・俺たちは、先に進む。だけどいつだってお前を待っている・・・ここで」
龍麻「・・・有り難う、皆守」
八千穂「ひーちゃーん!」
皆守「っと・・・あいつらも、間に合ったか」
駆け付けてくるバディ達。
そして、その一番後ろから現れたのは・・・九龍でした。
九龍「ひー兄・・・」
龍麻「九龍、よく頑張ったね」
九龍「・・ちが・・俺じゃない、にーちゃんがいてくれたから・・」
龍麻「違うよ。『お前』だったからだ。・・もう、1人で行けるね?」
九龍「・・・・!」
龍麻「返事は?」
九龍「はいッ・・・!!」
龍麻「よろしい。それでこそ、俺の自慢の『弟』だ。頑張るんだよ、九龍・・・それから、みんなも」
バディ達「!!」
龍麻「今まで、有り難う」
八千穂「そんなッ・・そんなの、あたしたちが言う事じゃない・・!」
取手「そうだよ、僕たちは・・ずっと君に助けられて・・!」
真里野「師匠!」
雛川「龍麻さん・・・!」
龍麻「だって、楽しかったよ?」
七瀬「・・!!」
白岐「・・・龍麻さん・・・貴方は・・」
瑞麗「・・・・ふ・・・まったく・・敵わんな・・」
引き留めたくて伸ばしかけた手を、それでも頑張って押さえるバディ達。
そんな彼らに笑いかけて、黄龍様は最後に言いました。
龍麻「・・・また、桜が咲いたら会おうね」
バディ達「・・・!!!!」
八千穂「ひーちゃん・・」
皆守「・・・!」
阿門「・・・・緋勇・・待っているぞ・・」
九龍「・・・・へへッ!(俺も・・!)」
そうして、今度こそ振り向かず、黄龍様は門へと向かいます。
背に、たくさんの仲間たちの「ありがとう」と「またね」を受けて。
長く閉ざされていた門が開きます。
ジャスト、0:00。・・・12/25。
天香學園の門を出たその先には、今別れてきた仲間たちと同じくらいの大人数。
その先頭にいた、長い黒髪の女性が懐かしい声で言いました。
「おかえりなさい、龍麻」
月に照らし出された『友人』たちに、黄龍は3ヶ月遅れの挨拶を告げました。
龍麻「・・・・ただいま、みんな!」
今度こそ、ED。
おまけ。
九龍「わーん!!終わっちゃったヨ!!!俺のひー兄が行っちゃったヨー!」
皆守「・・・終わっちまったか・・しかし本当に長かったな・・!今世間じゃ卒業式も終わってるぞ」
八千穂「それは言わないお約束だよー!」
九龍「わーん!!ひー兄ー!俺諦めないもんネ!立派なハンターになってひー兄ちゃんを迎えに行くんだー!んで今度こそ本物のパートナーになって貰うんだー!」
皆守「へいへい。・・しかしあの、瓦礫の中で見た奴は一体誰だったんだ・・・・ひーちゃんを『相棒』呼ばわりしやがって・・ひーちゃんも平然と頼りやがって・・・」
八千穂「??なんか九チャンも皆守クンも妙に怖いオーラを放ってるねー・・。ま!桜が咲いたらまたひーちゃんに会えるんだもん!楽しみだよねッ!」
皆守「・・・・・ん?」
九龍「・・・てことは」
皆&九『もしかしてまだ続く!?』
龍麻「・・・続かないよ(笑)」
長い間、有り難うございました!!!続きはともかく、全部のまとめと番外編などはまたこまめにHPにてやっていきます。それでは、・・・・もしかしたら次は・・・黄龍女主・・・で!(こっそり)
※※※※※※※※
龍麻「さて・・・全部片付いたことだし」
九龍「(どき・・・)」
皆守「・・!」
八千穂「ひーちゃん・・まさか・・!」
龍麻「・・・・まずはこのしっちゃかめっちゃかな墓場の掃除!続いて寮の片付け!」
バディ達『だぁッ!』(コケる)
皆守「ひ・・ひーちゃん・・・・」
龍麻「それが終わったら、クリスマスパーティ用の料理作らないと」
八千穂「!!」
九龍「・・ひー兄ちゃん!」
龍麻「だろ?」
九龍「うん!!あ、俺手伝う手伝うー!!」
八千穂「あッ、あたしもあたしもッ!」
皆守「・・カレーは出るんだろうな?」
肥後「皆守くんはもっと色んなものを食べた方がいいでしゅよ」
リカ「うふふ、勿論リカはケーキをお手伝いですわ!」
舞草「あたしはりきっちゃいますよ!」
響「あの・・僕も・・」
夷澤「俺ッ!なんでもやりますよ龍麻さんッ!」
・・・・口々にそう言う仲間たちに囲まれ、黄龍様は優しく微笑みました。
12/24、AM6:00。
黄龍帰還まで、あと18時間。
EPILOGUE・TWIN DORAGON
九龍「ほれ阿ーさん!開けれ開けれ校舎!!パーティつーたら休みの学校に忍び込むのは基本っしょ!」
阿門「ぐ・・致し方有るまい・・」
真里野「・・流石の会長も形無し、か」
夕薙「ははは、完敗となればそうなるしかない。俺たちも通った道だな」
墨木「全ク、でアリマス!」
トト「我ガ王ト九チャンニハ、誰モ敵ウハナイデス!」
取手「・・そうして、僕らみんなが救われたんだね・・彼らに」
九龍「ほれほれ!そこでごちゃごちゃ話してないで会場セッティング係は全員集合!とりっちはBGMな!」
取手「あ・・うん・・!」
黒塚「ふふふ〜、どの子を飾ろうかな〜」
八千穂「ふふふ・・・いっくよー!やっちー特製ハンバーガー!」
朱堂「おーほほほ!そのブザマな形はなにッ!?アタシの馬刺をごらんなさいな八千穂明日香!」
八千穂「なんでクリスマスに馬刺なのよッ!」
七瀬「わぁ、白岐さんのサラダ美味しそうですね!」
白岐「そ・・・そう・・・?」
舞草「負けてられません!奈々子も頑張らないとッ!」
肥後「美味しいの作るでしゅ〜」
響「はいッ、僕も頑張ります!」
椎名「先生?ケーキは5個ですけど〜、スコーンはおいくつですの〜?」
雛川「人数が多いものね、作れるだけ作ろうと思うんだけど・・」
皆守「ひーちゃん、これだ!この鍋がだな・・・」
龍麻「はいはい、これ切って、甲太郎」
双樹「もう・・龍麻くんとクッキングが良かったわ・・。買い出しなんて・・」
神鳳「仕方有りませんよ。休みとは言え、事前の許可無く外に出られるのは《職員》と《生徒会役員》だけですから」
瑞麗「・・・それで私が引率か」
鴉室「・・で、部外者な俺は荷物持ちかい?やーお兄さん腰がねェ・・」
夷澤「・・・って!少しはアンタらも持って下さいよッ!!!」
八千穂「では!我らがツインドラゴンの勝利を祝ってー・・」
全員『乾杯!』
・・・・・・・・・・・・12/24、PM11:50。
昨日より、はるかに大きく美しい銀色の月が照らす中、校舎から人影が1つ、姿を現しました。
ゆっくりと、しかし振り向かずに校庭を横切り、校門へと向かう影。
その背に、静かな声がかけられました。
皆守「・・・行くのか」
龍麻「・・・ああ」
返事には、迷いがありませんでした。
そのことを寂しく思いながらも、もう皆守は引き留めようとはしませんでした。
皆守「・・・またな、ひーちゃん」
精一杯の言葉。
それを聞いて、黄龍様は振り返り・・・・。
鮮やかに、笑いました。
皆守「・・・ったく、お前は・・・その笑顔は、本当に卑怯だよ・・」
そう言う皆守の表情も、今までにない程晴れやかでした。
皆守「どこに行ったっていい、だけど、帰ってこいよ!ここ『も』お前の帰る場所だ。・・・俺たちは、先に進む。だけどいつだってお前を待っている・・・ここで」
龍麻「・・・有り難う、皆守」
八千穂「ひーちゃーん!」
皆守「っと・・・あいつらも、間に合ったか」
駆け付けてくるバディ達。
そして、その一番後ろから現れたのは・・・九龍でした。
九龍「ひー兄・・・」
龍麻「九龍、よく頑張ったね」
九龍「・・ちが・・俺じゃない、にーちゃんがいてくれたから・・」
龍麻「違うよ。『お前』だったからだ。・・もう、1人で行けるね?」
九龍「・・・・!」
龍麻「返事は?」
九龍「はいッ・・・!!」
龍麻「よろしい。それでこそ、俺の自慢の『弟』だ。頑張るんだよ、九龍・・・それから、みんなも」
バディ達「!!」
龍麻「今まで、有り難う」
八千穂「そんなッ・・そんなの、あたしたちが言う事じゃない・・!」
取手「そうだよ、僕たちは・・ずっと君に助けられて・・!」
真里野「師匠!」
雛川「龍麻さん・・・!」
龍麻「だって、楽しかったよ?」
七瀬「・・!!」
白岐「・・・龍麻さん・・・貴方は・・」
瑞麗「・・・・ふ・・・まったく・・敵わんな・・」
引き留めたくて伸ばしかけた手を、それでも頑張って押さえるバディ達。
そんな彼らに笑いかけて、黄龍様は最後に言いました。
龍麻「・・・また、桜が咲いたら会おうね」
バディ達「・・・!!!!」
八千穂「ひーちゃん・・」
皆守「・・・!」
阿門「・・・・緋勇・・待っているぞ・・」
九龍「・・・・へへッ!(俺も・・!)」
そうして、今度こそ振り向かず、黄龍様は門へと向かいます。
背に、たくさんの仲間たちの「ありがとう」と「またね」を受けて。
長く閉ざされていた門が開きます。
ジャスト、0:00。・・・12/25。
天香學園の門を出たその先には、今別れてきた仲間たちと同じくらいの大人数。
その先頭にいた、長い黒髪の女性が懐かしい声で言いました。
「おかえりなさい、龍麻」
月に照らし出された『友人』たちに、黄龍は3ヶ月遅れの挨拶を告げました。
龍麻「・・・・ただいま、みんな!」
今度こそ、ED。
おまけ。
九龍「わーん!!終わっちゃったヨ!!!俺のひー兄が行っちゃったヨー!」
皆守「・・・終わっちまったか・・しかし本当に長かったな・・!今世間じゃ卒業式も終わってるぞ」
八千穂「それは言わないお約束だよー!」
九龍「わーん!!ひー兄ー!俺諦めないもんネ!立派なハンターになってひー兄ちゃんを迎えに行くんだー!んで今度こそ本物のパートナーになって貰うんだー!」
皆守「へいへい。・・しかしあの、瓦礫の中で見た奴は一体誰だったんだ・・・・ひーちゃんを『相棒』呼ばわりしやがって・・ひーちゃんも平然と頼りやがって・・・」
八千穂「??なんか九チャンも皆守クンも妙に怖いオーラを放ってるねー・・。ま!桜が咲いたらまたひーちゃんに会えるんだもん!楽しみだよねッ!」
皆守「・・・・・ん?」
九龍「・・・てことは」
皆&九『もしかしてまだ続く!?』
龍麻「・・・続かないよ(笑)」
長い間、有り難うございました!!!続きはともかく、全部のまとめと番外編などはまたこまめにHPにてやっていきます。それでは、・・・・もしかしたら次は・・・黄龍女主・・・で!(こっそり)
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最終回です黄龍戦記・・!多分!おそらく!・・書いてみないとわかんないけどネ!!(待てやぁ)終わったとしても後1回オチが付くけどね!・・・・すいません3月で本当に終わりです。では行ってみましょうひー兄ちゃんv
※ヒトよ・・死すべきものよ・・。この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だ。愚かにも、ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定ばかりよ。閲覧だと?やってみるがいい、愚かなる者共よ・・ハーッハッハッハ!(柳生)
※※※※※※※※
本日の会話〈ラスト・ドラゴン編〉
九龍「うわーん!ひー兄ちゃんとお別れは嫌だぁぁぁ!!」
龍麻「・・・しがみつくなって九龍・・」
皆守「・・・・・・・」
龍麻「服の裾掴むの止しなさい甲太郎・・」
壬生「・・鎮魂歌を聴くがいい・・」
如月「邪妖滅殺・・」
龍麻「お前たちも止めろってばぁ!」
天香の壁の外も中もこんなんばっかだ黄龍様。さぁどうする。
さてそんなこんなでついに黄龍戦記も最後のシメ。
遺跡の奥底から現れたのは、元『柳生』の一部・・強大な邪霊群でした。
JADE「『柳生』が倒された後、その身体に吸収され《力》となっていた邪霊は散り散りに消滅したと思われていた。だが・・その1部は、消滅する間際にこの新宿で命を繋げる場所を見つけてしまった。怨嗟と、嘆きに満ち、《守人》まで付いた・・この『天香學園』を」
瑞麗「そういうことか・・本来封じられし《荒吐神》の影に身を潜め、負の気を際限なく吸い上げ、再び《力》を手にしようと・・。・・!まさか、それを阻止する為に《黄龍》は【喚ばれ】たのか!」
JADE「・・・おそらく」
八千穂「ルイ先生は・・ひーちゃんのこと、知ってたの?」
瑞麗「・・・私の弟は、な。龍と共に戦った・・『仲間』だ」
八千穂「・・『仲間』・・」
鴉室「参ったね、まさか龍麻君が《黄龍》とは・・道理で我が《機関》が素性を突き止められないはずだぜ・・」
皆守「・・・オッサン、あんたも色々知ってそうだな?」
鴉室「ん?いや、そうでもないぜ?へへ、お兄さんはなんせ下っ端でね」
皆守「・・・・」
鴉室「怖い顔で睨みなさんな。まぁ見な、あれが本物の《黄龍》の《力》だ。・・俺たちは、果報者だぜ?」
九龍「ひー兄・・!!」
JADE「・・《方陣技》か・・」
バディ達が見据える中、黄龍様の横にJrと重なる長身の影がうっすらと浮かびます。
龍麻「・・・いくよ、紅葉」
壬生《ああ・・・『陰たるは、空昇る龍の爪・・・』》
龍麻「陽たるは、星閃く龍の牙・・」
一瞬、龍麻と壬生の目が合い、二人が同時に軽く不敵な笑みを浮かべたのを・・・見逃したバディはいなかったようです。しかしそれに誰が何か反応を起こす暇もなく、双龍の《氣》が螺旋を描き・・・
壬生《・・表裏の龍の技、見るがいい》
龍・壬『秘奥義・双龍螺旋脚!』
九龍「・・・・・・!!!!」
八千穂「きゃあああッ!」
皆守「・・・・光が・・・!」
今までの戦いで目にしたことなど無い程膨大なその《氣》が、邪霊群を駆け上る龍の如く散らしていきます。
邪霊群《オオオオオオオッ!・・黄龍・・黄龍よ・・!龍脈の力統べし者よ・・・!!!》
断末魔の声を上げる邪霊。
その声に反応するように再び振動する玄室。
龍麻「・・!御門、ミサ!」
御門『焦らずとも、聞こえていますよ』
裏密『うふふ〜、大丈夫〜。ミサちゃんの結界、こんなことでびくともしないわ〜。御門く〜んのはどうだか知らないけど〜』
御門『・・相変わらず手厳しいお言葉で。無論、私の結界に綻びなど有ろう筈がありません。彼らを脱出させるおつもりで?』
龍麻「ああ。遺跡は保つだろうけど、ここは潰れるだろうからね。・・頼むよ2人とも」
裏密『うふふ〜、2人〜・・まぁいいわ〜。ミサちゃんにお任せ〜』
御門『最後までお人好しご苦労様です。・・では・・』
九龍「わー!誰だかわかんないけどちょっと待ってよ!ひー兄は?!」
皆守「ふざけるな!待て!ひーちゃんは・・!」
そう同時に叫んだ九龍と皆守を始めに、バディ達が次々と黄龍の名を呼びます。崩れゆく玄室の中、黄龍様がその声ににっこり笑って振り向いた、その瞬間。
邪霊《黄龍ゥゥゥ!》
消え失せる寸前の執念か、一体の邪霊がその背後から天井を崩し瓦礫と共に飛びかかりました。
九龍「ひー兄ちゃぁんッーーー!!」
完全に隙を突かれたのか、身動き一つなくその瓦礫に潰されそうになる龍麻。その光景に、誰もが目を見開いた、丁度その時でした。
風を切り裂く鋭い音と共に瓦礫が両断され、邪霊もまた、その瓦礫と同じ運命を辿ったのは・・・。
JADE「・・・やれやれ、また美味しいところを持っていく気か」
壬生《・・・まったく、相変わらずだね》
九龍「ひー兄ちゃん・・・」
皆守「・・・・後ろに・・誰か・・?」
天井から降り注ぐ石や砂埃に遮られ、バディ達からはよく見えませんでした。が、確かに龍麻の背中合わせに、明るい茶色の髪が見えたのです。
?「・・ぼさっとすんなよ『相棒』。らしくねェな?」
龍麻「・・ふふ・・お前がいて、俺が背中を気にする必要があるのか?」
?「・・へッ・・違えねェ!」
微かに聞こえたその会話と、軽快に打ち鳴らされた2人の掌。それが玄室の中でバディ達が耳にした最後の音でした。
喧噪が嘘のように静まりかえった、夜明け間近の空が広がっていました。
九龍「・・・空、が・・・」
皆守「外・・かッ!?」
八千穂「ひーちゃんはッ!?」
七瀬「龍麻くんッ・・」
白岐「龍麻さん・・・?」
取手「・・ひー・・ちゃん・・・」
椎名「龍サマ!?」
黒塚「・・龍麻博士・・?」
朱堂「ダーリンー!?」
夕薙「龍麻・・!!」
肥後「て・・鉄人・・?」
舞草「ひーちゃんッ・・!」
真里野「し、師匠ォォーッ!!」
墨木「タ・・・隊長ーッ!!!」
トト「我ガ王・・ッ!!」
双樹「龍麻くんッ!!!」
神鳳「龍さん・・・・」
夷澤「た、龍麻さんーッ!!」
響「お・・お兄ちゃん・・・!」
雛川「龍麻さん・・!!」
瑞麗「龍・・・!」
鴉室「龍麻君ッ・・!」
阿門「・・・緋勇・・龍麻・・・!」
九龍「・・ひー兄ちゃぁぁーんッ!!!」
龍麻「何?」
バディ達『!!!!!』
動揺のあまり、おろおろと黄龍様の名を呼びながら辺りを見回していたバディ達に、かけられたのはいつもの柔らかな声。
龍麻「まだ夜明け前だよ、騒がないの」
八千穂「ひーちゃん・・」
皆守「・・ばっかやろ・・いきなり説教かよ・・!!」
薄暗い闇の向こうに浮かび上がるのは、確かに黄龍・・・いえ、緋勇龍麻、彼の姿でした。
九龍「ひー・・・・ひー兄ちゃーんッ!!」
真っ先に駆けだした九龍を先頭に、全員が彼の所へ全速力で駆け寄ります。くしゃくしゃな涙混じりの笑顔で取り囲む『仲間』たちに、みんなのお兄さんは笑顔で言いました。
龍麻「・・ただいま!」
黄龍戦記、これにてエンディング、でございます。
・・その頃。
境「・・やれやれ、えらいことになっとったようじゃの・・。まさかあの小僧が《黄龍》とは・・」
?「・・世界の覇者、《黄龍》・・」
境「!!」
?「まさしく生ける《秘宝》・・あの男が、そうなのか」
境「お、お主はッ・・!」
?「・・面白い、あの《力》、わが《秘宝の夜明け》にこそふさわしい!」
境「いかん!龍・・」
パンッ・・!!
境「・・・!!!」
?「・・・《秘宝の夜明け》に栄光有れ・・」
TO BE CONTINUED!?(えー!?)
あと一回だけねv
※ヒトよ・・死すべきものよ・・。この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だ。愚かにも、ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定ばかりよ。閲覧だと?やってみるがいい、愚かなる者共よ・・ハーッハッハッハ!(柳生)
※※※※※※※※
本日の会話〈ラスト・ドラゴン編〉
九龍「うわーん!ひー兄ちゃんとお別れは嫌だぁぁぁ!!」
龍麻「・・・しがみつくなって九龍・・」
皆守「・・・・・・・」
龍麻「服の裾掴むの止しなさい甲太郎・・」
壬生「・・鎮魂歌を聴くがいい・・」
如月「邪妖滅殺・・」
龍麻「お前たちも止めろってばぁ!」
天香の壁の外も中もこんなんばっかだ黄龍様。さぁどうする。
さてそんなこんなでついに黄龍戦記も最後のシメ。
遺跡の奥底から現れたのは、元『柳生』の一部・・強大な邪霊群でした。
JADE「『柳生』が倒された後、その身体に吸収され《力》となっていた邪霊は散り散りに消滅したと思われていた。だが・・その1部は、消滅する間際にこの新宿で命を繋げる場所を見つけてしまった。怨嗟と、嘆きに満ち、《守人》まで付いた・・この『天香學園』を」
瑞麗「そういうことか・・本来封じられし《荒吐神》の影に身を潜め、負の気を際限なく吸い上げ、再び《力》を手にしようと・・。・・!まさか、それを阻止する為に《黄龍》は【喚ばれ】たのか!」
JADE「・・・おそらく」
八千穂「ルイ先生は・・ひーちゃんのこと、知ってたの?」
瑞麗「・・・私の弟は、な。龍と共に戦った・・『仲間』だ」
八千穂「・・『仲間』・・」
鴉室「参ったね、まさか龍麻君が《黄龍》とは・・道理で我が《機関》が素性を突き止められないはずだぜ・・」
皆守「・・・オッサン、あんたも色々知ってそうだな?」
鴉室「ん?いや、そうでもないぜ?へへ、お兄さんはなんせ下っ端でね」
皆守「・・・・」
鴉室「怖い顔で睨みなさんな。まぁ見な、あれが本物の《黄龍》の《力》だ。・・俺たちは、果報者だぜ?」
九龍「ひー兄・・!!」
JADE「・・《方陣技》か・・」
バディ達が見据える中、黄龍様の横にJrと重なる長身の影がうっすらと浮かびます。
龍麻「・・・いくよ、紅葉」
壬生《ああ・・・『陰たるは、空昇る龍の爪・・・』》
龍麻「陽たるは、星閃く龍の牙・・」
一瞬、龍麻と壬生の目が合い、二人が同時に軽く不敵な笑みを浮かべたのを・・・見逃したバディはいなかったようです。しかしそれに誰が何か反応を起こす暇もなく、双龍の《氣》が螺旋を描き・・・
壬生《・・表裏の龍の技、見るがいい》
龍・壬『秘奥義・双龍螺旋脚!』
九龍「・・・・・・!!!!」
八千穂「きゃあああッ!」
皆守「・・・・光が・・・!」
今までの戦いで目にしたことなど無い程膨大なその《氣》が、邪霊群を駆け上る龍の如く散らしていきます。
邪霊群《オオオオオオオッ!・・黄龍・・黄龍よ・・!龍脈の力統べし者よ・・・!!!》
断末魔の声を上げる邪霊。
その声に反応するように再び振動する玄室。
龍麻「・・!御門、ミサ!」
御門『焦らずとも、聞こえていますよ』
裏密『うふふ〜、大丈夫〜。ミサちゃんの結界、こんなことでびくともしないわ〜。御門く〜んのはどうだか知らないけど〜』
御門『・・相変わらず手厳しいお言葉で。無論、私の結界に綻びなど有ろう筈がありません。彼らを脱出させるおつもりで?』
龍麻「ああ。遺跡は保つだろうけど、ここは潰れるだろうからね。・・頼むよ2人とも」
裏密『うふふ〜、2人〜・・まぁいいわ〜。ミサちゃんにお任せ〜』
御門『最後までお人好しご苦労様です。・・では・・』
九龍「わー!誰だかわかんないけどちょっと待ってよ!ひー兄は?!」
皆守「ふざけるな!待て!ひーちゃんは・・!」
そう同時に叫んだ九龍と皆守を始めに、バディ達が次々と黄龍の名を呼びます。崩れゆく玄室の中、黄龍様がその声ににっこり笑って振り向いた、その瞬間。
邪霊《黄龍ゥゥゥ!》
消え失せる寸前の執念か、一体の邪霊がその背後から天井を崩し瓦礫と共に飛びかかりました。
九龍「ひー兄ちゃぁんッーーー!!」
完全に隙を突かれたのか、身動き一つなくその瓦礫に潰されそうになる龍麻。その光景に、誰もが目を見開いた、丁度その時でした。
風を切り裂く鋭い音と共に瓦礫が両断され、邪霊もまた、その瓦礫と同じ運命を辿ったのは・・・。
JADE「・・・やれやれ、また美味しいところを持っていく気か」
壬生《・・・まったく、相変わらずだね》
九龍「ひー兄ちゃん・・・」
皆守「・・・・後ろに・・誰か・・?」
天井から降り注ぐ石や砂埃に遮られ、バディ達からはよく見えませんでした。が、確かに龍麻の背中合わせに、明るい茶色の髪が見えたのです。
?「・・ぼさっとすんなよ『相棒』。らしくねェな?」
龍麻「・・ふふ・・お前がいて、俺が背中を気にする必要があるのか?」
?「・・へッ・・違えねェ!」
微かに聞こえたその会話と、軽快に打ち鳴らされた2人の掌。それが玄室の中でバディ達が耳にした最後の音でした。
喧噪が嘘のように静まりかえった、夜明け間近の空が広がっていました。
九龍「・・・空、が・・・」
皆守「外・・かッ!?」
八千穂「ひーちゃんはッ!?」
七瀬「龍麻くんッ・・」
白岐「龍麻さん・・・?」
取手「・・ひー・・ちゃん・・・」
椎名「龍サマ!?」
黒塚「・・龍麻博士・・?」
朱堂「ダーリンー!?」
夕薙「龍麻・・!!」
肥後「て・・鉄人・・?」
舞草「ひーちゃんッ・・!」
真里野「し、師匠ォォーッ!!」
墨木「タ・・・隊長ーッ!!!」
トト「我ガ王・・ッ!!」
双樹「龍麻くんッ!!!」
神鳳「龍さん・・・・」
夷澤「た、龍麻さんーッ!!」
響「お・・お兄ちゃん・・・!」
雛川「龍麻さん・・!!」
瑞麗「龍・・・!」
鴉室「龍麻君ッ・・!」
阿門「・・・緋勇・・龍麻・・・!」
九龍「・・ひー兄ちゃぁぁーんッ!!!」
龍麻「何?」
バディ達『!!!!!』
動揺のあまり、おろおろと黄龍様の名を呼びながら辺りを見回していたバディ達に、かけられたのはいつもの柔らかな声。
龍麻「まだ夜明け前だよ、騒がないの」
八千穂「ひーちゃん・・」
皆守「・・ばっかやろ・・いきなり説教かよ・・!!」
薄暗い闇の向こうに浮かび上がるのは、確かに黄龍・・・いえ、緋勇龍麻、彼の姿でした。
九龍「ひー・・・・ひー兄ちゃーんッ!!」
真っ先に駆けだした九龍を先頭に、全員が彼の所へ全速力で駆け寄ります。くしゃくしゃな涙混じりの笑顔で取り囲む『仲間』たちに、みんなのお兄さんは笑顔で言いました。
龍麻「・・ただいま!」
黄龍戦記、これにてエンディング、でございます。
・・その頃。
境「・・やれやれ、えらいことになっとったようじゃの・・。まさかあの小僧が《黄龍》とは・・」
?「・・世界の覇者、《黄龍》・・」
境「!!」
?「まさしく生ける《秘宝》・・あの男が、そうなのか」
境「お、お主はッ・・!」
?「・・面白い、あの《力》、わが《秘宝の夜明け》にこそふさわしい!」
境「いかん!龍・・」
パンッ・・!!
境「・・・!!!」
?「・・・《秘宝の夜明け》に栄光有れ・・」
TO BE CONTINUED!?(えー!?)
あと一回だけねv
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やっとここまで来た!ネタは出来上がっていたのに書くのに3ヶ月かかりました(苦笑)。ついにラストエピソードでございます黄龍。はてさて、あと2話で終わる・・といいな・・終わるかな・・字数がな・・(汗)
※ん、なにか用かね?ああ、この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だそうだ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定ばかりでお勧めはできんが・・。興味があるのか?では、閲覧には充分気を付けたまえ。言っておくが、忠告したからには治療はせんぞ?(瑞麗)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・大人の男編〉
境「なんじゃい、えらい揺れじゃったのう。龍麻に九龍は上手くやっとるとは思うが・・心配じゃのう・・。どれ、あいつらの無事を祈願して女子高生の寝間着姿でも代わりに覗いておいてやるかのー。ひっひっひ・・」
鴉室「やー、なかなかの揺れだったなァ。うーん、ツインドラゴンなら心配はいらないと思うんだがなー。しかしいかな彼らとは言え地下にいる以上、地上のことまで手は回るまい・・うむッ!ここは一つお兄さんが女生徒たちの平穏な眠りを確認しておくか!」
境「ひひひ・・」
鴉室「くっくっく・・」
JADE「・・・邪妖滅殺!」
境・鴉『ぎゃー!!!』
JADE「まったく、下劣な・・不埒な輩の仕置きまで引き受ける羽目になるとは思わなかったよ。これなら無理にでも龍麻の傍を離れるのではなかったな・・」
ここぞとばかりに女子寮覗きに走るオヤジ2名を人知れず成敗した亀忍者。そんな役回りです。あー早く出番が欲しい!龍麻に会いたい!
さてそんな【愛】を一身に受ける黄龍様は、遺跡の地下で謎の声と対峙中。《声》は執拗に玄室の更に奥から呼びかけてきます。
?《器・・黄龍の器よ・・来い、我が元に・・》
九龍「う・・重いッ・・声だけで身体が押しつぶされそうだッ・・」
皆守「《黄龍の器》・・?それは、ひーちゃんのことか?一体・・コイツはこの声はなんなんだ!?」
MJr=壬生(以降、壬生)《君たちが知る必要はないよ。早く逃げることだね。・・龍麻に貰った命をせいぜい大切にすると良い》
皆守&九龍『・・!!』(むかー!!)
白岐「・・怒りの炎が見えるわ・・」
阿門「む・・事情はわからんが状況は何となくわかるな・・」
弟1号&3号VS陰の龍(in猫)勃発寸前。
声そっちのけで睨み合う野郎3名にツッコミは無論黄龍様から。
龍麻「紅葉・・子供相手に意地悪言わない!」
皆守&九龍『子供・・!!』(ががーん・・!)
壬生《龍麻・・!》(がーん・・・)
白岐「・・傷付いたわ・・」
阿門「・・うーむ・・」
だからそんなことやってる場合では有りませんて。
その間にも近付いてくる謎の声と闇の気配。最早それはすぐそこまで来ていました。
龍麻「やれやれ・・逃げろと言って即逃げてくれるとは思ってなかったけど、やっぱりか・・。『結界』を張っておいて正解だったな。『上』は?紅葉」
壬生《墓場に生徒が何人か。封印が解けてから、贄の救出をしているようだね》
阿門「・・《生徒会》か」
龍麻「阿門の指示だって言ってたっけ。元執行委員の子たちも?」
阿門「あ、ああ・・」
龍麻「そうか・・。紅葉?」
壬生《今から逃がしてる暇はないよ。邪魔だけどね》
龍麻「・・やっぱりね。『結界』に放り込むしか・・」
壬生《ないね。・・それに、『結界』担当は最初からその気のようだよ》
龍麻「はは・・御門とミサじゃなぁ・・」
九龍「??」
皆守「ひーちゃん・・一体、何を?」
疑問符だらけの高校生たちに顔を向けた黄龍様、ちょっと困ったように笑っておっしゃいました。
龍麻「本当は、みんなを別の所に逃がしてから片付けたかったんだけどね。時間がないから、見学許可・・ってところかな?」
九龍「見学許可って」
龍麻「芙蓉!」
芙蓉「お呼びですか御主人様・・」
九龍「のわ!?どど、どこからか和服美女が!?うお!セクシー!」
白岐「九龍・・・(じろっ)」
阿門「まさか・・式神か!?」
皆守「御主人様・・・?」
龍麻「・・変なところに反応するの止めてくれるかな甲太郎・・。芙蓉もその呼び方止めろって・・言っても無駄なのは分かってるけど」
芙蓉「はい」
龍麻「・・・。まぁ今更いいか・・。それより芙蓉、『結界』は?」
芙蓉「お望み通りに。・・晴明様からそれについて御伝言が」
龍麻「・・予想は付くけど何?」
芙蓉「『お人好しの黄龍が期待する通り、この學園の生徒たちの安全は確保して差し上げます。この貸しは大きいですよ』と・・申し訳ありません・・」
龍麻「予想通りだな、まったく。ま、元から借りるつもりだったから仕方ないか・・。さて、じゃあそろそろ始めようか。芙蓉、頼む」
芙蓉「はい、御主人様。・・『結界』を始動致します」
皆守「・・消えた・・・」
九龍「『結界』って・・ひー兄ちゃん、まさか俺らが入んの!?」
龍麻「そういうこと」
皆守「何がそういう・・ッ!?」
皆守の怒鳴り声が終わらないうちに、4人の周囲を見えない壁のようなものが包みます。と思った瞬間、その中に一斉に・・・。
八千穂「ひゃあッ!?」
七瀬「きゃッ!」
真里野「おおおッ!?」
舞草「うわわわわ〜ッ!」
取手「なにが・・・」
神鳳「これは一体!?」
双樹「え?あッ・・龍麻くん!九龍!阿門様!!」
夷澤「ど、どうなってんスか!?なんで俺たちが遺跡の中に!?」
役員、執行委員のみならず、全バディ(ごく一部除く)が集結。
龍麻「・・みんな被害予想範囲まで来てたのか・・」
壬生《・・まぁ、気持ちは分からなくもないけどね》
八千穂「どど、どーなってんの!?ひーちゃん!?え?九チャン!ねぇ、なにが・・」
九龍「!しッ・・来る・・!!」
?《黄龍・・・そこかぁぁぁぁ!!!》
混乱するバディたちが見守る中、ついに遺跡の奥から声の主が姿を現しました。・・と言っても、その姿は生身ではなく・・。
雛川「ゆ・・幽霊?」
神鳳「・・違います。あれは・・そんな生易しいものではッ・・」
ぼんやりと霞がかかるように透けた不気味な影。
人の形をしているようでありながら、それは禍々しい闇に染まった龍のようにも見えました。
?《おおお・・黄龍の器・・来い、我が元にィィ!》
龍麻「・・そんな姿になっても、まだ《龍脈》の《力》を求めるか、『柳生』」
瑞麗「柳生ッ!!?」
八千穂「せ、先生!?」
瑞麗「あれが『柳生』なのか!?いや・・何かが・・何かが違う・・・」
JADE「その通り」
瑞麗「!?」
呆然とする瑞麗に、突如声がかけられました。無論、結界の外からです。
JADE「あれは正確には『柳生』ではない。奴と長く一体化し、その力となっていた邪霊の群れだ」
九龍「Jさん!」
瑞麗「君は・・。君も、黄龍の《宿星》の1人か・・」
JADE「・・黄龍を守護する四神が1人《玄武》」
七瀬「黄龍・・?大地を流れる気脈の最も大きな流れ・・黄金の龍に例えられる強大な《力》・・・それが、まさか」
皆守「ひーちゃん・・!」
全員の視線が、龍麻の背に注がれました。その中で、黄龍様は相変わらずいつもの落ち着いた様子で言うのでした。
龍麻「・・紅葉、配置は?」
壬生《『僕』なら、丁度君たちの真上辺りだね》
龍麻「・・じゃあ、久し振りにいこうか」
壬生《君が望むのなら。・・表裏の龍の技、見せてあげるよ・・》
龍麻と壬生の表裏の技発動!次回ついに黄龍戦記最終回(予定)!御期待あれ!(半ばヤケ)
九龍「・・本当に終わんの?」
終わる!(かも)
※ん、なにか用かね?ああ、この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だそうだ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定ばかりでお勧めはできんが・・。興味があるのか?では、閲覧には充分気を付けたまえ。言っておくが、忠告したからには治療はせんぞ?(瑞麗)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・大人の男編〉
境「なんじゃい、えらい揺れじゃったのう。龍麻に九龍は上手くやっとるとは思うが・・心配じゃのう・・。どれ、あいつらの無事を祈願して女子高生の寝間着姿でも代わりに覗いておいてやるかのー。ひっひっひ・・」
鴉室「やー、なかなかの揺れだったなァ。うーん、ツインドラゴンなら心配はいらないと思うんだがなー。しかしいかな彼らとは言え地下にいる以上、地上のことまで手は回るまい・・うむッ!ここは一つお兄さんが女生徒たちの平穏な眠りを確認しておくか!」
境「ひひひ・・」
鴉室「くっくっく・・」
JADE「・・・邪妖滅殺!」
境・鴉『ぎゃー!!!』
JADE「まったく、下劣な・・不埒な輩の仕置きまで引き受ける羽目になるとは思わなかったよ。これなら無理にでも龍麻の傍を離れるのではなかったな・・」
ここぞとばかりに女子寮覗きに走るオヤジ2名を人知れず成敗した亀忍者。そんな役回りです。あー早く出番が欲しい!龍麻に会いたい!
さてそんな【愛】を一身に受ける黄龍様は、遺跡の地下で謎の声と対峙中。《声》は執拗に玄室の更に奥から呼びかけてきます。
?《器・・黄龍の器よ・・来い、我が元に・・》
九龍「う・・重いッ・・声だけで身体が押しつぶされそうだッ・・」
皆守「《黄龍の器》・・?それは、ひーちゃんのことか?一体・・コイツはこの声はなんなんだ!?」
MJr=壬生(以降、壬生)《君たちが知る必要はないよ。早く逃げることだね。・・龍麻に貰った命をせいぜい大切にすると良い》
皆守&九龍『・・!!』(むかー!!)
白岐「・・怒りの炎が見えるわ・・」
阿門「む・・事情はわからんが状況は何となくわかるな・・」
弟1号&3号VS陰の龍(in猫)勃発寸前。
声そっちのけで睨み合う野郎3名にツッコミは無論黄龍様から。
龍麻「紅葉・・子供相手に意地悪言わない!」
皆守&九龍『子供・・!!』(ががーん・・!)
壬生《龍麻・・!》(がーん・・・)
白岐「・・傷付いたわ・・」
阿門「・・うーむ・・」
だからそんなことやってる場合では有りませんて。
その間にも近付いてくる謎の声と闇の気配。最早それはすぐそこまで来ていました。
龍麻「やれやれ・・逃げろと言って即逃げてくれるとは思ってなかったけど、やっぱりか・・。『結界』を張っておいて正解だったな。『上』は?紅葉」
壬生《墓場に生徒が何人か。封印が解けてから、贄の救出をしているようだね》
阿門「・・《生徒会》か」
龍麻「阿門の指示だって言ってたっけ。元執行委員の子たちも?」
阿門「あ、ああ・・」
龍麻「そうか・・。紅葉?」
壬生《今から逃がしてる暇はないよ。邪魔だけどね》
龍麻「・・やっぱりね。『結界』に放り込むしか・・」
壬生《ないね。・・それに、『結界』担当は最初からその気のようだよ》
龍麻「はは・・御門とミサじゃなぁ・・」
九龍「??」
皆守「ひーちゃん・・一体、何を?」
疑問符だらけの高校生たちに顔を向けた黄龍様、ちょっと困ったように笑っておっしゃいました。
龍麻「本当は、みんなを別の所に逃がしてから片付けたかったんだけどね。時間がないから、見学許可・・ってところかな?」
九龍「見学許可って」
龍麻「芙蓉!」
芙蓉「お呼びですか御主人様・・」
九龍「のわ!?どど、どこからか和服美女が!?うお!セクシー!」
白岐「九龍・・・(じろっ)」
阿門「まさか・・式神か!?」
皆守「御主人様・・・?」
龍麻「・・変なところに反応するの止めてくれるかな甲太郎・・。芙蓉もその呼び方止めろって・・言っても無駄なのは分かってるけど」
芙蓉「はい」
龍麻「・・・。まぁ今更いいか・・。それより芙蓉、『結界』は?」
芙蓉「お望み通りに。・・晴明様からそれについて御伝言が」
龍麻「・・予想は付くけど何?」
芙蓉「『お人好しの黄龍が期待する通り、この學園の生徒たちの安全は確保して差し上げます。この貸しは大きいですよ』と・・申し訳ありません・・」
龍麻「予想通りだな、まったく。ま、元から借りるつもりだったから仕方ないか・・。さて、じゃあそろそろ始めようか。芙蓉、頼む」
芙蓉「はい、御主人様。・・『結界』を始動致します」
皆守「・・消えた・・・」
九龍「『結界』って・・ひー兄ちゃん、まさか俺らが入んの!?」
龍麻「そういうこと」
皆守「何がそういう・・ッ!?」
皆守の怒鳴り声が終わらないうちに、4人の周囲を見えない壁のようなものが包みます。と思った瞬間、その中に一斉に・・・。
八千穂「ひゃあッ!?」
七瀬「きゃッ!」
真里野「おおおッ!?」
舞草「うわわわわ〜ッ!」
取手「なにが・・・」
神鳳「これは一体!?」
双樹「え?あッ・・龍麻くん!九龍!阿門様!!」
夷澤「ど、どうなってんスか!?なんで俺たちが遺跡の中に!?」
役員、執行委員のみならず、全バディ(ごく一部除く)が集結。
龍麻「・・みんな被害予想範囲まで来てたのか・・」
壬生《・・まぁ、気持ちは分からなくもないけどね》
八千穂「どど、どーなってんの!?ひーちゃん!?え?九チャン!ねぇ、なにが・・」
九龍「!しッ・・来る・・!!」
?《黄龍・・・そこかぁぁぁぁ!!!》
混乱するバディたちが見守る中、ついに遺跡の奥から声の主が姿を現しました。・・と言っても、その姿は生身ではなく・・。
雛川「ゆ・・幽霊?」
神鳳「・・違います。あれは・・そんな生易しいものではッ・・」
ぼんやりと霞がかかるように透けた不気味な影。
人の形をしているようでありながら、それは禍々しい闇に染まった龍のようにも見えました。
?《おおお・・黄龍の器・・来い、我が元にィィ!》
龍麻「・・そんな姿になっても、まだ《龍脈》の《力》を求めるか、『柳生』」
瑞麗「柳生ッ!!?」
八千穂「せ、先生!?」
瑞麗「あれが『柳生』なのか!?いや・・何かが・・何かが違う・・・」
JADE「その通り」
瑞麗「!?」
呆然とする瑞麗に、突如声がかけられました。無論、結界の外からです。
JADE「あれは正確には『柳生』ではない。奴と長く一体化し、その力となっていた邪霊の群れだ」
九龍「Jさん!」
瑞麗「君は・・。君も、黄龍の《宿星》の1人か・・」
JADE「・・黄龍を守護する四神が1人《玄武》」
七瀬「黄龍・・?大地を流れる気脈の最も大きな流れ・・黄金の龍に例えられる強大な《力》・・・それが、まさか」
皆守「ひーちゃん・・!」
全員の視線が、龍麻の背に注がれました。その中で、黄龍様は相変わらずいつもの落ち着いた様子で言うのでした。
龍麻「・・紅葉、配置は?」
壬生《『僕』なら、丁度君たちの真上辺りだね》
龍麻「・・じゃあ、久し振りにいこうか」
壬生《君が望むのなら。・・表裏の龍の技、見せてあげるよ・・》
龍麻と壬生の表裏の技発動!次回ついに黄龍戦記最終回(予定)!御期待あれ!(半ばヤケ)
九龍「・・本当に終わんの?」
終わる!(かも)
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説教真っ盛り黄龍戦記。ラスト3話!(予定)。3月中に終わる・・はずなんだけど(苦笑)
※図書室に御用ですか?ああ、この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記ですね。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定が多い異色の作品です。閲覧には若干の危険が伴いますので注意してくださいね。ではここにお名前を・・・。(七瀬)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・マミーズ編〉
雛川「・・・今頃、どうなっているのかしら・・」
舞草「うう〜、奈々子もうドキドキで仕事が手につきませぇん〜!」
瑞麗「心配するな。あの子たちならきっと、最も良い道を選んで戻ってくるさ。・・なにせ今世の覇者が付いているんだからな」
雛川「・・・今世の覇者・・?」
舞草「混線の馬車ってなんですかァ?」
瑞麗「・・いや、なんでもない。コーヒーをもう一杯貰えるか?」
舞草「は、はぁい!」
雛川「・・もしかして瑞麗先生は、龍麻さんのことを・・良く知ってらっしゃるんですか・・?」
瑞麗「ん?・・・フフ、まぁ・・な」
雛川「・・・・・・」
舞草「・・(ひーちゃんを良く知ってるって・・何を知ってるんでしょう・・奈々子気になりますゥ〜!)」
おっとジェラシーストーム発生!?な大人の女性集合マミーズ。
黄龍様、どうします?
さて、そんなこととはつゆ知らず、高校生2名に説教真っ最中23歳黄龍様(学ラン)。開き直り逆切れな弟3号に真正面から向かい合いです。
崩壊中の墓の中での黄龍様第一声は・・・・・・。
龍麻「甘ったれるなぁ!!」
皆守「がはッ!」
九龍「はひゃいッ!?」
阿門「なッ・・!」
白岐「・・・!!!」
脳天へのパンチ一発と同時でした。(無論相当に手加減)
皆守「うう・・さっきからポンポンポンポン殴りやがって・・・」
龍麻「言葉で言って分からないからだ。俺や九龍がこの學園から居なくなる?そんなこと当たり前だ、卒業するために入った訳じゃないんだから」
皆守「だろうが・・・・分かってたさそんなことは!だから・・!」
龍麻「だから?」
皆守「置いて行かれるのは、もう御免なんだよッ!」
白岐「・・・・・皆守さん・・・・・」
絶叫に近い声で叫ぶ皆守。その前で、あっさりと黄龍様は問い直しました。
龍麻「なんで?」
皆守「な・・・なんでって・・」
龍麻「俺は、忘れないよ?」
皆守「・・・・ひーちゃん・・・・」
龍麻「『ここ』にいなくても、俺は忘れないよ。電話もつながればメールもできる。時間があるなら場所なんかどこでも会えばいい。・・辛くて、苦しくて、誰かの助けが必要なときは、呼べばいい。俺も九龍も、必ず答えるよ?何が怖い?」
皆守「・・そんなのは嘘だ・・新しい生活が来れば忘れられる・・・」
龍麻「お馬鹿。こんな卑怯な死に方選んで逃げるような真似したら、それこそ俺はお前のことなんか忘れる。九龍にも、他の子たちにも、『忘れさせる』。傷を残したら、可哀相だから。・・・嫌だろう?そんなの」
皆守「う・・・」
子供のように顔を歪めて泣きそうになる皆守。その頭を、黄龍様がそっとあやすように抱きかかえてやりました。
皆守「・・!!」
龍麻「・・大丈夫だよ。甲太郎、お前は自分で思ってるよりよっぽどいい子だ。お前はね、自分で思ってるよりよっぽど色んな人たちから愛されてるんだよ。だから、逃げるな。大丈夫。俺も九龍も、お前が逃げない限り、ずっと味方でいるから・・・」
皆守「・・・・ひー・・・」
抱きかかえられているため、他の3人からは皆守の顔は見えませんでしたが、その背中は小刻みに震えて泣いているようでした。
九龍「・・・うう・・・」(←貰い泣き中)
白岐「・・・・」(←やっぱり貰い泣き中)
阿門「・・・・」(←自分を反省中&感動中)
感動の嵐が吹き荒れる、そんな真っ最中・・・・だったのですが。
?《・・邪魔をして悪いけどね、そろそろ脱出して貰えないかい》
九龍「へッ?」
?《いい加減に龍麻から離れて欲しいね、君》
皆守「!!猫!?」
龍麻「おっと・・」
突然龍麻の懐から顔を出したメフィストJrがあろうことか人間の、しかも落ち着いた青年の声でそう言ったのでした。動揺と恥ずかしさで
慌てて飛び退く皆守をすました様子で無視し、Jrの姿を借りた誰かの声が続きます。
MJr?《時間がないよ、龍麻。・・彼女たちもそろそろ眠りの時間だ》
龍麻「OK、『紅葉』」
九龍「くれは・・!?」
白岐「Jrさんと・・同調している影が見えるわ・・黒いコートの、男の人・・・・。・・・あっ・・貴方達は・・」
阿門「む・・!」
小夜子・真夕子『邪魔をして、ごめんなさい。でも、もう時間です《陽(ひかり)の龍》・・・長随彦様を、巫女を、墓守を助けてくれて、ありがとう。私たちは、約束通り彼と共に眠りにつきます。それは、幸福な深い眠り・・・もう覚めることのない、静かな眠り・・。ありがとう《転校生》・・・』
龍麻「いいんだよ。・・もう誰も君たちの眠りを妨げはしない。ゆっくり眠るんだよ」
小夜子・真夕子『ありがとう・・』
白岐「光が・・・!」
幸せそうに微笑んだ小夜子と真夕子の身体が、青く澄んだ光を発します。それと同時に長随彦も光に包まれ、緩やかにその姿が薄れていきます。
阿門「遺跡の揺れが・・・鎮まっていく・・・」
皆守「・・・眠るのか・・・みんな・・・」
やがて青い光が全てを覆い尽くし、玄室を満たすと、最後の鳴動を残し、遺跡はしんと静まりかえったのでした。
九龍「・・・終わった・・・?」
白岐「・・ええ・・もう、悲しみの声は聞こえない・・」
阿門「・・・《呪い》が・・重圧が、消えている・・」
皆守「・・・・・・終わった、のか・・」
静かな幕切れに、しばし呆然と立ちつくす高校生たち。
これにてミッションコンプリート・・・。
・・・では無かったようです。
龍麻「九龍」
九龍「え・・」
龍麻「甲太郎」
皆守「ひーちゃん?」
龍麻「白岐」
白岐「は・・はい・・」
龍麻「阿門」
阿門「・・緋勇・・」
全員の名前を呼ぶと、振り返った黄龍様はいつもの如くにこっと微笑みました。
龍麻「天香學園、遺跡探索ミッション終了。脱出しなさい」
九龍「ひー兄ちゃん・・?」
『脱出しよう』ではなく『しなさい』の言葉に違和感を感じた九龍。それを問いかけようとしたその瞬間、静まりかえっていた玄室の中に地を這うような声が響き始めました。
?《・・・こうりゅう・・・黄龍よ・・・》
白岐「この、深く暗い気配は・・!?」
阿門「馬鹿な!荒吐神より強い闇だと!?」
?《黄龍よ・・・満たされし器よ・・・我が物に・・・!》
九龍「黄龍・・ひー兄ちゃんッ!?」
皆守「なんだッ・・この気配は・・!」
しかし動揺する高校生たちの前で、まったく動じずに笑顔のままの黄龍様。
龍麻「《天香學園》の戦いはさっきでおしまい。だから、みんなは一足先に『上』へ帰りなさい」
九龍「ひー兄ちゃんッ!やだよ俺!」
皆守「ひーちゃん!お前!」
龍麻「慌てない。俺もすぐに帰るよ。だけどね」
茶目っ気を含んだウインクに、高校生たちが思わず目を丸くします。
それを楽しそうに眺めた黄龍様が、優しく、しかし反論を許さない声で言いました。
龍麻「・・ここから先は、本物の『魔人』の出番なんだ」
その肩で、黒猫が無表情にその瞳を光らせていました。
終わりと思ったその直後、遺跡を襲った異変の正体は?!いよいよラストエピソードの次回へ続く!!
九龍「うう、最後の最後ではぎれっ子は嫌だー!」
※図書室に御用ですか?ああ、この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記ですね。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定が多い異色の作品です。閲覧には若干の危険が伴いますので注意してくださいね。ではここにお名前を・・・。(七瀬)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・マミーズ編〉
雛川「・・・今頃、どうなっているのかしら・・」
舞草「うう〜、奈々子もうドキドキで仕事が手につきませぇん〜!」
瑞麗「心配するな。あの子たちならきっと、最も良い道を選んで戻ってくるさ。・・なにせ今世の覇者が付いているんだからな」
雛川「・・・今世の覇者・・?」
舞草「混線の馬車ってなんですかァ?」
瑞麗「・・いや、なんでもない。コーヒーをもう一杯貰えるか?」
舞草「は、はぁい!」
雛川「・・もしかして瑞麗先生は、龍麻さんのことを・・良く知ってらっしゃるんですか・・?」
瑞麗「ん?・・・フフ、まぁ・・な」
雛川「・・・・・・」
舞草「・・(ひーちゃんを良く知ってるって・・何を知ってるんでしょう・・奈々子気になりますゥ〜!)」
おっとジェラシーストーム発生!?な大人の女性集合マミーズ。
黄龍様、どうします?
さて、そんなこととはつゆ知らず、高校生2名に説教真っ最中23歳黄龍様(学ラン)。開き直り逆切れな弟3号に真正面から向かい合いです。
崩壊中の墓の中での黄龍様第一声は・・・・・・。
龍麻「甘ったれるなぁ!!」
皆守「がはッ!」
九龍「はひゃいッ!?」
阿門「なッ・・!」
白岐「・・・!!!」
脳天へのパンチ一発と同時でした。(無論相当に手加減)
皆守「うう・・さっきからポンポンポンポン殴りやがって・・・」
龍麻「言葉で言って分からないからだ。俺や九龍がこの學園から居なくなる?そんなこと当たり前だ、卒業するために入った訳じゃないんだから」
皆守「だろうが・・・・分かってたさそんなことは!だから・・!」
龍麻「だから?」
皆守「置いて行かれるのは、もう御免なんだよッ!」
白岐「・・・・・皆守さん・・・・・」
絶叫に近い声で叫ぶ皆守。その前で、あっさりと黄龍様は問い直しました。
龍麻「なんで?」
皆守「な・・・なんでって・・」
龍麻「俺は、忘れないよ?」
皆守「・・・・ひーちゃん・・・・」
龍麻「『ここ』にいなくても、俺は忘れないよ。電話もつながればメールもできる。時間があるなら場所なんかどこでも会えばいい。・・辛くて、苦しくて、誰かの助けが必要なときは、呼べばいい。俺も九龍も、必ず答えるよ?何が怖い?」
皆守「・・そんなのは嘘だ・・新しい生活が来れば忘れられる・・・」
龍麻「お馬鹿。こんな卑怯な死に方選んで逃げるような真似したら、それこそ俺はお前のことなんか忘れる。九龍にも、他の子たちにも、『忘れさせる』。傷を残したら、可哀相だから。・・・嫌だろう?そんなの」
皆守「う・・・」
子供のように顔を歪めて泣きそうになる皆守。その頭を、黄龍様がそっとあやすように抱きかかえてやりました。
皆守「・・!!」
龍麻「・・大丈夫だよ。甲太郎、お前は自分で思ってるよりよっぽどいい子だ。お前はね、自分で思ってるよりよっぽど色んな人たちから愛されてるんだよ。だから、逃げるな。大丈夫。俺も九龍も、お前が逃げない限り、ずっと味方でいるから・・・」
皆守「・・・・ひー・・・」
抱きかかえられているため、他の3人からは皆守の顔は見えませんでしたが、その背中は小刻みに震えて泣いているようでした。
九龍「・・・うう・・・」(←貰い泣き中)
白岐「・・・・」(←やっぱり貰い泣き中)
阿門「・・・・」(←自分を反省中&感動中)
感動の嵐が吹き荒れる、そんな真っ最中・・・・だったのですが。
?《・・邪魔をして悪いけどね、そろそろ脱出して貰えないかい》
九龍「へッ?」
?《いい加減に龍麻から離れて欲しいね、君》
皆守「!!猫!?」
龍麻「おっと・・」
突然龍麻の懐から顔を出したメフィストJrがあろうことか人間の、しかも落ち着いた青年の声でそう言ったのでした。動揺と恥ずかしさで
慌てて飛び退く皆守をすました様子で無視し、Jrの姿を借りた誰かの声が続きます。
MJr?《時間がないよ、龍麻。・・彼女たちもそろそろ眠りの時間だ》
龍麻「OK、『紅葉』」
九龍「くれは・・!?」
白岐「Jrさんと・・同調している影が見えるわ・・黒いコートの、男の人・・・・。・・・あっ・・貴方達は・・」
阿門「む・・!」
小夜子・真夕子『邪魔をして、ごめんなさい。でも、もう時間です《陽(ひかり)の龍》・・・長随彦様を、巫女を、墓守を助けてくれて、ありがとう。私たちは、約束通り彼と共に眠りにつきます。それは、幸福な深い眠り・・・もう覚めることのない、静かな眠り・・。ありがとう《転校生》・・・』
龍麻「いいんだよ。・・もう誰も君たちの眠りを妨げはしない。ゆっくり眠るんだよ」
小夜子・真夕子『ありがとう・・』
白岐「光が・・・!」
幸せそうに微笑んだ小夜子と真夕子の身体が、青く澄んだ光を発します。それと同時に長随彦も光に包まれ、緩やかにその姿が薄れていきます。
阿門「遺跡の揺れが・・・鎮まっていく・・・」
皆守「・・・眠るのか・・・みんな・・・」
やがて青い光が全てを覆い尽くし、玄室を満たすと、最後の鳴動を残し、遺跡はしんと静まりかえったのでした。
九龍「・・・終わった・・・?」
白岐「・・ええ・・もう、悲しみの声は聞こえない・・」
阿門「・・・《呪い》が・・重圧が、消えている・・」
皆守「・・・・・・終わった、のか・・」
静かな幕切れに、しばし呆然と立ちつくす高校生たち。
これにてミッションコンプリート・・・。
・・・では無かったようです。
龍麻「九龍」
九龍「え・・」
龍麻「甲太郎」
皆守「ひーちゃん?」
龍麻「白岐」
白岐「は・・はい・・」
龍麻「阿門」
阿門「・・緋勇・・」
全員の名前を呼ぶと、振り返った黄龍様はいつもの如くにこっと微笑みました。
龍麻「天香學園、遺跡探索ミッション終了。脱出しなさい」
九龍「ひー兄ちゃん・・?」
『脱出しよう』ではなく『しなさい』の言葉に違和感を感じた九龍。それを問いかけようとしたその瞬間、静まりかえっていた玄室の中に地を這うような声が響き始めました。
?《・・・こうりゅう・・・黄龍よ・・・》
白岐「この、深く暗い気配は・・!?」
阿門「馬鹿な!荒吐神より強い闇だと!?」
?《黄龍よ・・・満たされし器よ・・・我が物に・・・!》
九龍「黄龍・・ひー兄ちゃんッ!?」
皆守「なんだッ・・この気配は・・!」
しかし動揺する高校生たちの前で、まったく動じずに笑顔のままの黄龍様。
龍麻「《天香學園》の戦いはさっきでおしまい。だから、みんなは一足先に『上』へ帰りなさい」
九龍「ひー兄ちゃんッ!やだよ俺!」
皆守「ひーちゃん!お前!」
龍麻「慌てない。俺もすぐに帰るよ。だけどね」
茶目っ気を含んだウインクに、高校生たちが思わず目を丸くします。
それを楽しそうに眺めた黄龍様が、優しく、しかし反論を許さない声で言いました。
龍麻「・・ここから先は、本物の『魔人』の出番なんだ」
その肩で、黒猫が無表情にその瞳を光らせていました。
終わりと思ったその直後、遺跡を襲った異変の正体は?!いよいよラストエピソードの次回へ続く!!
九龍「うう、最後の最後ではぎれっ子は嫌だー!」
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荒吐神戦の行方や如何に?の黄龍戦記。これ入れてあと4回までには終わりたいところですが・・さてどうなる?
※あら、先生に何か用?この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記よ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定がとっても多いの。大丈夫かしら?閲覧には気を付けてね。(雛川)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・男子寮(文化系)編〉
トト「見テ下サイ!出マシタ《世界》ノカードデス!」
肥後「《わーるど》、でしゅか?」
響「それが九龍先輩やお兄ちゃんを示すカードなんですね、トト先輩?」
トト「ソウデス、《世界》トテモ強イカード。キット我ガ王、九チャン、ミンナ無事帰ッテキマス」
取手「・・・・」
黒塚「ん?どうしたんだい取手君?」
取手「・・僕には、他に出来ることはないからね。こんな時間だけど・・・彼らの為に一曲、どうしても弾きたいんだ」
肥後「そういうことならみんなで行くでしゅ!みんなで祈ればきっと鉄人たちに通じるでしゅよ!」
トト「ソウデス、ジンルイミナキョウダイデス!」
響「ぼ、僕も連れて行って下さいッ!」
黒塚「う〜ん、いいね〜、静まり返ったコンクリートの檻の中・・響き渡るピアノの調べに石たちもきっと龍麻博士たちを想うよ・〜ふふふ〜・・」
取手「・・ありがとう、みんな・・」
そんなわけで戦闘組と違い穏やかにツインドラゴンの無事を祈る文化部組。待ってろ帰還はもうすぐだ!(多分)
一方その頃、地下では黄龍&九龍の方陣技炸裂。激しい《氣》の渦が収まり、辺りが静まりかえったその直後、荒吐神の巨大な体がゆっくりと崩れていきます。
阿門「斃したのか、《神》を・・!」
荒吐神「おおおお・・我の身体が・・身体が崩れる・・神の・・《荒吐神》たる我の身体が・・!」
白岐「・・もう終わったのですよ『長随彦』様・・・」
荒吐神「・・なが・・すねひこ・・・?」
白岐「そう・・それがあなたの本当の名・・2人の『龍』が取り返してくれた・・本当のあなたの心・・・」
荒吐神「・・そうか、私は・・確かにそう呼ばれていた。遠い昔に・・あの頃・・に・・。ああ・・・還りたい・・あの・・頃、に・・・」
ツインドラゴンの《力》で、『実験』を受ける前の真実の自分を取り返した荒吐神=長随彦。しかし彼を封じるために作られた遺跡は、その役目を終えようとしていました。
皆守「『墓』が崩れる・・!」
白岐「あッ・・」
九龍「白岐!こっちへ!」
龍麻「(封印解除と共に全てが崩壊。最後まで・・《墓守》は道具というわけか・・・)」
眉を顰める黄龍様の横で、阿門が崩れゆく玄室の天井を見上げ、静かに微笑みました。
阿門「・・これで終わったのか・・俺の《墓守》としての役割も」
皆守「・・・」
阿門「緋勇、俺は勘違いをしていたようだ。お前たち《宝探し屋》は・・奪うばかりでなく、与えることもするのだな。《墓守》たちの全てが、お前たちに会って大切なものを与えられた。そして・・俺も・・お前たちにかけがえのないもの、『自由』を与えられた・・」
龍麻「・・阿門」
阿門「もっと早く、お前たちに出会い、語り合えれば良かった。・・ここは、もう崩れる。行け・・。俺はこの場に留まり、呪われた歴史に終止符を打つ」
九龍「阿ーさん!?」
皆守「・・・仕方ない、これも運命って奴か」
九龍「甲やん、お前までッ・・」
皆守「最後のシメに、《生徒会》が幕を引く・・それが筋ってもんだろう?」
白岐「やめて・・!この上まだ人の命をこの場所で奪わせようと言うの・・!?」
九龍「冗談じゃねぇ!お前ら、俺たちが何のためにここまで来たと思ってんだ!」
皆守「悪いな、白岐、九ちゃん。俺たち《生徒会》は、余りにも多くのものを傷付けてきた。その償いって奴が、ようやく巡ってきたのさ。全ては地中深く消える・・呪いが解ければ、墓場に埋められていた奴らも元に戻る。本当に、これで全部終わりだ」
阿門「後のことは、地上の《生徒会》たちに指示を出してある。・・早く行け。皆がお前たちを待っているだろう」
皆守「じゃあな。・・気を付けて、行けよ」
九龍「甲・・てめぇ・・!」
白岐の悲痛な叫びも、九龍の怒りの声も聞き入れず、生徒会会長と副会長が揃って崩れゆく墓の奥へと向かおうとしたその時。
龍麻「阿門」
阿門「緋勇・・?」
ばちんッ!!!
皆守「!!」
九龍「ひえッ!?」
白岐「・・!」
龍麻「甲太郎」
皆守「ひーちゃ・・!」
ばちんッ!!!
皆守「ってェッ!!!」
黄龍様の平手打ちが2人を直撃。まぁせいぜい目から星が出る程度の強さですが、はたかれた2人は呆然と黄龍様を見つめます。
龍麻「・・黙って聞いてれば自己完結な理屈ばっかり。そんな態度で『償い』だとか言われても、はっきり言って迷惑だ」
阿門「な・・俺は、《墓守》の」
龍麻「黙りなさい!そこに正座!」
阿門「うッ・・」
九龍「あ・・阿ーさんが小さくなってる・・」
白岐「正座・・」
龍麻「甲太郎も!」
皆守「ひ、ひーちゃん、今はそれどころじゃ」
龍麻「正座!!!」
阿・皆『はいッ!!』
九龍「・・・正座させられてるし」
白岐「・・九龍、貴方まで正座することはないんじゃ・・」
九龍「はッ!つい条件反射で・・」
叱られ慣れてる九龍が思わず自分も正座になる迫力で、生徒会長&副会長を怒鳴りつけた黄龍様。いつもの如く静かな表情ですが、怒り心頭のご様子です。
龍麻「償い?責任?役目?・・お前たち2人が死んでそれができると思うならとんだ思い上がりだ。残されたみんなに責任を押しつけて、さっさと楽になろうとしてるだけじゃないか」
阿門「緋勇!俺は・・」
龍麻「阿門、自分が死んで泣く人間の名前を思い出してごらん。・・一つも挙げられないなら、俺はもう一回引っぱたくよ」
阿門「く・・」
龍麻「甲太郎も。・・償いって言ったね。それが本当にそうか?俺の目を見てもう一回言ってごらん」
皆守「・・ひー・・」
龍麻「お前は本当に、『償いたくて死を選ぶ』のか?」
皆守「・・・・・違う・・」
九龍「え・・?」
皆守「・・・・俺は・・・くそッ・・最後まで厳しい男だよ、お前は・・!そうだ!俺は最初からここで死ぬ気だったよ!地上に戻る気なんかありゃしない・・俺は、ここで死にたかったんだッ!お前が・・・お前たちが、この學園にいるうちにな!」
白岐「・・皆守さん・・!」
九龍「俺らが・・・?」
皆守「知っていたさ、この最後の戦いで、きっとお前たちは俺を、この學園を《解放》してくれると。そうして、それが終わったらお前たちは迷わずこの學園を出ていくんだろうと・・・。それが、お前たちの『目的』だったんだ、当然のことだ。だがな!俺はそれを見送って、壁も鎖もなくなったこの場所から自分の足で歩いて出ていけるほど、やる気も根性も度胸もないんだよ!お前らがいない日常で、新しいことを始める・・・そんな道が、選べる自信なんざこれっぽっちもありゃしないんだッ!分かったか!」
九龍「・・・内容の情けなさの割になんでそんな偉そうなんだヨ・・」
皆守「うるせェ!これが逆切れだ!覚えとけ!」
九龍「開き直りやがったヨ!」
阿門「皆守・・」
龍麻「・・・やれやれ」
白岐「・・龍麻さん・・・」
とうとう腹の中身を全部さらけ出す羽目になった皆守甲太郎。崩れゆく墓の奥で逆切れ副会長と説教黄龍の決着や如何に?
それはまた次回に!
九龍「・・甲やんてさー」
皆守「・・なんだよ」
九龍「ブラコン?」
皆守「お前と一緒にするんじゃねぇ!!」
※あら、先生に何か用?この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記よ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定がとっても多いの。大丈夫かしら?閲覧には気を付けてね。(雛川)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・男子寮(文化系)編〉
トト「見テ下サイ!出マシタ《世界》ノカードデス!」
肥後「《わーるど》、でしゅか?」
響「それが九龍先輩やお兄ちゃんを示すカードなんですね、トト先輩?」
トト「ソウデス、《世界》トテモ強イカード。キット我ガ王、九チャン、ミンナ無事帰ッテキマス」
取手「・・・・」
黒塚「ん?どうしたんだい取手君?」
取手「・・僕には、他に出来ることはないからね。こんな時間だけど・・・彼らの為に一曲、どうしても弾きたいんだ」
肥後「そういうことならみんなで行くでしゅ!みんなで祈ればきっと鉄人たちに通じるでしゅよ!」
トト「ソウデス、ジンルイミナキョウダイデス!」
響「ぼ、僕も連れて行って下さいッ!」
黒塚「う〜ん、いいね〜、静まり返ったコンクリートの檻の中・・響き渡るピアノの調べに石たちもきっと龍麻博士たちを想うよ・〜ふふふ〜・・」
取手「・・ありがとう、みんな・・」
そんなわけで戦闘組と違い穏やかにツインドラゴンの無事を祈る文化部組。待ってろ帰還はもうすぐだ!(多分)
一方その頃、地下では黄龍&九龍の方陣技炸裂。激しい《氣》の渦が収まり、辺りが静まりかえったその直後、荒吐神の巨大な体がゆっくりと崩れていきます。
阿門「斃したのか、《神》を・・!」
荒吐神「おおおお・・我の身体が・・身体が崩れる・・神の・・《荒吐神》たる我の身体が・・!」
白岐「・・もう終わったのですよ『長随彦』様・・・」
荒吐神「・・なが・・すねひこ・・・?」
白岐「そう・・それがあなたの本当の名・・2人の『龍』が取り返してくれた・・本当のあなたの心・・・」
荒吐神「・・そうか、私は・・確かにそう呼ばれていた。遠い昔に・・あの頃・・に・・。ああ・・・還りたい・・あの・・頃、に・・・」
ツインドラゴンの《力》で、『実験』を受ける前の真実の自分を取り返した荒吐神=長随彦。しかし彼を封じるために作られた遺跡は、その役目を終えようとしていました。
皆守「『墓』が崩れる・・!」
白岐「あッ・・」
九龍「白岐!こっちへ!」
龍麻「(封印解除と共に全てが崩壊。最後まで・・《墓守》は道具というわけか・・・)」
眉を顰める黄龍様の横で、阿門が崩れゆく玄室の天井を見上げ、静かに微笑みました。
阿門「・・これで終わったのか・・俺の《墓守》としての役割も」
皆守「・・・」
阿門「緋勇、俺は勘違いをしていたようだ。お前たち《宝探し屋》は・・奪うばかりでなく、与えることもするのだな。《墓守》たちの全てが、お前たちに会って大切なものを与えられた。そして・・俺も・・お前たちにかけがえのないもの、『自由』を与えられた・・」
龍麻「・・阿門」
阿門「もっと早く、お前たちに出会い、語り合えれば良かった。・・ここは、もう崩れる。行け・・。俺はこの場に留まり、呪われた歴史に終止符を打つ」
九龍「阿ーさん!?」
皆守「・・・仕方ない、これも運命って奴か」
九龍「甲やん、お前までッ・・」
皆守「最後のシメに、《生徒会》が幕を引く・・それが筋ってもんだろう?」
白岐「やめて・・!この上まだ人の命をこの場所で奪わせようと言うの・・!?」
九龍「冗談じゃねぇ!お前ら、俺たちが何のためにここまで来たと思ってんだ!」
皆守「悪いな、白岐、九ちゃん。俺たち《生徒会》は、余りにも多くのものを傷付けてきた。その償いって奴が、ようやく巡ってきたのさ。全ては地中深く消える・・呪いが解ければ、墓場に埋められていた奴らも元に戻る。本当に、これで全部終わりだ」
阿門「後のことは、地上の《生徒会》たちに指示を出してある。・・早く行け。皆がお前たちを待っているだろう」
皆守「じゃあな。・・気を付けて、行けよ」
九龍「甲・・てめぇ・・!」
白岐の悲痛な叫びも、九龍の怒りの声も聞き入れず、生徒会会長と副会長が揃って崩れゆく墓の奥へと向かおうとしたその時。
龍麻「阿門」
阿門「緋勇・・?」
ばちんッ!!!
皆守「!!」
九龍「ひえッ!?」
白岐「・・!」
龍麻「甲太郎」
皆守「ひーちゃ・・!」
ばちんッ!!!
皆守「ってェッ!!!」
黄龍様の平手打ちが2人を直撃。まぁせいぜい目から星が出る程度の強さですが、はたかれた2人は呆然と黄龍様を見つめます。
龍麻「・・黙って聞いてれば自己完結な理屈ばっかり。そんな態度で『償い』だとか言われても、はっきり言って迷惑だ」
阿門「な・・俺は、《墓守》の」
龍麻「黙りなさい!そこに正座!」
阿門「うッ・・」
九龍「あ・・阿ーさんが小さくなってる・・」
白岐「正座・・」
龍麻「甲太郎も!」
皆守「ひ、ひーちゃん、今はそれどころじゃ」
龍麻「正座!!!」
阿・皆『はいッ!!』
九龍「・・・正座させられてるし」
白岐「・・九龍、貴方まで正座することはないんじゃ・・」
九龍「はッ!つい条件反射で・・」
叱られ慣れてる九龍が思わず自分も正座になる迫力で、生徒会長&副会長を怒鳴りつけた黄龍様。いつもの如く静かな表情ですが、怒り心頭のご様子です。
龍麻「償い?責任?役目?・・お前たち2人が死んでそれができると思うならとんだ思い上がりだ。残されたみんなに責任を押しつけて、さっさと楽になろうとしてるだけじゃないか」
阿門「緋勇!俺は・・」
龍麻「阿門、自分が死んで泣く人間の名前を思い出してごらん。・・一つも挙げられないなら、俺はもう一回引っぱたくよ」
阿門「く・・」
龍麻「甲太郎も。・・償いって言ったね。それが本当にそうか?俺の目を見てもう一回言ってごらん」
皆守「・・ひー・・」
龍麻「お前は本当に、『償いたくて死を選ぶ』のか?」
皆守「・・・・・違う・・」
九龍「え・・?」
皆守「・・・・俺は・・・くそッ・・最後まで厳しい男だよ、お前は・・!そうだ!俺は最初からここで死ぬ気だったよ!地上に戻る気なんかありゃしない・・俺は、ここで死にたかったんだッ!お前が・・・お前たちが、この學園にいるうちにな!」
白岐「・・皆守さん・・!」
九龍「俺らが・・・?」
皆守「知っていたさ、この最後の戦いで、きっとお前たちは俺を、この學園を《解放》してくれると。そうして、それが終わったらお前たちは迷わずこの學園を出ていくんだろうと・・・。それが、お前たちの『目的』だったんだ、当然のことだ。だがな!俺はそれを見送って、壁も鎖もなくなったこの場所から自分の足で歩いて出ていけるほど、やる気も根性も度胸もないんだよ!お前らがいない日常で、新しいことを始める・・・そんな道が、選べる自信なんざこれっぽっちもありゃしないんだッ!分かったか!」
九龍「・・・内容の情けなさの割になんでそんな偉そうなんだヨ・・」
皆守「うるせェ!これが逆切れだ!覚えとけ!」
九龍「開き直りやがったヨ!」
阿門「皆守・・」
龍麻「・・・やれやれ」
白岐「・・龍麻さん・・・」
とうとう腹の中身を全部さらけ出す羽目になった皆守甲太郎。崩れゆく墓の奥で逆切れ副会長と説教黄龍の決着や如何に?
それはまた次回に!
九龍「・・甲やんてさー」
皆守「・・なんだよ」
九龍「ブラコン?」
皆守「お前と一緒にするんじゃねぇ!!」
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黄龍戦記、最終戦開始!あーとーちょっとー(泣)←最近そればっかり言ってますよこの人。
※・・どうしたの・・?・・・この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記よ・・・・。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定が多いわ・・。閲覧には、気を付けなさい・・。闇に、飲まれたくなければ・・。(白岐)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・男子寮(戦闘系)編〉
真里野「師匠ぉぉぉ〜!九龍〜!!ああッ『友』の力になれぬとは・・拙者は、拙者は今まで何の為に剣の道をぉ!」
墨木「隊長ッ!九龍ドノッ!自分ハ・・自分ハ、この腕ノ未熟ガ情けないでアリマスッ・・!!」
朱堂「ダーリン達・・シゲミを置いていくなんてひどいッ、ひどいわァ〜!」
夷澤「ああもううるさいッスねェ!俺だって龍麻さんのためにこの拳を振るう機会が出来ると思ったのにッ・・!!九龍センパイにも、認めさせようと思ったのにッ・・!!」
神鳳「フッ・・・どのみち君程度では役に立ちませんよ。そう・・あの人たちの・・力には、ね」
夷澤「ケンカ売ってんですか神鳳センパイ・・」
神鳳「おや?そう聞こえませんでしたか?」
夷澤「・・・・・!」
真里野「師匠ぉ〜ッ!」
墨木「隊長ォー!!」
朱堂「ああんダーリーン!!」
夕薙「やれやれ・・早く龍麻たちに戻ってきてもらわないとこっちが危ないな・・」
女子寮と違い格段に騒々しい男子寮。血の気の多いメンバーは大変なことになってます。あっちもこっちも大変です黄龍様!
さてそうはいっても今はそれどころじゃない黄龍様たち、その目の前についに遺跡に封じられし《神》が姿を現しました。
?「・・・我は・・荒神《荒吐神》・・」
九龍「あらはばき・・」
龍麻「惨いな・・これが、人の所業か・・」
阿門「・・・」
人の手で様々に『進化』を強要された異形の姿の《神》は、白岐の中に受け継がれた《封印の巫女》の説得にも応じず、ただ全てを破壊する《怪物》へと成り果てていました。
白岐「『長髄彦』様・・・あなたは・・あの頃の貴方には戻らないのですね・・・出来ることなら傷付くことなく眠っていて欲しかった。けれど・・・貴方を救うにはもう・・」
悲しみに表情を曇らせる白岐。最早『長髄彦』を救うには斃すことだけ、と決意する彼女ですが・・。
荒吐神「愚かな・・《九龍の秘宝》を頼みに我を斃すと?そのようなもの、元より存在せぬ・・・全ては天御子たちの伝説よ・・」
白岐「そんな・・!」
皆守「《九龍の秘宝》が・・存在しない?」
荒吐神「《神》を倒すことなど出来ぬ・・哀れな人間どもよ、己の弱さを思い知るがいい・・」
阿門「・・・・・・終わりか・・。葉佩、緋勇・・巫女を連れて逃げ・・・・」
九龍「終わるかよッ!」
阿・皆・白「!!!」
明るく叱咤の声を飛ばした九龍が荒吐神の前に飛び出しました。
その後に、まるで気負いの無い自然な足取りで、黄龍様も続きます。
白岐「九龍・・・龍麻さん・・・」
皆守「待てお前ら!《秘宝》の力がなければ封印は・・」
九龍「シケた顔すんな!俺ら元から《秘宝》なんざ当てにしてねーってのv」
龍麻「そういうこと」
皆守「・・・!!」
阿門「馬鹿な、《神》に《人》の力が通じるものか!ここは《生徒会》が奴を命に代えても斃す、お前たちは白岐を連れてこの場を去れ!」
九龍「やーだねッ!大体《九龍(くーろん)の秘宝》ってのがナイと困るっつーなら、俺たちがいないと始まんないじゃんヨv俺の名前が葉佩『九龍』で・・」
龍麻「・・俺が、緋勇『龍』麻」
九龍「合わせて《十龍》の兄弟ときたもんだv《九龍の秘宝》とやらよかよっぽど強そうっしょ?」
皆守「んなッ・・・・!」
阿門「ふざけている場合か《転校生》!」
唖然とする皆守、激昂する阿門。その2人の横で、一瞬呆けたような表情だった白岐が、ふっと微笑みました。
白岐「・・ふふ・・・そう、そうね。『九龍』に、『龍麻』・・私達には、《秘宝》より頼りになる《ツインドラゴン》がいたのだったわ・・」
皆守「白岐・・」
白岐「お願い、《ツインドラゴン》。あの方を・・救ってあげて」
九龍「任せろ!」
龍麻「ああ。心配いらない」
荒吐神「我を・・斃すと・・・?愚かな・・・塵となるがいい、人よ・・!」
襲い掛かる異形の《神》に、不敵な笑顔を崩さず対峙する《ツインドラゴン》。その迷いのない瞳に、圧倒されたように立ちつくす阿門。そんな《生徒会長》に、一瞬振り返ったのは黄龍様でした。
阿門「・・緋勇・・」
戦いに向かう緊迫感など何もない柔らかな笑顔を向けられ、呆然と黄龍様の背中を見送る阿門。その様子を眺めていた皆守が、知らず止めていた息をやっと吐き出しました。
皆守「・・・・やれやれ・・心配した俺が馬鹿だったか」
阿門「・・皆守」
皆守「阿門、あの葉佩九龍って馬鹿はな、生まれてこのかた、兄貴を信用しなかったことはないんだとよ」
阿門「・・・」
皆守「・・俺も、あいつの兄貴が・・緋勇龍麻が、誰かの期待を裏切るところを見たことはない。それが、たとえどんなに身勝手な・・救いを求める手だとしても。だから、俺も信じるさ・・俺の『親友』たちを。・・・・お前もそうだろう、白岐?」
白岐「ええ・・。彼らは私達を救ってくれると言った。彼らを拒み、傷付けようとし、そのくせ縋りつき救いを求める私達を・・・それでも、《友》だと・・《仲間》だと言ってくれた・・。だから私は信じるわ。たとえそれがどんな結果になろうとも、もう後悔はしない」
阿門「・・・・・・・・」
皆守「・・・(後悔しない、か・・・俺は・・・・)」
それぞれの思いで見守る三人の前で、いよいよツインドラゴンラストバトル開始です。
先制、とばかりに銃で攻撃を仕掛ける九龍ですが、荒吐神には流石にまったく通用していない様子。
九龍「つッ!」
龍麻「九龍!」
九龍「!これは・・!」
封印の効果が残っているのか、まだ多少緩慢な荒吐神の攻撃をかわした九龍に黄龍様が投げ渡したのは、白岐から託された黄金の剣でした。
龍麻「落ち着いて相手をよく見る!今まで教えたことの締めくくりだ・・・構えろ!」
九龍「はいッ!」
荒吐神「《人》如きが《神》に抗うか・・!」
龍麻「・・思い出せ、『長髄彦』・・・お前は《神》じゃない」
荒吐神「・・・我は・・荒神・・」
龍麻「・・この遺跡に入ったその時から、悲しみの声が聞こえていた。《墓守》たちや、《贄》たちのものだけではない。あれは・・お前の声だったろう、『長髄彦』」
荒吐神「なにを・・我は・・荒・・」
龍麻「もう・・・泣くな。悪夢は、今終わる」
荒吐神「我は・・・我は・・・!」
九龍「ひー兄ちゃん!」
龍麻「九龍・・・解き放つぞ全てを!」
九龍「おうッ!!」
九龍が構えた黄金剣に黄龍の手が添えられたその瞬間、黄金剣が更なる輝きを放ちました。
阿門「なんという・・・・《力》だ・・!」
白岐「・・・あれが・・、彼らの《力》・・」
龍麻「《秘拳》・・」
九龍「《必中》・・」
龍×2『《対龍閃光弾》!』
阿門「うおォッ!」
皆守「ッ・・!!」
白岐「あッ・・・・」
瞬間、目を開けていられないほどの光が爆発したように閃き、すさまじい《氣》の渦が辺りを揺るがしました。
荒吐神「オオオオオオオオオッ!!」
阿・皆・白「!!」
何も見えない中に響いた荒吐神の叫び声。
勝負の行方は・・・また次回に!!
皆守「ってここで引っ張りかよ!」
白岐「・・字数が足りないの・・」
フォロー有難う白岐!(涙)
※・・どうしたの・・?・・・この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記よ・・・・。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定が多いわ・・。閲覧には、気を付けなさい・・。闇に、飲まれたくなければ・・。(白岐)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・男子寮(戦闘系)編〉
真里野「師匠ぉぉぉ〜!九龍〜!!ああッ『友』の力になれぬとは・・拙者は、拙者は今まで何の為に剣の道をぉ!」
墨木「隊長ッ!九龍ドノッ!自分ハ・・自分ハ、この腕ノ未熟ガ情けないでアリマスッ・・!!」
朱堂「ダーリン達・・シゲミを置いていくなんてひどいッ、ひどいわァ〜!」
夷澤「ああもううるさいッスねェ!俺だって龍麻さんのためにこの拳を振るう機会が出来ると思ったのにッ・・!!九龍センパイにも、認めさせようと思ったのにッ・・!!」
神鳳「フッ・・・どのみち君程度では役に立ちませんよ。そう・・あの人たちの・・力には、ね」
夷澤「ケンカ売ってんですか神鳳センパイ・・」
神鳳「おや?そう聞こえませんでしたか?」
夷澤「・・・・・!」
真里野「師匠ぉ〜ッ!」
墨木「隊長ォー!!」
朱堂「ああんダーリーン!!」
夕薙「やれやれ・・早く龍麻たちに戻ってきてもらわないとこっちが危ないな・・」
女子寮と違い格段に騒々しい男子寮。血の気の多いメンバーは大変なことになってます。あっちもこっちも大変です黄龍様!
さてそうはいっても今はそれどころじゃない黄龍様たち、その目の前についに遺跡に封じられし《神》が姿を現しました。
?「・・・我は・・荒神《荒吐神》・・」
九龍「あらはばき・・」
龍麻「惨いな・・これが、人の所業か・・」
阿門「・・・」
人の手で様々に『進化』を強要された異形の姿の《神》は、白岐の中に受け継がれた《封印の巫女》の説得にも応じず、ただ全てを破壊する《怪物》へと成り果てていました。
白岐「『長髄彦』様・・・あなたは・・あの頃の貴方には戻らないのですね・・・出来ることなら傷付くことなく眠っていて欲しかった。けれど・・・貴方を救うにはもう・・」
悲しみに表情を曇らせる白岐。最早『長髄彦』を救うには斃すことだけ、と決意する彼女ですが・・。
荒吐神「愚かな・・《九龍の秘宝》を頼みに我を斃すと?そのようなもの、元より存在せぬ・・・全ては天御子たちの伝説よ・・」
白岐「そんな・・!」
皆守「《九龍の秘宝》が・・存在しない?」
荒吐神「《神》を倒すことなど出来ぬ・・哀れな人間どもよ、己の弱さを思い知るがいい・・」
阿門「・・・・・・終わりか・・。葉佩、緋勇・・巫女を連れて逃げ・・・・」
九龍「終わるかよッ!」
阿・皆・白「!!!」
明るく叱咤の声を飛ばした九龍が荒吐神の前に飛び出しました。
その後に、まるで気負いの無い自然な足取りで、黄龍様も続きます。
白岐「九龍・・・龍麻さん・・・」
皆守「待てお前ら!《秘宝》の力がなければ封印は・・」
九龍「シケた顔すんな!俺ら元から《秘宝》なんざ当てにしてねーってのv」
龍麻「そういうこと」
皆守「・・・!!」
阿門「馬鹿な、《神》に《人》の力が通じるものか!ここは《生徒会》が奴を命に代えても斃す、お前たちは白岐を連れてこの場を去れ!」
九龍「やーだねッ!大体《九龍(くーろん)の秘宝》ってのがナイと困るっつーなら、俺たちがいないと始まんないじゃんヨv俺の名前が葉佩『九龍』で・・」
龍麻「・・俺が、緋勇『龍』麻」
九龍「合わせて《十龍》の兄弟ときたもんだv《九龍の秘宝》とやらよかよっぽど強そうっしょ?」
皆守「んなッ・・・・!」
阿門「ふざけている場合か《転校生》!」
唖然とする皆守、激昂する阿門。その2人の横で、一瞬呆けたような表情だった白岐が、ふっと微笑みました。
白岐「・・ふふ・・・そう、そうね。『九龍』に、『龍麻』・・私達には、《秘宝》より頼りになる《ツインドラゴン》がいたのだったわ・・」
皆守「白岐・・」
白岐「お願い、《ツインドラゴン》。あの方を・・救ってあげて」
九龍「任せろ!」
龍麻「ああ。心配いらない」
荒吐神「我を・・斃すと・・・?愚かな・・・塵となるがいい、人よ・・!」
襲い掛かる異形の《神》に、不敵な笑顔を崩さず対峙する《ツインドラゴン》。その迷いのない瞳に、圧倒されたように立ちつくす阿門。そんな《生徒会長》に、一瞬振り返ったのは黄龍様でした。
阿門「・・緋勇・・」
戦いに向かう緊迫感など何もない柔らかな笑顔を向けられ、呆然と黄龍様の背中を見送る阿門。その様子を眺めていた皆守が、知らず止めていた息をやっと吐き出しました。
皆守「・・・・やれやれ・・心配した俺が馬鹿だったか」
阿門「・・皆守」
皆守「阿門、あの葉佩九龍って馬鹿はな、生まれてこのかた、兄貴を信用しなかったことはないんだとよ」
阿門「・・・」
皆守「・・俺も、あいつの兄貴が・・緋勇龍麻が、誰かの期待を裏切るところを見たことはない。それが、たとえどんなに身勝手な・・救いを求める手だとしても。だから、俺も信じるさ・・俺の『親友』たちを。・・・・お前もそうだろう、白岐?」
白岐「ええ・・。彼らは私達を救ってくれると言った。彼らを拒み、傷付けようとし、そのくせ縋りつき救いを求める私達を・・・それでも、《友》だと・・《仲間》だと言ってくれた・・。だから私は信じるわ。たとえそれがどんな結果になろうとも、もう後悔はしない」
阿門「・・・・・・・・」
皆守「・・・(後悔しない、か・・・俺は・・・・)」
それぞれの思いで見守る三人の前で、いよいよツインドラゴンラストバトル開始です。
先制、とばかりに銃で攻撃を仕掛ける九龍ですが、荒吐神には流石にまったく通用していない様子。
九龍「つッ!」
龍麻「九龍!」
九龍「!これは・・!」
封印の効果が残っているのか、まだ多少緩慢な荒吐神の攻撃をかわした九龍に黄龍様が投げ渡したのは、白岐から託された黄金の剣でした。
龍麻「落ち着いて相手をよく見る!今まで教えたことの締めくくりだ・・・構えろ!」
九龍「はいッ!」
荒吐神「《人》如きが《神》に抗うか・・!」
龍麻「・・思い出せ、『長髄彦』・・・お前は《神》じゃない」
荒吐神「・・・我は・・荒神・・」
龍麻「・・この遺跡に入ったその時から、悲しみの声が聞こえていた。《墓守》たちや、《贄》たちのものだけではない。あれは・・お前の声だったろう、『長髄彦』」
荒吐神「なにを・・我は・・荒・・」
龍麻「もう・・・泣くな。悪夢は、今終わる」
荒吐神「我は・・・我は・・・!」
九龍「ひー兄ちゃん!」
龍麻「九龍・・・解き放つぞ全てを!」
九龍「おうッ!!」
九龍が構えた黄金剣に黄龍の手が添えられたその瞬間、黄金剣が更なる輝きを放ちました。
阿門「なんという・・・・《力》だ・・!」
白岐「・・・あれが・・、彼らの《力》・・」
龍麻「《秘拳》・・」
九龍「《必中》・・」
龍×2『《対龍閃光弾》!』
阿門「うおォッ!」
皆守「ッ・・!!」
白岐「あッ・・・・」
瞬間、目を開けていられないほどの光が爆発したように閃き、すさまじい《氣》の渦が辺りを揺るがしました。
荒吐神「オオオオオオオオオッ!!」
阿・皆・白「!!」
何も見えない中に響いた荒吐神の叫び声。
勝負の行方は・・・また次回に!!
皆守「ってここで引っ張りかよ!」
白岐「・・字数が足りないの・・」
フォロー有難う白岐!(涙)
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ついにラストバトル1個前。黄龍戦記も本気で佳境。終わらせるぞもうちょっとー!!
※・・その・・・この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記、らしいよ・・・・。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定がかなりを占めているみたいだ・・。・・閲覧には、気を付けた方がいいよ・・。(取手)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・女子寮編〉
八千穂「・・さっき、地面揺れたよね」
椎名「『墓』で何か起こってるんですわ・・」
七瀬「・・2人とも大丈夫でしょうか・・」
双樹「大丈夫よ、あの2人なら。きっと・・きっと助けてくれる。この學園を・・阿門様を・・・・・ついでにあのあれも・・」
八千穂「あのあれ?」
皆守「・・・ぶぇっくしょッ!」
九龍「なんだなんだ?緊張感ねェなぁ甲やん・・」
皆守「いや、なんだかどこかで酷い扱いを受けてる気が・・」
龍麻「酷い扱い?」
『あのあれ』扱い双樹さん。いやむかつくと思うよ確かに『あれ』のポジションは・・(笑)
さてそんなツインドラゴン+『あのあれ』はいよいよ会長戦突入です。
龍麻「雑魚は2人に任せるよ。そろそろ『本気』を見せてくれるんだろう?甲太郎」
皆守「ああ。・・ってかお前との戦いも本気だったんだがね、俺は・・」
龍麻「はは、分かってるって。でも一般人しか相手にしたこと無い子が死線潜り抜けてきた俺に勝とうなんて100万年早い!甘く見ないで欲しいね、《副会長》?」
皆守「・・・う・・」
九龍「へへーんだ、叱られたー♪」
皆守「るせェッ!・・来たぞ九ちゃん、行くぜ!」
九龍「おうよ!」
皆守「・・ひーちゃん、『あいつ』を・・頼む」
龍麻「・・ああ」
なにやら騒がしく言い争いながら、湧き出てくる雑魚化人を倒していく九龍と皆守。その賑やかな声を向こうに聞きながら、黄龍様ついに天香生徒会長と最後の対峙です。
阿門「すっかり《生徒会》を飼い慣らしたな《転校生》・・。だが、この俺がいる限り先へは進ません。お前たちもこの《墓》で眠るがいい・・!」
龍麻「!」
皆守「しまった、《砂》がッ・・!!避けろひーちゃん!」
九龍「ひー兄ちゃん!!」
阿門の《力》が幾度も目にした《黒い砂》となって龍麻を包み込みます。砂の向こうに龍麻の姿が消され、九龍と皆守が必死で駆け寄ろうとした、その瞬間。
阿門「馬鹿なッ・・!!」
皆守「ひー・・!」
九龍「・・・キレーだ・・」
《黒い砂》が中央から溢れ出す黄金の《氣》に打ち消され、消えていきます。波のように広がるその《氣》に触れた化人が音もなく崩れ落ち、立ち込めた負の気配が急速にそこから浄化されていき・・残ったのは、静寂と澄み切った《陽の氣》。
阿門「何故だ・・人である以上、遺伝子の支配から逃れることはできないはず!お前は一体・・!」
龍麻「俺の『遺伝子』は、父と母がその命と引き換えにこの世に残したものだ」
阿門「!!」
皆守「・・な・・!」
九龍「(・・命と引き換え・・!?だってひー兄ちゃんとこのおじさんもおばさんも、まだ全然元気で・・?)」
龍麻「阿門、お前がたとえどんな《力》を持っていようとも、人の《魂》に刻まれた《想い》まで書き換えることはできない。それが、本当の《ひと》の《力》だ!」
阿門「う・・・うおぉぉぉぉッ!!」
黄金の《氣》が龍の形となり、阿門目掛け一直線に空を駆け、一瞬でその身体を貫きました。
声もなく倒れる阿門。
・・・ついに《生徒会長》の敗北です。
龍麻「・・・・」
皆守「(・・ひーちゃん、お前は・・俺なんかよりずっと重い何かを背負っているのか・・)」
九龍「(ひー兄ちゃん・・)」
三者三様の思いで倒れた阿門に駆け寄る3人。
阿門「ぐ・・」
九龍「お、結構大丈夫そう?」
龍麻「《氣》を突き抜けさせて陰気を克しただけだからね。ただ、多少手荒に《祓った》んで、意識は戻っても戦うことが出来るほどに回復するまでは1日くらいかかると思うけど・・」
皆守「・・・俺のときと大分怪我の度合いに差が無いか?」
龍麻「ん、まぁそれで目安が分かったというか・・」
皆守「目安・・ってな、お前・・」
龍麻「・・最近拳で人殴ってなかったから、ちょっと重傷と重体の境目が・・」
皆守「・・おい、そこで目ェ逸らすなひーちゃん・・」
九龍「もー、ひー兄ちゃんたらお茶目さんv」
皆守「お茶目じゃねェ!・・ったく・・」
龍麻「ごめんごめん・・・あ」
阿門「くッ・・」
皆守「・・・阿門」
阿門「俺は・・。・・まだ、終わりではないぞ《転校生》ッ・・もう一度俺と戦え・・!」
龍麻「・・無理だよ。今のお前は、立って歩くのが精一杯のはずだ」
阿門「ぐ・・ッ・・まだだ・・まだ俺は・・」
皆守「・・もう止めろ、阿門」
阿門「・・・皆守・・」
皆守「見ただろう、《転校生》の《力》を。こいつらなら、封じられたものがなんだろうが負けやしない。・・それに、《扉》はもう開かれちまった。どのみち、こいつらに任せるしかないんだ」
阿門「まだだ・・まだ封印は為せる。巫女の力を使えばな・・」
九龍「!」
弱りきった白岐を犠牲にしても今までと同じように封印を続けると言い張る阿門。その阿門の襟首を掴み上げたのは九龍でした。
九龍「ふざけんなッ・・!」
皆守「・・九ちゃん」
九龍「ざけんな!人の命犠牲にして何が封印だ!何がこの世の平穏を守るだ!女の子1人助けらんない野郎に何が守れる!?」
阿門「愚かな・・この世全てと巫女1人の命、どちらが重要か分からないわけではあるまい葉佩九龍!」
九龍「生憎わかんねーなッ!最初ッからなんもかんも諦めて、自分のこと正当化してるヤツの気持ちなんかわかんねェよ!俺にはお前らや、ひー兄みたいな《力》なんて無いけど、可能性がある限り戦う前から諦めたりしねぇ!『仲間』がいて、『守りたい人』がいる限り!勝てる確率0%だって引っくり返してやる!!」
龍麻「・・・ふふ・・」
皆守「・・ひーちゃん・・笑ってんのか?」
龍麻「・・ああ。前にね、今の九龍と同じことを言った奴がいたんだ」
皆守「同じことを言った奴・・?」
龍麻「俺が、背中を預けた・・・『相棒』だよ」
皆守「・・・!!」
『相棒』の言葉に動揺の色を見せた皆守が、何か言いたげに口を開きかけたその時。
白岐「・・ありがとう、九龍・・」
九龍「・・!白岐ッ!?」
皆守「馬鹿な・・まだ動ける状態じゃなかったはずだ・・」
墓に現れたのは、まだ倒れているはずの白岐でした。
阿門「自ら巫女の役目を果たしに来たか?」
白岐「・・そうね、少し前の私なら、その道を選んだでしょう・・。でも私は、今は諦めたくない。2人の龍が、私にその勇気をくれたから・・」
龍麻「・・・白岐・・」
阿門「なんだと・・・?」
白岐「九龍、龍麻さん・・最後の《扉》を・・・この学園に囚われた全てのものを解き放って・・。そして、お願い。この学園を・・みんなを・・私達を、救い出して!」
九龍「おうッ!言われなくても・・」
龍麻「ああ。俺たちはそのために【喚ばれた】んだから」
皆守「・・・お前ら・・・」
阿門「くッ・・・・『神』が・・目覚める・・!!」
地響きが鳴り響き、遺跡の奥底から『何か』が現れる気配が近付いてきます。ついに封じられた『神』、最後の敵が姿を見せようとしていました・・・。
高まる緊張(本当?)の最終戦は次回に続く!
九龍「どわー!これで残りあと何回?」
龍麻「2回くらいで終わりたいんだけど・・」
皆守「いや、どう考えてもあと5回は引くだろこのペース」
・・・とにかく続く!
※・・その・・・この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記、らしいよ・・・・。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定がかなりを占めているみたいだ・・。・・閲覧には、気を付けた方がいいよ・・。(取手)
※※※※※※※※
本日の会話〈その頃バディは・女子寮編〉
八千穂「・・さっき、地面揺れたよね」
椎名「『墓』で何か起こってるんですわ・・」
七瀬「・・2人とも大丈夫でしょうか・・」
双樹「大丈夫よ、あの2人なら。きっと・・きっと助けてくれる。この學園を・・阿門様を・・・・・ついでにあのあれも・・」
八千穂「あのあれ?」
皆守「・・・ぶぇっくしょッ!」
九龍「なんだなんだ?緊張感ねェなぁ甲やん・・」
皆守「いや、なんだかどこかで酷い扱いを受けてる気が・・」
龍麻「酷い扱い?」
『あのあれ』扱い双樹さん。いやむかつくと思うよ確かに『あれ』のポジションは・・(笑)
さてそんなツインドラゴン+『あのあれ』はいよいよ会長戦突入です。
龍麻「雑魚は2人に任せるよ。そろそろ『本気』を見せてくれるんだろう?甲太郎」
皆守「ああ。・・ってかお前との戦いも本気だったんだがね、俺は・・」
龍麻「はは、分かってるって。でも一般人しか相手にしたこと無い子が死線潜り抜けてきた俺に勝とうなんて100万年早い!甘く見ないで欲しいね、《副会長》?」
皆守「・・・う・・」
九龍「へへーんだ、叱られたー♪」
皆守「るせェッ!・・来たぞ九ちゃん、行くぜ!」
九龍「おうよ!」
皆守「・・ひーちゃん、『あいつ』を・・頼む」
龍麻「・・ああ」
なにやら騒がしく言い争いながら、湧き出てくる雑魚化人を倒していく九龍と皆守。その賑やかな声を向こうに聞きながら、黄龍様ついに天香生徒会長と最後の対峙です。
阿門「すっかり《生徒会》を飼い慣らしたな《転校生》・・。だが、この俺がいる限り先へは進ません。お前たちもこの《墓》で眠るがいい・・!」
龍麻「!」
皆守「しまった、《砂》がッ・・!!避けろひーちゃん!」
九龍「ひー兄ちゃん!!」
阿門の《力》が幾度も目にした《黒い砂》となって龍麻を包み込みます。砂の向こうに龍麻の姿が消され、九龍と皆守が必死で駆け寄ろうとした、その瞬間。
阿門「馬鹿なッ・・!!」
皆守「ひー・・!」
九龍「・・・キレーだ・・」
《黒い砂》が中央から溢れ出す黄金の《氣》に打ち消され、消えていきます。波のように広がるその《氣》に触れた化人が音もなく崩れ落ち、立ち込めた負の気配が急速にそこから浄化されていき・・残ったのは、静寂と澄み切った《陽の氣》。
阿門「何故だ・・人である以上、遺伝子の支配から逃れることはできないはず!お前は一体・・!」
龍麻「俺の『遺伝子』は、父と母がその命と引き換えにこの世に残したものだ」
阿門「!!」
皆守「・・な・・!」
九龍「(・・命と引き換え・・!?だってひー兄ちゃんとこのおじさんもおばさんも、まだ全然元気で・・?)」
龍麻「阿門、お前がたとえどんな《力》を持っていようとも、人の《魂》に刻まれた《想い》まで書き換えることはできない。それが、本当の《ひと》の《力》だ!」
阿門「う・・・うおぉぉぉぉッ!!」
黄金の《氣》が龍の形となり、阿門目掛け一直線に空を駆け、一瞬でその身体を貫きました。
声もなく倒れる阿門。
・・・ついに《生徒会長》の敗北です。
龍麻「・・・・」
皆守「(・・ひーちゃん、お前は・・俺なんかよりずっと重い何かを背負っているのか・・)」
九龍「(ひー兄ちゃん・・)」
三者三様の思いで倒れた阿門に駆け寄る3人。
阿門「ぐ・・」
九龍「お、結構大丈夫そう?」
龍麻「《氣》を突き抜けさせて陰気を克しただけだからね。ただ、多少手荒に《祓った》んで、意識は戻っても戦うことが出来るほどに回復するまでは1日くらいかかると思うけど・・」
皆守「・・・俺のときと大分怪我の度合いに差が無いか?」
龍麻「ん、まぁそれで目安が分かったというか・・」
皆守「目安・・ってな、お前・・」
龍麻「・・最近拳で人殴ってなかったから、ちょっと重傷と重体の境目が・・」
皆守「・・おい、そこで目ェ逸らすなひーちゃん・・」
九龍「もー、ひー兄ちゃんたらお茶目さんv」
皆守「お茶目じゃねェ!・・ったく・・」
龍麻「ごめんごめん・・・あ」
阿門「くッ・・」
皆守「・・・阿門」
阿門「俺は・・。・・まだ、終わりではないぞ《転校生》ッ・・もう一度俺と戦え・・!」
龍麻「・・無理だよ。今のお前は、立って歩くのが精一杯のはずだ」
阿門「ぐ・・ッ・・まだだ・・まだ俺は・・」
皆守「・・もう止めろ、阿門」
阿門「・・・皆守・・」
皆守「見ただろう、《転校生》の《力》を。こいつらなら、封じられたものがなんだろうが負けやしない。・・それに、《扉》はもう開かれちまった。どのみち、こいつらに任せるしかないんだ」
阿門「まだだ・・まだ封印は為せる。巫女の力を使えばな・・」
九龍「!」
弱りきった白岐を犠牲にしても今までと同じように封印を続けると言い張る阿門。その阿門の襟首を掴み上げたのは九龍でした。
九龍「ふざけんなッ・・!」
皆守「・・九ちゃん」
九龍「ざけんな!人の命犠牲にして何が封印だ!何がこの世の平穏を守るだ!女の子1人助けらんない野郎に何が守れる!?」
阿門「愚かな・・この世全てと巫女1人の命、どちらが重要か分からないわけではあるまい葉佩九龍!」
九龍「生憎わかんねーなッ!最初ッからなんもかんも諦めて、自分のこと正当化してるヤツの気持ちなんかわかんねェよ!俺にはお前らや、ひー兄みたいな《力》なんて無いけど、可能性がある限り戦う前から諦めたりしねぇ!『仲間』がいて、『守りたい人』がいる限り!勝てる確率0%だって引っくり返してやる!!」
龍麻「・・・ふふ・・」
皆守「・・ひーちゃん・・笑ってんのか?」
龍麻「・・ああ。前にね、今の九龍と同じことを言った奴がいたんだ」
皆守「同じことを言った奴・・?」
龍麻「俺が、背中を預けた・・・『相棒』だよ」
皆守「・・・!!」
『相棒』の言葉に動揺の色を見せた皆守が、何か言いたげに口を開きかけたその時。
白岐「・・ありがとう、九龍・・」
九龍「・・!白岐ッ!?」
皆守「馬鹿な・・まだ動ける状態じゃなかったはずだ・・」
墓に現れたのは、まだ倒れているはずの白岐でした。
阿門「自ら巫女の役目を果たしに来たか?」
白岐「・・そうね、少し前の私なら、その道を選んだでしょう・・。でも私は、今は諦めたくない。2人の龍が、私にその勇気をくれたから・・」
龍麻「・・・白岐・・」
阿門「なんだと・・・?」
白岐「九龍、龍麻さん・・最後の《扉》を・・・この学園に囚われた全てのものを解き放って・・。そして、お願い。この学園を・・みんなを・・私達を、救い出して!」
九龍「おうッ!言われなくても・・」
龍麻「ああ。俺たちはそのために【喚ばれた】んだから」
皆守「・・・お前ら・・・」
阿門「くッ・・・・『神』が・・目覚める・・!!」
地響きが鳴り響き、遺跡の奥底から『何か』が現れる気配が近付いてきます。ついに封じられた『神』、最後の敵が姿を見せようとしていました・・・。
高まる緊張(本当?)の最終戦は次回に続く!
九龍「どわー!これで残りあと何回?」
龍麻「2回くらいで終わりたいんだけど・・」
皆守「いや、どう考えてもあと5回は引くだろこのペース」
・・・とにかく続く!
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さて、残りはあとちょっと・・。本当にちょっとだ黄龍戦記!・・2月中に終わらなかった・・(涙)
※あ、あの・・・この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記です。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定がたくさんあるんですよ。ですから・・その、閲覧には本当に気を付けて下さいね。あの、すみません・・(柊)
※※※※※※※※
本日の会話〈パワーコントロール編〉
皆守「・・川の向こうのラベンダー畑で先生が手を・・・」
九龍「ひひひ、ひー兄・・!なんか怖いうわごとが聞こえますヨ!」
龍麻「大丈夫大丈夫、放置しても30分は心停止しない程度だから」
九龍「30分したら?」
龍麻「ラベンダー畑の向こう側だな」
九龍「先生って誰だろネ?甲やん呼ばれてる?」
龍麻「うーん。その人がまだ来ちゃいけないって言ってくれたら35分は保つかな」
九龍「手招きしてたら?」
龍麻「25分かな」
そろそろ治してやって下さい黄龍様。
皆守「人が川渡ってる間そんなのどかな会話をしてたのかお前らは・・・」
九龍「渡り終える寸前で帰って来れたんだからいいじゃんヨ〜」
龍麻「(・・うわ、危なかった・・予想より早く渡ってた!)」
そういう問題じゃないと言いたいが立場が立場で言えない皆守。
そして「マシンガンでも即死しないんだから《黄龍》でいいや〜」とのんきに考えてた黄龍様、今更ドキドキ。危ない危ない、最近直で人殴ってなかったからなぁ・・!
九龍「ところでひー兄ってば、回復技もあったんだーvすげーなー、流石ーvv」
龍麻「本来自分の回復しかできない技なんだけどね。これがあるから」
九龍「ものさし?」
龍麻「『魯班尺』。全ての技の効果範囲を広げる効力があるんだ。用心に、と思ってたんだけど、翡翠に頼んでおいて良かった」
九龍「はー・・Jさんトコ、銃器以外にも色々扱ってんのネ」
皆守「で、治すの前提でめった打ちかよ・・」
龍麻「当然。治さない気ならめった打ちなんて面倒なことしないで一撃で決めるよ」
皆守「・・・お手数お掛けしました・・・・」
本気だったら死体も残りません。
さて、そんな能天気めの会話を挟みつつも一応シリアスな空気は続きます。
やっと自分の過去を語る勇気が持てた皆守。その言葉を静かに聞くツインドラゴン。心に重くのしかかっていた記憶を全て言葉にした後、皆守は珍しく翳りの無い表情で微かに笑いました。
皆守「・・不思議なもんだ。完膚なきまでにブチのめされたってのに、こんなに気分が楽だなんてな・・。解き放たれたような・・これが、お前の拳の力か?ひーちゃん」
龍麻「違うよ。お前はもう解放されていた。それに気付かないようにしていただけだ」
皆守「・・そうか・・。お前がブチのめしたのは俺のそういう、弱い心ってやつか・・・。・・・完敗だ、《転校生》。・・・ありがとう・・な・・」
囁かれた感謝の言葉に、ツインドラゴンが顔を見合わせて笑った・・その時。
?「・・・ついに《副会長》までも倒したか、《転校生》・・」
九龍「!!」
皆守「・・阿門・・!」
暗がりの中から現れたのは、《生徒会》最後の1人・・《生徒会長》阿門でした。
阿門「こうなる予感はしていた・・・いつかお前たちが『ここ』までたどり着くのではないかとな・・。だが、如何に《生徒会》全てを倒そうとも、これ以上先へは行かせん。緋勇龍麻、葉佩九龍、ここで息絶えるがいい・・」
皆守「待て阿門!・・やめろ、これ以上こいつらと争うのは無駄だ」
龍麻「・・・・甲太郎」
阿門「愚かなことを・・。《生徒会》を裏切るか、皆守?このままこの2人が先へ進めば封印は解かれ、学園は・・いや、この世界は、破壊と混沌に満たされる。《墓守》はそれを防ぐことが使命だ。たとえ、何を引き換えにしようともな。それを忘れたわけではあるまい」
皆守「ああ、忘れちゃいない。だが、『何を引き換えにしても』ってのは間違いだ。俺は、こいつらにそれを教えられた。誰かを贄にして、偽りの平穏を守るなんてのは、ただの自己満足でしか無いってことをな・・・!」
九龍「わぉ、甲やんがめさ熱いコト語ってるヨひー兄・・」
龍麻「元々根っこはああだったと思うよ。ドライなんてカッコつけてみたい年頃なだけで」
皆守「・・人が真面目にやってる後ろで妙な分析をするなッ・・!!(赤面)・・・いやそんなことはどうでもいい!とにかく手を引け阿門!」
阿門「・・すっかり懐柔されたようだな皆守・・」
皆守「別にされてねェ!てか余計なツッコミしてねェで人の説得を聞け!」
九龍「懐柔つか餌付け?ひー兄ちゃんの料理は旨いもんなー」
皆守「ち、違ッ・・・・やかましい!」
龍麻「(・・話が進まないなぁ・・)」
この期に及んでまだ能天気なツインドラゴン+能天気空気感染気味副会長+ノリについていけてない会長=話が進まない。
てなわけでツッコミ属性甲太郎さん仕切り直し。
皆守「とにかくだ!こいつらなら封印されている『神』が目覚めても必ずそれを倒せる。《九龍の秘宝》の伝説の通りに、この遺跡に眠る《力》を使いこなせる・・。こんなところで争いあっている場合じゃないんだ!そこをどけ阿門!」
阿門「聞けんな・・。お前があくまで《転校生》を庇おうというのなら、お前もまたこの《墓》の贄となってもらう。・・さらばだ、皆守甲太郎・・」
それだけ言い捨てると戦闘態勢に入る阿門。最早話し合う余地は無さそうです。
皆守「チッ・・・頑固者め・・」
九龍「甲やんがそれ言うかヨ?」
龍麻「だね」
皆守「ぐ・・あーそうだよ、俺が悪かったですよ・・。・・て今はそれどころじゃねェだろ!ひーちゃん、九ちゃん、下がってろ。《生徒会》のことは《生徒会》がカタをつける・・・。お前たちは、先に行け・・・ってェ!!」
台詞が終わらないうちにすぱーん!と後頭部をはたくハリセン2本。
皆守「って今度は九ちゃん、てめェもか!」
九龍「これぞ秘技、ダブルはりせん〜!ったくつまんねーコト言ってんなヨ、ボケかみ!お前俺らの『バディ』だろ?」
皆守「・・・!」
龍麻「そういうこと。『バディ』1人に戦わせて先に進む《宝探し屋》なんているわけないだろ?」
皆守「・・・・・馬鹿野郎・・ッ・・・お前ら、どこまでお人好しなんだか・・・・」
ここに到ってついに本格的バディ加入、皆守甲太郎。
龍麻「さて・・じゃあもう1人の『頑固者』も頭を冷やしてやるか・・・。行くぞ、九龍!甲太郎!」
九・皆『おう!』
阿門「来るか・・・《転校生》!」
ついに《生徒会》最後の魔人、阿門との戦いに突入したツインドラゴン+皆守。戦いの行方や如何に!?
この続きはまた次回!!
おまけ。
九龍「てか甲やん、お前のファンから副会長戦の感想もらったヨ」
皆守「は?・・なんてのだ」
九龍「『前振り長過ぎる』」
皆守「・・・・・・・・・・・・・・」
九龍「肝心の勝負は10秒もかかりませんでしたから!残念!」
皆守「やかましいッ!!」
九龍「喋り長くて力は不足・・・斬り!切腹!!」
皆守「じゃかましいーッ!!皆守キーック!!!」
九龍「ぬお!マジ怒りだ!大人気ねェ!!」
龍麻「ラストも近いのに喧嘩はよしなさいって・・・」
やーうちの皆守、前フリだけ長くてすみません(笑)。とはいえまだ長話しそうな予感を引きつれ次回へ!
※あ、あの・・・この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記です。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定がたくさんあるんですよ。ですから・・その、閲覧には本当に気を付けて下さいね。あの、すみません・・(柊)
※※※※※※※※
本日の会話〈パワーコントロール編〉
皆守「・・川の向こうのラベンダー畑で先生が手を・・・」
九龍「ひひひ、ひー兄・・!なんか怖いうわごとが聞こえますヨ!」
龍麻「大丈夫大丈夫、放置しても30分は心停止しない程度だから」
九龍「30分したら?」
龍麻「ラベンダー畑の向こう側だな」
九龍「先生って誰だろネ?甲やん呼ばれてる?」
龍麻「うーん。その人がまだ来ちゃいけないって言ってくれたら35分は保つかな」
九龍「手招きしてたら?」
龍麻「25分かな」
そろそろ治してやって下さい黄龍様。
皆守「人が川渡ってる間そんなのどかな会話をしてたのかお前らは・・・」
九龍「渡り終える寸前で帰って来れたんだからいいじゃんヨ〜」
龍麻「(・・うわ、危なかった・・予想より早く渡ってた!)」
そういう問題じゃないと言いたいが立場が立場で言えない皆守。
そして「マシンガンでも即死しないんだから《黄龍》でいいや〜」とのんきに考えてた黄龍様、今更ドキドキ。危ない危ない、最近直で人殴ってなかったからなぁ・・!
九龍「ところでひー兄ってば、回復技もあったんだーvすげーなー、流石ーvv」
龍麻「本来自分の回復しかできない技なんだけどね。これがあるから」
九龍「ものさし?」
龍麻「『魯班尺』。全ての技の効果範囲を広げる効力があるんだ。用心に、と思ってたんだけど、翡翠に頼んでおいて良かった」
九龍「はー・・Jさんトコ、銃器以外にも色々扱ってんのネ」
皆守「で、治すの前提でめった打ちかよ・・」
龍麻「当然。治さない気ならめった打ちなんて面倒なことしないで一撃で決めるよ」
皆守「・・・お手数お掛けしました・・・・」
本気だったら死体も残りません。
さて、そんな能天気めの会話を挟みつつも一応シリアスな空気は続きます。
やっと自分の過去を語る勇気が持てた皆守。その言葉を静かに聞くツインドラゴン。心に重くのしかかっていた記憶を全て言葉にした後、皆守は珍しく翳りの無い表情で微かに笑いました。
皆守「・・不思議なもんだ。完膚なきまでにブチのめされたってのに、こんなに気分が楽だなんてな・・。解き放たれたような・・これが、お前の拳の力か?ひーちゃん」
龍麻「違うよ。お前はもう解放されていた。それに気付かないようにしていただけだ」
皆守「・・そうか・・。お前がブチのめしたのは俺のそういう、弱い心ってやつか・・・。・・・完敗だ、《転校生》。・・・ありがとう・・な・・」
囁かれた感謝の言葉に、ツインドラゴンが顔を見合わせて笑った・・その時。
?「・・・ついに《副会長》までも倒したか、《転校生》・・」
九龍「!!」
皆守「・・阿門・・!」
暗がりの中から現れたのは、《生徒会》最後の1人・・《生徒会長》阿門でした。
阿門「こうなる予感はしていた・・・いつかお前たちが『ここ』までたどり着くのではないかとな・・。だが、如何に《生徒会》全てを倒そうとも、これ以上先へは行かせん。緋勇龍麻、葉佩九龍、ここで息絶えるがいい・・」
皆守「待て阿門!・・やめろ、これ以上こいつらと争うのは無駄だ」
龍麻「・・・・甲太郎」
阿門「愚かなことを・・。《生徒会》を裏切るか、皆守?このままこの2人が先へ進めば封印は解かれ、学園は・・いや、この世界は、破壊と混沌に満たされる。《墓守》はそれを防ぐことが使命だ。たとえ、何を引き換えにしようともな。それを忘れたわけではあるまい」
皆守「ああ、忘れちゃいない。だが、『何を引き換えにしても』ってのは間違いだ。俺は、こいつらにそれを教えられた。誰かを贄にして、偽りの平穏を守るなんてのは、ただの自己満足でしか無いってことをな・・・!」
九龍「わぉ、甲やんがめさ熱いコト語ってるヨひー兄・・」
龍麻「元々根っこはああだったと思うよ。ドライなんてカッコつけてみたい年頃なだけで」
皆守「・・人が真面目にやってる後ろで妙な分析をするなッ・・!!(赤面)・・・いやそんなことはどうでもいい!とにかく手を引け阿門!」
阿門「・・すっかり懐柔されたようだな皆守・・」
皆守「別にされてねェ!てか余計なツッコミしてねェで人の説得を聞け!」
九龍「懐柔つか餌付け?ひー兄ちゃんの料理は旨いもんなー」
皆守「ち、違ッ・・・・やかましい!」
龍麻「(・・話が進まないなぁ・・)」
この期に及んでまだ能天気なツインドラゴン+能天気空気感染気味副会長+ノリについていけてない会長=話が進まない。
てなわけでツッコミ属性甲太郎さん仕切り直し。
皆守「とにかくだ!こいつらなら封印されている『神』が目覚めても必ずそれを倒せる。《九龍の秘宝》の伝説の通りに、この遺跡に眠る《力》を使いこなせる・・。こんなところで争いあっている場合じゃないんだ!そこをどけ阿門!」
阿門「聞けんな・・。お前があくまで《転校生》を庇おうというのなら、お前もまたこの《墓》の贄となってもらう。・・さらばだ、皆守甲太郎・・」
それだけ言い捨てると戦闘態勢に入る阿門。最早話し合う余地は無さそうです。
皆守「チッ・・・頑固者め・・」
九龍「甲やんがそれ言うかヨ?」
龍麻「だね」
皆守「ぐ・・あーそうだよ、俺が悪かったですよ・・。・・て今はそれどころじゃねェだろ!ひーちゃん、九ちゃん、下がってろ。《生徒会》のことは《生徒会》がカタをつける・・・。お前たちは、先に行け・・・ってェ!!」
台詞が終わらないうちにすぱーん!と後頭部をはたくハリセン2本。
皆守「って今度は九ちゃん、てめェもか!」
九龍「これぞ秘技、ダブルはりせん〜!ったくつまんねーコト言ってんなヨ、ボケかみ!お前俺らの『バディ』だろ?」
皆守「・・・!」
龍麻「そういうこと。『バディ』1人に戦わせて先に進む《宝探し屋》なんているわけないだろ?」
皆守「・・・・・馬鹿野郎・・ッ・・・お前ら、どこまでお人好しなんだか・・・・」
ここに到ってついに本格的バディ加入、皆守甲太郎。
龍麻「さて・・じゃあもう1人の『頑固者』も頭を冷やしてやるか・・・。行くぞ、九龍!甲太郎!」
九・皆『おう!』
阿門「来るか・・・《転校生》!」
ついに《生徒会》最後の魔人、阿門との戦いに突入したツインドラゴン+皆守。戦いの行方や如何に!?
この続きはまた次回!!
おまけ。
九龍「てか甲やん、お前のファンから副会長戦の感想もらったヨ」
皆守「は?・・なんてのだ」
九龍「『前振り長過ぎる』」
皆守「・・・・・・・・・・・・・・」
九龍「肝心の勝負は10秒もかかりませんでしたから!残念!」
皆守「やかましいッ!!」
九龍「喋り長くて力は不足・・・斬り!切腹!!」
皆守「じゃかましいーッ!!皆守キーック!!!」
九龍「ぬお!マジ怒りだ!大人気ねェ!!」
龍麻「ラストも近いのに喧嘩はよしなさいって・・・」
やーうちの皆守、前フリだけ長くてすみません(笑)。とはいえまだ長話しそうな予感を引きつれ次回へ!
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ついに九龍最大のネタバレゾーンに突入ですひー兄戦記!未クリアの人は本当に閲覧気を付けてね!(泣)いやマジで!!
※ん、どしたの?この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だよッ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定だらけでもー大変!閲覧?うんうんOK!でも気を付けて見てねッ!(八千穂)
※※※※※※※※
本日の会話〈あの人編〉
九龍「うわー!まさかあいつがあのあれだったなんて!てゆかあれはああだったのか!だからあれがあんなことに!うわー事態は急展開!チャンネルはそのままだヨ!」
皆守「・・ってなにがなんだかさっぱり分からねェ!」
龍麻「ネタバレに配慮してるんだよ九龍なりに・・」
あのあれがあんなことを言い出してさぁ大変!かもしれないツインドラゴン。ここから先は色々ネタバレです、気を付けてね!
皆守「・・・いきなり緊張感が削げたが、まぁそういうわけで」
九龍「面倒だからってはしょんなヨ!いいからもっかいやっとけホラ」
皆守「・・くッ・・(恥)」
龍麻「(能天気は空気感染するって昔言われたっけなー・・)」
そんなこんなで仕切直し。
さて、突如としてツインドラゴンの前に立ちはだかった皆守。その正体とは・・。
皆守「・・言っただろう、《生徒会》には目を付けられるな、と・・。俺は、ここまで来たお前たちを倒さなければならない。・・・天香生徒会《副会長》として」
九龍「甲・・お前、何馬鹿なこと言ってんだよ・・」
皆守「馬鹿な事じゃないさ。俺は・・お前たちを裏切って、この先に進むことを阻む。それが、俺の・・《副会長》の仕事だ。さあ、来いよ。《扉》を開けた以上、そこには戦うべき相手がいる。・・・今までと、同じだろう?」
九龍「・・・・・・ッ」
あくまで淡々と語る皆守。それに対して本気で怒りを覚える九龍。
すれ違う2人の会話が途切れたその時、静かに口を開いたのは黄龍様でした。
龍麻「・・・『皆守甲太郎』」
皆守「・・ッ!」
落ち着き払った声で名前を呼ばれ、動揺の色を見せる皆守。
龍麻「1つ、聞きたい。・・・・救って欲しいのか、殺して欲しいのか・・・どっちだ?」
九龍「!!」
皆守「・・・ひー・・」
龍麻「答えろ、皆守甲太郎」
皆守「・・俺は・・・・・・・・おれ、は・・・・」
突然のその問いに、声を引きつらせる皆守。その表情には既に感情を覆い隠す余裕もなく、取り落としかけたアロマパイプを握りしめた右手は小刻みに震えていました。
その様子を《氣》の揺らぎ一つ無く無言で見つめる黄龍様。
声もなく2人のやり取りを見守る九龍。
長いようで短い数秒の後、皆守が半ば叫ぶように答えました。
皆守「・・・わからないッ・・・俺には、もう分からないんだッ・・!!」
九龍「甲・・」
皆守「俺は《墓守》だ。お前たちを欺き、監視し、それでもこの墓に踏み込むなら、排除するのが役目だ・・!俺はッ・・それでも俺は・・俺の守りたかったものは・・・俺の《仲間》は・・・。・・・俺は・・・・!!!」
全てが爆発したように感情を吐露した皆守。しかし、恐らくその最も重要な部分を言葉にする前に、その激情は急速に冷えて行きました。
皆守「・・・悪いな・・ひーちゃん。俺は・・わからないんだ。本当に、解らないんだよ・・どうすればいいのか。・・俺に解ることはただ一つ、今ここで、お前たちと戦わなければならないことだけだ」
龍麻「・・そうか」
九龍「ひー兄ちゃん・・!」
龍麻「九龍、下がってなさい。俺が倒されたら、お前の番だ」
九龍「・・な・・」
龍麻「・・『倒されたら』、ね」
九龍「!・・おっけ!大船に乗った気で観戦してまぁすv」
皆守「随分と、甘くみられたもんだな?」
九龍「まっさか。甲やんが強敵なのは俺にだってわからーな。けどな」
皆守「・・・・けど・・?」
九龍「俺りゃ生まれてこの方、ひー兄ちゃんを信用しなかったことはないんヨv」
皆守「・・・・・・・この・・ブラコンめ・・」
龍麻「付け加えるなら、九龍はね、『友達』も信用してるんだよ」
皆守「!」
九龍「ひー兄だってそうなくせにィ・・(ぼそっ)」
龍麻「・・かもね」
皆守「・・・(馬鹿野郎・・・なんでお前らはいつも、そうやって笑えるんだ・・・!)」
一瞬泣きそうに顔を歪めた皆守ですが、それをすぐさま覆い隠し、無言で顔を上げました。その全身に張り詰めた殺気が満ちていきます。
皆守「お喋りはここまでだ。・・終わりにしようぜ、《転校生》」
龍麻「あぁ、始めようか《副会長》。今までの戦いを見て、それでも俺を倒すと言うなら・・・・それだけの力を見せてみろ皆守!」
皆守「・・・ッ!俺が相手だ、緋勇龍麻ァッ!!!」
九龍「(早い・・!?)」
鍛えられた九龍の動体視力をもってしても、反応するのがやっとの俊敏さで皆守の蹴りが放たれます。その鋭い一撃が、相対する龍麻の首骨を難なくへし折るかと思われた瞬間・・・。
皆守「ぐぁッ!」
九龍「ッ!?」
身動き一つしない黄龍様の前で、皆守の身体が弾き飛びました。
その身体から、黄金に輝く《覇王の気》が迸っていることに皆守と九龍が気付けたかどうか。
龍麻「それが本気か《生徒会》の《魔人》?じゃあ、俺も見せてやるよ。・・・本物の《魔人》の《力》を!」
皆守「う・・・うわぁぁぁッ!!!」
業火に包まれたかのような激しい《氣》の奔流に、皆守の口から恐怖の叫びが飛び出します。絶対的な《強者》に対する本能的な畏怖。・・それは、おそらく皆守にとって初めて体感する、生命の危機に直面したが故の『生存本能』。
龍麻「《秘拳・黄龍》ッ!!」
皆守「・・が・・ァッ・・・・・!!!」
容赦なく正面から叩き込まれた奥義を避けるどころか防御の1つすら出来ず、皆守は崩れ落ちました・・・・。
龍麻「《結跏趺坐》」
皆守「・・・・?・・つっ・・」
九龍「あー、気が付いたヨひー兄ちゃん!」
龍麻「まだもう少し動かないで。骨がくっつききってないから」
皆守「骨・・・って、ああ・・俺は・・また随分あっさり負けたもんだ・・。しかも・・つッ・・容赦ねェ・・」
龍麻「容赦して欲しかったのか?」
皆守「・・いいや。・・はッ・・しかし・・効いた・・・。ああ、まったく・・やるんじゃなかったぜ・・・はは・・・」
九龍「そりゃそうだろうヨ・・お前覚えてないかもだけど全身打撲&骨折&内臓破裂の瀕死フルコース体感したんだぜー?ひー兄の回復パワーでみるみる治ったけど。てかマジで花畑見たんでねぇの?」
皆守「・・ってありゃ本物の三途の川かよ!」
九龍「あ、やっぱ見てた」
龍麻「ほらほら、馬鹿なこと言ってないで。終わったよ。もう痛いところない?」
皆守「・・・ああ。・・・やれやれ・・結局・・子供扱い、か・・。お前のそういうとこ、少しだけ・・・似てるな、ひーちゃん・・」
自嘲気味に笑う皆守。
その口から、ようやくぽつりぽつと過去の記憶が語られ始めました。
自分に初めて体当たりでぶつかってきてくれた教師。その彼女を、結局は自分の幼さの所為で亡くしてしまったことを。それは、あの色褪せた写真に写っていた女性のことでした。
皆守「・・俺は、裏切ってはならないものを裏切り、亡くした。だから・・それを、もう一度やり直したかったのかもな。俺の力など吹き飛ばしてしまうほどの強さに・・『負けたかった』のか・・」
戦いは決着し、ついに語られた皆守の過去。その『答』に皆守が選ぶ道とは?以下次回へ続く!
※ん、どしたの?この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だよッ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定だらけでもー大変!閲覧?うんうんOK!でも気を付けて見てねッ!(八千穂)
※※※※※※※※
本日の会話〈あの人編〉
九龍「うわー!まさかあいつがあのあれだったなんて!てゆかあれはああだったのか!だからあれがあんなことに!うわー事態は急展開!チャンネルはそのままだヨ!」
皆守「・・ってなにがなんだかさっぱり分からねェ!」
龍麻「ネタバレに配慮してるんだよ九龍なりに・・」
あのあれがあんなことを言い出してさぁ大変!かもしれないツインドラゴン。ここから先は色々ネタバレです、気を付けてね!
皆守「・・・いきなり緊張感が削げたが、まぁそういうわけで」
九龍「面倒だからってはしょんなヨ!いいからもっかいやっとけホラ」
皆守「・・くッ・・(恥)」
龍麻「(能天気は空気感染するって昔言われたっけなー・・)」
そんなこんなで仕切直し。
さて、突如としてツインドラゴンの前に立ちはだかった皆守。その正体とは・・。
皆守「・・言っただろう、《生徒会》には目を付けられるな、と・・。俺は、ここまで来たお前たちを倒さなければならない。・・・天香生徒会《副会長》として」
九龍「甲・・お前、何馬鹿なこと言ってんだよ・・」
皆守「馬鹿な事じゃないさ。俺は・・お前たちを裏切って、この先に進むことを阻む。それが、俺の・・《副会長》の仕事だ。さあ、来いよ。《扉》を開けた以上、そこには戦うべき相手がいる。・・・今までと、同じだろう?」
九龍「・・・・・・ッ」
あくまで淡々と語る皆守。それに対して本気で怒りを覚える九龍。
すれ違う2人の会話が途切れたその時、静かに口を開いたのは黄龍様でした。
龍麻「・・・『皆守甲太郎』」
皆守「・・ッ!」
落ち着き払った声で名前を呼ばれ、動揺の色を見せる皆守。
龍麻「1つ、聞きたい。・・・・救って欲しいのか、殺して欲しいのか・・・どっちだ?」
九龍「!!」
皆守「・・・ひー・・」
龍麻「答えろ、皆守甲太郎」
皆守「・・俺は・・・・・・・・おれ、は・・・・」
突然のその問いに、声を引きつらせる皆守。その表情には既に感情を覆い隠す余裕もなく、取り落としかけたアロマパイプを握りしめた右手は小刻みに震えていました。
その様子を《氣》の揺らぎ一つ無く無言で見つめる黄龍様。
声もなく2人のやり取りを見守る九龍。
長いようで短い数秒の後、皆守が半ば叫ぶように答えました。
皆守「・・・わからないッ・・・俺には、もう分からないんだッ・・!!」
九龍「甲・・」
皆守「俺は《墓守》だ。お前たちを欺き、監視し、それでもこの墓に踏み込むなら、排除するのが役目だ・・!俺はッ・・それでも俺は・・俺の守りたかったものは・・・俺の《仲間》は・・・。・・・俺は・・・・!!!」
全てが爆発したように感情を吐露した皆守。しかし、恐らくその最も重要な部分を言葉にする前に、その激情は急速に冷えて行きました。
皆守「・・・悪いな・・ひーちゃん。俺は・・わからないんだ。本当に、解らないんだよ・・どうすればいいのか。・・俺に解ることはただ一つ、今ここで、お前たちと戦わなければならないことだけだ」
龍麻「・・そうか」
九龍「ひー兄ちゃん・・!」
龍麻「九龍、下がってなさい。俺が倒されたら、お前の番だ」
九龍「・・な・・」
龍麻「・・『倒されたら』、ね」
九龍「!・・おっけ!大船に乗った気で観戦してまぁすv」
皆守「随分と、甘くみられたもんだな?」
九龍「まっさか。甲やんが強敵なのは俺にだってわからーな。けどな」
皆守「・・・・けど・・?」
九龍「俺りゃ生まれてこの方、ひー兄ちゃんを信用しなかったことはないんヨv」
皆守「・・・・・・・この・・ブラコンめ・・」
龍麻「付け加えるなら、九龍はね、『友達』も信用してるんだよ」
皆守「!」
九龍「ひー兄だってそうなくせにィ・・(ぼそっ)」
龍麻「・・かもね」
皆守「・・・(馬鹿野郎・・・なんでお前らはいつも、そうやって笑えるんだ・・・!)」
一瞬泣きそうに顔を歪めた皆守ですが、それをすぐさま覆い隠し、無言で顔を上げました。その全身に張り詰めた殺気が満ちていきます。
皆守「お喋りはここまでだ。・・終わりにしようぜ、《転校生》」
龍麻「あぁ、始めようか《副会長》。今までの戦いを見て、それでも俺を倒すと言うなら・・・・それだけの力を見せてみろ皆守!」
皆守「・・・ッ!俺が相手だ、緋勇龍麻ァッ!!!」
九龍「(早い・・!?)」
鍛えられた九龍の動体視力をもってしても、反応するのがやっとの俊敏さで皆守の蹴りが放たれます。その鋭い一撃が、相対する龍麻の首骨を難なくへし折るかと思われた瞬間・・・。
皆守「ぐぁッ!」
九龍「ッ!?」
身動き一つしない黄龍様の前で、皆守の身体が弾き飛びました。
その身体から、黄金に輝く《覇王の気》が迸っていることに皆守と九龍が気付けたかどうか。
龍麻「それが本気か《生徒会》の《魔人》?じゃあ、俺も見せてやるよ。・・・本物の《魔人》の《力》を!」
皆守「う・・・うわぁぁぁッ!!!」
業火に包まれたかのような激しい《氣》の奔流に、皆守の口から恐怖の叫びが飛び出します。絶対的な《強者》に対する本能的な畏怖。・・それは、おそらく皆守にとって初めて体感する、生命の危機に直面したが故の『生存本能』。
龍麻「《秘拳・黄龍》ッ!!」
皆守「・・が・・ァッ・・・・・!!!」
容赦なく正面から叩き込まれた奥義を避けるどころか防御の1つすら出来ず、皆守は崩れ落ちました・・・・。
龍麻「《結跏趺坐》」
皆守「・・・・?・・つっ・・」
九龍「あー、気が付いたヨひー兄ちゃん!」
龍麻「まだもう少し動かないで。骨がくっつききってないから」
皆守「骨・・・って、ああ・・俺は・・また随分あっさり負けたもんだ・・。しかも・・つッ・・容赦ねェ・・」
龍麻「容赦して欲しかったのか?」
皆守「・・いいや。・・はッ・・しかし・・効いた・・・。ああ、まったく・・やるんじゃなかったぜ・・・はは・・・」
九龍「そりゃそうだろうヨ・・お前覚えてないかもだけど全身打撲&骨折&内臓破裂の瀕死フルコース体感したんだぜー?ひー兄の回復パワーでみるみる治ったけど。てかマジで花畑見たんでねぇの?」
皆守「・・ってありゃ本物の三途の川かよ!」
九龍「あ、やっぱ見てた」
龍麻「ほらほら、馬鹿なこと言ってないで。終わったよ。もう痛いところない?」
皆守「・・・ああ。・・・やれやれ・・結局・・子供扱い、か・・。お前のそういうとこ、少しだけ・・・似てるな、ひーちゃん・・」
自嘲気味に笑う皆守。
その口から、ようやくぽつりぽつと過去の記憶が語られ始めました。
自分に初めて体当たりでぶつかってきてくれた教師。その彼女を、結局は自分の幼さの所為で亡くしてしまったことを。それは、あの色褪せた写真に写っていた女性のことでした。
皆守「・・俺は、裏切ってはならないものを裏切り、亡くした。だから・・それを、もう一度やり直したかったのかもな。俺の力など吹き飛ばしてしまうほどの強さに・・『負けたかった』のか・・」
戦いは決着し、ついに語られた皆守の過去。その『答』に皆守が選ぶ道とは?以下次回へ続く!
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さて長かったクリスマスイベントもラブとは縁遠いところで流れ去り(いや相手側は相当にラブ度あったみたいですが)、いよいよ遺跡パート突入のツインドラゴン。もーちょっと!本当に後もうちょっとだから!(自分への励まし)
※よォ。この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だとさ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定だらけ。閲覧したきゃ、せいぜい《生徒会》に目を付けられないようにしろよ・・。(皆守)
※※※※※※※※
本日の特別会話〈その頃の弟編〉
?「天香!?天香いうたんか今!?」
?「ど、どうしたんだ急に?」
?「天香・・まさか・・アニキのおるトコって・・天香學園・・?」
?「オウ、ソウデース!ついにボク達もアミーゴの元へサンジョーネ!!」
?「おうッ!龍麻の為ならば、この命惜しくは無いッ!」
?「へへッ、腕が鳴るな・・龍麻サン、待ってろよッ!」
?「おうッ!勇気の名の下に今行くぜ師匠ォー!」
?「俺とひーちゃんの熱く燃える友情を見せてやるぜ!」
?「龍麻先輩、見ていて下さいッ!」
?「やれやれ・・残念ながら先生、俺達の方が一足早いようだぜ。いや、楽しみだねェ」
?「相変わらず趣味の悪い。・・まぁ、我々をこれだけ振り回して下さったのですから、龍麻さんにも多少のペナルティは負って貰いましょうか」
?「へッ、人の趣味をとやかく言えるのかよ?」
?「よっしゃあッ!行くぜェッ!・・って、お前はナニやってんだ?ひよこ抱えてガタガタと・・・」
?「あ、あかん・・天香には・・あそこには・・柳生より恐ろしいモノがおる・・・」
?『なにィー!!?』
?「ひーちゃんが危ねェ!!」
?「うむッ!急ぎ駆けつけるぞ!」
?『おおーッ!!!』
?「うう、アニキ〜・・なんでそないなとこにおるんや・・(ガタガタガタ)」
約1名の主観的情報により大混乱の魔人男性陣。ばれたらどうなるひよこ占い師?てかついにこちらも始動。新宿は戦場だ!早くEDを黄龍様!!
?「・・ところで壬生がいねェな」
?「彼は先行しましたよ」
?「なにィー!!!!」
そして相棒VS表裏の大戦も勃発の予感。世界の危機は寧ろこっちだ天香生徒会!
さて、世界の中心で危機を叫ぶ勢いの天香学園ですが、いよいよ遺跡へ向かいますツインドラゴン。
・・の前にもう1つ。
龍麻「・・もう出ていらしてもいいんじゃありませんか」
九龍「ほへ?」
突然暗闇に向かってそう呼びかけた黄龍様。それに答えるように現れたのは・・
九龍「あ、マスター・・」
千貫「・・やはりお気付きでしたか。申し訳ありません、お邪魔をして」
・・・『九龍(カオルーン)』のマスター、千貫さんでした。
龍麻「・・・止めにいらした・・訳ではないようですね」
千貫「ええ。・・例えそうだとしても私如き、とても貴方を止める力はありません」
九龍「・・マスター・・」
千貫「・・そんな顔をなさらずに。同情をかおうと伺ったわけではないのですよ。ただ最後に、貴方がたにお会いしたかった。・・坊ちゃまは、既に『あの場所』へと向かわれました。どんな結果になろうとも、次にお会いすることは・・もう無いでしょうから」
龍麻「さぁ・・それはどうでしょうか?」
千貫「・・龍麻さん」
龍麻「千貫さん、俺たちは奪う為にここに来たんじゃない。『扉』を開く為に来たんです」
九龍「・・へへッ、そだヨ!マスター。《宝探し屋》が探すのは《秘宝(しんじつ)》だかんネv」
千貫「・・フフッ・・不思議ですね。そんなはずなど無いのに・・。きっともう、これが最後だというのに・・それでも私には、貴方がたが坊ちゃまと一緒に帰ってくるような・・そんな気がするのですよ・・。・・・お気を付けて、《宝探し屋》さん。『九龍(カオルーン)』は今から朝まで、ずっと営業いたしておりますので」
そう言い残すと千貫さんは現れた時同様、闇に溶け込むように去って行きました。
九龍「・・もう『あそこ』にいるんだ、阿ーさん」
龍麻「時間だ・・行こう、九龍」
九龍「・・うんッ!」
全ての仕度を終えたツインドラゴン。いざラストバトルへ出陣です。
・・墓に着くと、1つの墓石を見詰めて静かに立っている皆守が居ました。
皆守「・・よう。時間通りだな・・行くか」
龍麻「・・ああ」
九龍「・・・」
微妙な『間』に九龍が一瞬何か言いかけましたが、思い直したように口を閉じ、3人(+1匹)は無言で地下へ。
大広間へと全員が降り立ったその瞬間、中央のレリーフが突如眩い光を放ちます。
九龍「うわッ!?」
地響きと共にレリーフは砕け散り、後には更なる地下階へと続く穴が大きく口を開けていました。
龍麻「・・最後の扉か・・」
皆守「・・・」
九龍「うっしゃあ!行くぜッ!」
迷わず暗闇の穴に飛び込む九龍。
龍麻「こら九龍、足元に注意してから行きなさい」
いつもの如く『お兄ちゃん』な龍麻さん。
・・2人が奥へと消えるのを見届けてから、ゆっくりと皆守が後に続きます。
九龍「へー、広間の下にまだこんなでっかいトコがあったんだー」
皆守「・・ここが、終着地点ってわけだ。どうだ、《宝探し屋》?ついに求めるものに辿りついた気分は・・」
九龍「・・・甲やん?」
皆守「・・なんだ?シケた面して。お前たちはこの為に天香に来たんだろう?もっと喜べよ」
九龍「・・・・」
皆守「・・火が、消えたな。ちょっと待っててくれ」
アロマの火を付け直す皆守。しばし地下に沈黙が流れます。小さく揺れる炎の赤い光が静かに消え・・ラベンダーの香りが辺りに漂いました。
皆守「・・・お前たちは、強いな。3ヶ月・・たったそれだけの時間で、お前たちは誰も到達することの無かったこの『墓』の最深部まで進んできた。それも、《生徒会》の魔人全てを解放して・・な。残された《生徒会》は会長と副会長・・たった2名だ」
九龍「副、会長・・?」
皆守「会計、神鳳。書記、双樹。副会長『補佐』、夷澤。・・そう、補佐がいるなら副会長もいる。そういう・・ことだ・・」
黙り込む皆守と、呆然とその言葉を聞く九龍。その横で、1人黄龍様はいつもと同じ穏やかな《氣》を身にまとい、ただ静かに次の言葉を待っているようです。
皆守「・・やっぱり、お前は『知って』いたんだな・・ひーちゃん。いつからだ?」
九龍「ひー兄・・」
龍麻「遺跡に潜る前から・・。《転校生》の世話を焼くお節介な生徒を演じるなら、明日香を見習うべきだったよ甲太郎。普通の『高校生』は・・『足音を立てる』ものだ」
九龍「!」
皆守「・・は・・まさかな・・初日から単なる女子高生に正体を嗅ぎ付けられる《宝探し屋》が・・・生徒会の魔人どもを越える《力》を持っているなんて思いもしなかったぜ・・・。とんだ・・誤算、だ。・・何もかもが・・・誤算だよ・・」
龍麻「・・・・」
九龍「・・嗅ぎ付けられたのは俺じゃんヨ・・」
皆守「ああ、そうだったか。道理で」
九龍「るせェ!述懐の途中でツッコミ入れてんなヨ!」
皆守「あーまったくだ。・・・いつの間にか、こんなくだらない会話が楽しくなってきやがった。夜食が妙に楽しみになったり、授業に出るのも、『夜遊び』も悪くないと思えてきたさ。・・ああ、まったくな、誤算だったよ《転校生》・・俺が、『お前たちを倒さなければならない』なんて」
九龍「・・!」
龍麻「・・・」
ついにツインドラゴンの前に立ちはだかる皆守!以下次回へ続く!
※よォ。この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だとさ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定だらけ。閲覧したきゃ、せいぜい《生徒会》に目を付けられないようにしろよ・・。(皆守)
※※※※※※※※
本日の特別会話〈その頃の弟編〉
?「天香!?天香いうたんか今!?」
?「ど、どうしたんだ急に?」
?「天香・・まさか・・アニキのおるトコって・・天香學園・・?」
?「オウ、ソウデース!ついにボク達もアミーゴの元へサンジョーネ!!」
?「おうッ!龍麻の為ならば、この命惜しくは無いッ!」
?「へへッ、腕が鳴るな・・龍麻サン、待ってろよッ!」
?「おうッ!勇気の名の下に今行くぜ師匠ォー!」
?「俺とひーちゃんの熱く燃える友情を見せてやるぜ!」
?「龍麻先輩、見ていて下さいッ!」
?「やれやれ・・残念ながら先生、俺達の方が一足早いようだぜ。いや、楽しみだねェ」
?「相変わらず趣味の悪い。・・まぁ、我々をこれだけ振り回して下さったのですから、龍麻さんにも多少のペナルティは負って貰いましょうか」
?「へッ、人の趣味をとやかく言えるのかよ?」
?「よっしゃあッ!行くぜェッ!・・って、お前はナニやってんだ?ひよこ抱えてガタガタと・・・」
?「あ、あかん・・天香には・・あそこには・・柳生より恐ろしいモノがおる・・・」
?『なにィー!!?』
?「ひーちゃんが危ねェ!!」
?「うむッ!急ぎ駆けつけるぞ!」
?『おおーッ!!!』
?「うう、アニキ〜・・なんでそないなとこにおるんや・・(ガタガタガタ)」
約1名の主観的情報により大混乱の魔人男性陣。ばれたらどうなるひよこ占い師?てかついにこちらも始動。新宿は戦場だ!早くEDを黄龍様!!
?「・・ところで壬生がいねェな」
?「彼は先行しましたよ」
?「なにィー!!!!」
そして相棒VS表裏の大戦も勃発の予感。世界の危機は寧ろこっちだ天香生徒会!
さて、世界の中心で危機を叫ぶ勢いの天香学園ですが、いよいよ遺跡へ向かいますツインドラゴン。
・・の前にもう1つ。
龍麻「・・もう出ていらしてもいいんじゃありませんか」
九龍「ほへ?」
突然暗闇に向かってそう呼びかけた黄龍様。それに答えるように現れたのは・・
九龍「あ、マスター・・」
千貫「・・やはりお気付きでしたか。申し訳ありません、お邪魔をして」
・・・『九龍(カオルーン)』のマスター、千貫さんでした。
龍麻「・・・止めにいらした・・訳ではないようですね」
千貫「ええ。・・例えそうだとしても私如き、とても貴方を止める力はありません」
九龍「・・マスター・・」
千貫「・・そんな顔をなさらずに。同情をかおうと伺ったわけではないのですよ。ただ最後に、貴方がたにお会いしたかった。・・坊ちゃまは、既に『あの場所』へと向かわれました。どんな結果になろうとも、次にお会いすることは・・もう無いでしょうから」
龍麻「さぁ・・それはどうでしょうか?」
千貫「・・龍麻さん」
龍麻「千貫さん、俺たちは奪う為にここに来たんじゃない。『扉』を開く為に来たんです」
九龍「・・へへッ、そだヨ!マスター。《宝探し屋》が探すのは《秘宝(しんじつ)》だかんネv」
千貫「・・フフッ・・不思議ですね。そんなはずなど無いのに・・。きっともう、これが最後だというのに・・それでも私には、貴方がたが坊ちゃまと一緒に帰ってくるような・・そんな気がするのですよ・・。・・・お気を付けて、《宝探し屋》さん。『九龍(カオルーン)』は今から朝まで、ずっと営業いたしておりますので」
そう言い残すと千貫さんは現れた時同様、闇に溶け込むように去って行きました。
九龍「・・もう『あそこ』にいるんだ、阿ーさん」
龍麻「時間だ・・行こう、九龍」
九龍「・・うんッ!」
全ての仕度を終えたツインドラゴン。いざラストバトルへ出陣です。
・・墓に着くと、1つの墓石を見詰めて静かに立っている皆守が居ました。
皆守「・・よう。時間通りだな・・行くか」
龍麻「・・ああ」
九龍「・・・」
微妙な『間』に九龍が一瞬何か言いかけましたが、思い直したように口を閉じ、3人(+1匹)は無言で地下へ。
大広間へと全員が降り立ったその瞬間、中央のレリーフが突如眩い光を放ちます。
九龍「うわッ!?」
地響きと共にレリーフは砕け散り、後には更なる地下階へと続く穴が大きく口を開けていました。
龍麻「・・最後の扉か・・」
皆守「・・・」
九龍「うっしゃあ!行くぜッ!」
迷わず暗闇の穴に飛び込む九龍。
龍麻「こら九龍、足元に注意してから行きなさい」
いつもの如く『お兄ちゃん』な龍麻さん。
・・2人が奥へと消えるのを見届けてから、ゆっくりと皆守が後に続きます。
九龍「へー、広間の下にまだこんなでっかいトコがあったんだー」
皆守「・・ここが、終着地点ってわけだ。どうだ、《宝探し屋》?ついに求めるものに辿りついた気分は・・」
九龍「・・・甲やん?」
皆守「・・なんだ?シケた面して。お前たちはこの為に天香に来たんだろう?もっと喜べよ」
九龍「・・・・」
皆守「・・火が、消えたな。ちょっと待っててくれ」
アロマの火を付け直す皆守。しばし地下に沈黙が流れます。小さく揺れる炎の赤い光が静かに消え・・ラベンダーの香りが辺りに漂いました。
皆守「・・・お前たちは、強いな。3ヶ月・・たったそれだけの時間で、お前たちは誰も到達することの無かったこの『墓』の最深部まで進んできた。それも、《生徒会》の魔人全てを解放して・・な。残された《生徒会》は会長と副会長・・たった2名だ」
九龍「副、会長・・?」
皆守「会計、神鳳。書記、双樹。副会長『補佐』、夷澤。・・そう、補佐がいるなら副会長もいる。そういう・・ことだ・・」
黙り込む皆守と、呆然とその言葉を聞く九龍。その横で、1人黄龍様はいつもと同じ穏やかな《氣》を身にまとい、ただ静かに次の言葉を待っているようです。
皆守「・・やっぱり、お前は『知って』いたんだな・・ひーちゃん。いつからだ?」
九龍「ひー兄・・」
龍麻「遺跡に潜る前から・・。《転校生》の世話を焼くお節介な生徒を演じるなら、明日香を見習うべきだったよ甲太郎。普通の『高校生』は・・『足音を立てる』ものだ」
九龍「!」
皆守「・・は・・まさかな・・初日から単なる女子高生に正体を嗅ぎ付けられる《宝探し屋》が・・・生徒会の魔人どもを越える《力》を持っているなんて思いもしなかったぜ・・・。とんだ・・誤算、だ。・・何もかもが・・・誤算だよ・・」
龍麻「・・・・」
九龍「・・嗅ぎ付けられたのは俺じゃんヨ・・」
皆守「ああ、そうだったか。道理で」
九龍「るせェ!述懐の途中でツッコミ入れてんなヨ!」
皆守「あーまったくだ。・・・いつの間にか、こんなくだらない会話が楽しくなってきやがった。夜食が妙に楽しみになったり、授業に出るのも、『夜遊び』も悪くないと思えてきたさ。・・ああ、まったくな、誤算だったよ《転校生》・・俺が、『お前たちを倒さなければならない』なんて」
九龍「・・!」
龍麻「・・・」
ついにツインドラゴンの前に立ちはだかる皆守!以下次回へ続く!
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ホワイトというよりブラッディクリスマスになってきました(汗)、が、もちょっとだけ続きます・・頑張れ黄龍様!
※この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記です。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定がたくさんあるそうですよ。閲覧にはどうぞご注意下さいね。これからも龍麻をどうぞ宜しくお願い致します。(迦代)
※※※※※※※※
本日の特別会話〈震撼編〉
?「うふふ・・始まったわ、魔人の宴が・・」
?「お姉チャン、ミンナ出陣準備OKダヨ!」
?「えへッ、壬生さんだけに任せておけませんからねッ」
?「ふふッ、あたしの龍麻を悩ます悪い子達・・鞭の味を教えてあ・げ・るv」
?「うふふ〜、時は来たれり〜。間に合わないかもね〜ひーちゃん〜」
?「よーしッ!ボクの《力》、久し振りに見せてあげるよッ!待っててねひーちゃん!」
?「おっしゃあ!龍麻くんの為だ!久々に全力で行くぜッ!」
?「私も、力の限り参ります!」
?「ついに愛の戦士の出番ねッ!」
?「龍麻さんの為に・・心を込めて歌いますッ」
?「ふっふっふ・・待ってました!取材よッ!スクープよッ!龍麻よーッ!」
?「(御主人様・・申し訳ございません・・)」
?「よォ〜し、ばんばんやっつけてェ〜、どんどん入院させちゃうぞォ〜v」
?「ひひッ、楽しみだねェ。お前たち、女はいらないよ。せいぜいいい男から撃墜しておいで」
?『はぁ〜い!!vv』
大変よ大変よパート2〜!!クリスマスイヴ突入もまだ帰還の素振りを見せない黄龍様に、ついに女性陣始動。もうリミットギリギリ以上です黄龍様!
さて、そうは言いつつもそんなことより今は目先が大変な黄龍様。
龍麻「《龍星脚》!」
?「!」
闇から繰り出された必殺の一撃を反射的に相殺。探偵抹殺を紙一重で阻止致しました。
龍麻「こら紅葉!危ないだろ!」
九龍「あ、『危ない』で済むの?今のアレ・・(滝汗)」
鴉室「・・・!(←思いっきり首を横に振っている)」
?「流石だね、龍麻・・」
その声と共に、暗闇からその色をそのまま切り取ったような人影が現れました。黒コート、サングラスで長身の・・。
壬生「龍麻・・!」(ひしッ!)
九龍「ぎゃー!亀急便に引き続きまたしてもひー兄ちゃんに抱きつく過去の男がー!(泣)」
鴉室「何ィ!?まさか本当に『君は光僕は影』な関係とは!?」
龍麻「そこ!変な誤解をばら撒かない!お前も離れろ紅葉・・」
壬生「龍麻・・あの頃と君は何一つ変わってない・・!」
龍麻「・・お前もそれかァッ!!」(どががすばきぐしゃッ!)
九龍「ひィッ!何!?何が起こってるのですか今!?(怯)」
鴉室「さ、再会の挨拶にしちゃ過激だなベイビー・・(滝汗)」
黄龍様の一番突かれたくないところを突いてしまい再会早々《八雲》を頂いた壬生さんですが、無論それでどうにかなる魔人ではなく。
壬生「フッ・・君とこうしてまた拳を交えることが出来るとはね・・」
九龍「うぞ!?ひ、ひー兄の猛攻を全部受けきったァ!?」
鴉室「んなッ・・なんつー攻防だよ・・」
龍麻「・・腕を上げたじゃないか、紅葉」
壬生「嬉しいけれど、その言葉は本気を出した君に言われたいね」
九龍「てか本気じゃナイの!?」
鴉室「本気ってどうなるんだ!?」
いや無論手加減はしてませんが(笑)本気ではなかった龍麻さんです。
ちなみに亀の時もそうです。(亀があっさりボコにされたのは彼が黄龍様に抵抗する気が全く無かったので)
まぁそんなわけで再会、陰陽の龍。
龍麻「にしても、お前まで来たのか・・鳴瀧さんに口止めしておいたのに・・」
壬生「・・僕が来ると迷惑かい・・龍麻・・?」
龍麻「あ・・いや・・」
壬生「君の役に立ちたいと・・それだけを思って来たのに・・」
龍麻「や、だから、その気持ちは嬉しいって・・」
九龍「・・キャラ違うのに鎌治と似たような技使うのネあの人・・」
鴉室「あんなキャラだったか?壬生君・・??(滝汗)」
動揺&困惑の宝探し屋&異端審問官を置き去りに、とりあえず久闊を叙する(?)双龍です。
当然ラストバトル参戦希望の陰龍ですが・・。
龍麻「それは駄目」
壬生「龍麻・・」
龍麻「旧校舎とは違うんだ、うっかり《双龍螺旋脚》でもやろうものなら学校ごと吹き飛ぶ可能性があるんだぞ」
九龍「・・がっこ・・吹き飛ぶんだー・・」
鴉室「・・お兄さん今ここで新たな《真理》に出会ってる気がするよ・・」
九龍「いやまったく同感すヨ・・」
壬生「如月さんは連れて行ったのに・・」
龍麻「さっきまでとは状況が・・・って、紅葉・・・その返り血・・・・翡翠は?」
壬生「ちょっと鎮魂歌を・・」
龍麻「わー!!!」
壬生「・・・聴かせたけど、まだ抹殺には至っていないよ」
JADE「されてたまるものかッ!」
鴉室「ぬお!忍者が影から!?」
龍麻「び・・吃驚した・・」
九龍「わー!!もうナニがなんだか!」
壬生「返り血と見せかけてただの血糊とは、姑息ですね如月さん・・」
JADE「君こそ、本気で殺人技を繰り出すとは大人げないよ壬生・・」
龍麻「だー!もういい加減にしろー!!!」
壬・J『!!』
龍麻「喧嘩するならもう帰れー!!」
壬・J『!!!!(涙目)』
九龍「おおッ!ひー兄ちゃんの一喝で一触即発の2人が叱られた犬の如く大人しく!」
鴉室「・・なぁ龍麻君・・君、本当に何者なんだ?」
何者=黄龍様。
・・それはともかく、忍者と(元)暗殺者の喧嘩を収めた龍麻さん、追求したそうな鴉室をどうにかかわして一時撤退して頂き、兎にも角にも旧魔人組と交渉です。
元よりラストバトルはバディ無し、九龍と2人で行くつもりだった黄龍様。皆守はイレギュラーですがある意味予定通りとも言える同行なので除外するとしても、流石に魔人2名を連れて行くわけには参りません。(戦力的にものすごい不均衡発生のため)
龍麻「・・というわけで、2人とも今回は『上』で待っていて貰うから」
壬生「龍麻・・」
JADE「しかし・・」
龍麻「その代わり、頼みたいことがあるんだ」
壬・J『?』
さて黄龍様の頼み事とは?・・それは九龍にも聞こえなかったので、今はまだ内緒の話のようです。
九龍「うー・・またはぎれっ子・・(しくしく)」
MJr「うみゃー・・」
九龍「励ましてくれるかにゃんこ・・うんうん、良い奴だナお前・・」
・・なんか異種族間友情も深まってました。
それはさておき。
JADE「了解した。それじゃあ、また。・・気を付けて」
壬生「君のことだ、心配はしていないよ。でも・・油断はしないようにね・・」
龍麻「ああ。・・また、後で」
内緒の話終了後、先程までの喧噪が嘘のように姿を消す2名。
・・のうち、黒衣の1名が最後に九龍を睨む様な強い視線で視ていきました。
九龍「!」
龍麻「九龍?」
九龍「うは・・今すげー殺気来た・・」
龍麻「・・試されたね、九龍。で、どうした?」
九龍「い、一応頑張って耐えたデス。・・ひー兄、あの人・・」
龍麻「俺の『双龍』」
九龍「双龍・・(ひー兄と『対』と呼ばれたけりゃもっとマシになれ・・ってことかぁ・・)」
力と年齢の差を見せつけられ、凹む九龍の目の前に、不意に白いものが写りました。
九龍「・・雪」
龍麻「ホワイトクリスマス、か」
九龍「(・・うし!負けねーぞー!)」
想いそれぞれに雪を見上げるツインドラゴン。さて激動のクリスマス・イヴは始まったばかり。この続きはまた次回に。
※この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記です。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定がたくさんあるそうですよ。閲覧にはどうぞご注意下さいね。これからも龍麻をどうぞ宜しくお願い致します。(迦代)
※※※※※※※※
本日の特別会話〈震撼編〉
?「うふふ・・始まったわ、魔人の宴が・・」
?「お姉チャン、ミンナ出陣準備OKダヨ!」
?「えへッ、壬生さんだけに任せておけませんからねッ」
?「ふふッ、あたしの龍麻を悩ます悪い子達・・鞭の味を教えてあ・げ・るv」
?「うふふ〜、時は来たれり〜。間に合わないかもね〜ひーちゃん〜」
?「よーしッ!ボクの《力》、久し振りに見せてあげるよッ!待っててねひーちゃん!」
?「おっしゃあ!龍麻くんの為だ!久々に全力で行くぜッ!」
?「私も、力の限り参ります!」
?「ついに愛の戦士の出番ねッ!」
?「龍麻さんの為に・・心を込めて歌いますッ」
?「ふっふっふ・・待ってました!取材よッ!スクープよッ!龍麻よーッ!」
?「(御主人様・・申し訳ございません・・)」
?「よォ〜し、ばんばんやっつけてェ〜、どんどん入院させちゃうぞォ〜v」
?「ひひッ、楽しみだねェ。お前たち、女はいらないよ。せいぜいいい男から撃墜しておいで」
?『はぁ〜い!!vv』
大変よ大変よパート2〜!!クリスマスイヴ突入もまだ帰還の素振りを見せない黄龍様に、ついに女性陣始動。もうリミットギリギリ以上です黄龍様!
さて、そうは言いつつもそんなことより今は目先が大変な黄龍様。
龍麻「《龍星脚》!」
?「!」
闇から繰り出された必殺の一撃を反射的に相殺。探偵抹殺を紙一重で阻止致しました。
龍麻「こら紅葉!危ないだろ!」
九龍「あ、『危ない』で済むの?今のアレ・・(滝汗)」
鴉室「・・・!(←思いっきり首を横に振っている)」
?「流石だね、龍麻・・」
その声と共に、暗闇からその色をそのまま切り取ったような人影が現れました。黒コート、サングラスで長身の・・。
壬生「龍麻・・!」(ひしッ!)
九龍「ぎゃー!亀急便に引き続きまたしてもひー兄ちゃんに抱きつく過去の男がー!(泣)」
鴉室「何ィ!?まさか本当に『君は光僕は影』な関係とは!?」
龍麻「そこ!変な誤解をばら撒かない!お前も離れろ紅葉・・」
壬生「龍麻・・あの頃と君は何一つ変わってない・・!」
龍麻「・・お前もそれかァッ!!」(どががすばきぐしゃッ!)
九龍「ひィッ!何!?何が起こってるのですか今!?(怯)」
鴉室「さ、再会の挨拶にしちゃ過激だなベイビー・・(滝汗)」
黄龍様の一番突かれたくないところを突いてしまい再会早々《八雲》を頂いた壬生さんですが、無論それでどうにかなる魔人ではなく。
壬生「フッ・・君とこうしてまた拳を交えることが出来るとはね・・」
九龍「うぞ!?ひ、ひー兄の猛攻を全部受けきったァ!?」
鴉室「んなッ・・なんつー攻防だよ・・」
龍麻「・・腕を上げたじゃないか、紅葉」
壬生「嬉しいけれど、その言葉は本気を出した君に言われたいね」
九龍「てか本気じゃナイの!?」
鴉室「本気ってどうなるんだ!?」
いや無論手加減はしてませんが(笑)本気ではなかった龍麻さんです。
ちなみに亀の時もそうです。(亀があっさりボコにされたのは彼が黄龍様に抵抗する気が全く無かったので)
まぁそんなわけで再会、陰陽の龍。
龍麻「にしても、お前まで来たのか・・鳴瀧さんに口止めしておいたのに・・」
壬生「・・僕が来ると迷惑かい・・龍麻・・?」
龍麻「あ・・いや・・」
壬生「君の役に立ちたいと・・それだけを思って来たのに・・」
龍麻「や、だから、その気持ちは嬉しいって・・」
九龍「・・キャラ違うのに鎌治と似たような技使うのネあの人・・」
鴉室「あんなキャラだったか?壬生君・・??(滝汗)」
動揺&困惑の宝探し屋&異端審問官を置き去りに、とりあえず久闊を叙する(?)双龍です。
当然ラストバトル参戦希望の陰龍ですが・・。
龍麻「それは駄目」
壬生「龍麻・・」
龍麻「旧校舎とは違うんだ、うっかり《双龍螺旋脚》でもやろうものなら学校ごと吹き飛ぶ可能性があるんだぞ」
九龍「・・がっこ・・吹き飛ぶんだー・・」
鴉室「・・お兄さん今ここで新たな《真理》に出会ってる気がするよ・・」
九龍「いやまったく同感すヨ・・」
壬生「如月さんは連れて行ったのに・・」
龍麻「さっきまでとは状況が・・・って、紅葉・・・その返り血・・・・翡翠は?」
壬生「ちょっと鎮魂歌を・・」
龍麻「わー!!!」
壬生「・・・聴かせたけど、まだ抹殺には至っていないよ」
JADE「されてたまるものかッ!」
鴉室「ぬお!忍者が影から!?」
龍麻「び・・吃驚した・・」
九龍「わー!!もうナニがなんだか!」
壬生「返り血と見せかけてただの血糊とは、姑息ですね如月さん・・」
JADE「君こそ、本気で殺人技を繰り出すとは大人げないよ壬生・・」
龍麻「だー!もういい加減にしろー!!!」
壬・J『!!』
龍麻「喧嘩するならもう帰れー!!」
壬・J『!!!!(涙目)』
九龍「おおッ!ひー兄ちゃんの一喝で一触即発の2人が叱られた犬の如く大人しく!」
鴉室「・・なぁ龍麻君・・君、本当に何者なんだ?」
何者=黄龍様。
・・それはともかく、忍者と(元)暗殺者の喧嘩を収めた龍麻さん、追求したそうな鴉室をどうにかかわして一時撤退して頂き、兎にも角にも旧魔人組と交渉です。
元よりラストバトルはバディ無し、九龍と2人で行くつもりだった黄龍様。皆守はイレギュラーですがある意味予定通りとも言える同行なので除外するとしても、流石に魔人2名を連れて行くわけには参りません。(戦力的にものすごい不均衡発生のため)
龍麻「・・というわけで、2人とも今回は『上』で待っていて貰うから」
壬生「龍麻・・」
JADE「しかし・・」
龍麻「その代わり、頼みたいことがあるんだ」
壬・J『?』
さて黄龍様の頼み事とは?・・それは九龍にも聞こえなかったので、今はまだ内緒の話のようです。
九龍「うー・・またはぎれっ子・・(しくしく)」
MJr「うみゃー・・」
九龍「励ましてくれるかにゃんこ・・うんうん、良い奴だナお前・・」
・・なんか異種族間友情も深まってました。
それはさておき。
JADE「了解した。それじゃあ、また。・・気を付けて」
壬生「君のことだ、心配はしていないよ。でも・・油断はしないようにね・・」
龍麻「ああ。・・また、後で」
内緒の話終了後、先程までの喧噪が嘘のように姿を消す2名。
・・のうち、黒衣の1名が最後に九龍を睨む様な強い視線で視ていきました。
九龍「!」
龍麻「九龍?」
九龍「うは・・今すげー殺気来た・・」
龍麻「・・試されたね、九龍。で、どうした?」
九龍「い、一応頑張って耐えたデス。・・ひー兄、あの人・・」
龍麻「俺の『双龍』」
九龍「双龍・・(ひー兄と『対』と呼ばれたけりゃもっとマシになれ・・ってことかぁ・・)」
力と年齢の差を見せつけられ、凹む九龍の目の前に、不意に白いものが写りました。
九龍「・・雪」
龍麻「ホワイトクリスマス、か」
九龍「(・・うし!負けねーぞー!)」
想いそれぞれに雪を見上げるツインドラゴン。さて激動のクリスマス・イヴは始まったばかり。この続きはまた次回に。
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えーリアルはバレンタインですがこっちはまだ12/24。もーちょっと続く黄龍クリスマスです。
※・・この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定が多く存在する。閲覧するのを止めはしないが、闇に落ちる覚悟はしておくといい・・(鎮魂歌)
※※※※※※※※
本日の特別会話〈激闘編〉
JADE「くッ・・!」
?「・・・良く避けましたね、如月さん・・・」
JADE「やはり君か・・。思ったより早かったな」
?「貴方ほどではありませんよ。・・ところで、貴方が抜け駆けをして守護している僕の《双龍》は元気ですか?」
JADE「ああ僕の《黄龍》なら元気だよ。当然だろう?僕が護っているのだからね」
?「フッ・・・僕の《陽の龍》がこの程度のことで守護を必要とするとも思えませんけどね・・」
JADE「フッ・・・当然だね。故にこれ以上彼の元に人が増える必要は無いわけだ」
?「・・そうですね、弱い守護者は必要ない・・」
JADE「・・・無論。心の弱い者もね・・・」
?「・・・僕を怒らせるとはいい度胸ですね・・」
JADE「・・・邪妖滅殺・・・」
大変よ大変よー!てなわけで主役の居ないところでついに勃発か魔人バトル。ラスボスなんかよりこっちの方が大変ですよ龍麻さんー!!
などと大変真っ盛り天香学園ですが、場面変わってこちらはそのちょっと前、黄龍様は某陰の龍の同僚と会話中です。
鴉室「さてさて、いよいよ佳境ってやつだねぇ。事ここに至る前に1度くらい君達と遺跡に潜ってみたかったんだが・・」
龍麻「おや、気のせいかな・・つい先程までご一緒していたはずですが?」
九龍「ほへ?」
鴉室「!!」
龍麻「瑞麗先生もご一緒だったかと・・」
鴉室「・・参ったねこりゃ・・。符咒まで使って気配は完全に消していたはずなんだがなぁ・・」
九龍「え、マジ!?さっきいたの室さんとルイせんせ!?」
鴉室「途中で2年生コンビが見つかった時はしめた、と思ったんだがねぇ。まさか気付かれていたとは・・うんうん流石龍麻君だ。お兄さんまたも一本取られたよ」
てなわけで、尾けていたのをあっさり認めた鴉室さん。急いでいたので敢えて言いませんでしたが、M+Mの2名が遺跡にいるレリック・ドーンを排除する為に影ながら手助けしてくれていたことをちゃんと知っていた龍麻さんです。(だから装備に黄龍甲は持っていかなかった)
鴉室「いやまったく、惜しい、惜しいぞ?君の様な才能の持ち主が野に埋もれているなんて。九龍君もそうだが、君たちにはロゼッタよりM+M(うち)の方が向いていると思うね俺は」
九龍「《M+M》〜!?」
龍麻「鴉室さん、それは・・」
鴉室「あいや分かってる。前にもさらっとかわされたからなぁ。でもな、俺は本気だぜ?この世には君たちがまだ知らない《真理》がある。《光》だけではなく《闇》があってこそこの世界は成り立っているんだ。・・君たち兄弟は、《光》だ。だが、だからこそ《闇》を知ることができる。いや・・知る必要があると思うね」
九龍「・・・・・《闇》・・」
龍麻「・・・・・」
鴉室「あ、我がM+Mだって悪いところじゃないぞー?美人の異端審問官だっているし、君たちと年齢の近い子だっているぞー?・・・そうだな、君たちよりゃ少しばかり年上だが・・特に龍麻君には会わせたいのがいるねぇ」
龍麻「俺に?」
鴉室「そうそう、いやぁ一目見たときから思ってたんだがな?なんかこう・・君が《光》なら彼は《影》って感じでなぁ・・。性格はまったく違うんだが、どこか君とはいいコンビになれそうだと・・・あ、美形度は龍麻君といい勝負ができるぞ。残念ながら両方とも男の子なのが問題だがねー。うむ、惜しい!」
九龍「んな事は聞いてないヨ・・」
龍麻「・・・俺と、コンビ・・・?」
言われてぎくりの龍麻さん。それはどう考えてもM+M機関所属の《陰の龍》のことでは・・・。
鴉室「お、気になるかい?そりゃいい!じゃあこの際入っちゃおうじゃないか《M+M機関》!そうしたらすぐに紹介してあげよう!」
龍麻「あ、あの、ちょっと・・」
九龍「わー!ナニ言うんだヨ室さん!ひー兄は俺の!他の奴とコンビなんて駄目に決まってるだろー!」
鴉室「まぁそう言わず九龍君もどうだァ?いずれ兄弟は別々の道を歩むモノだ。君にもいいの紹介するぞー?前髪乏しい強面のメガネ系異端審問官(中年男)とか」
九龍「どこがいいんだヨ!」
鴉室「君の親友の無気力高校生と声質が似てたかな」
九龍「うわぁ何の好感度UPにも繋がらねェポイントだ!」
鴉室「む、人選ミスか・・・・。まぁまぁ、いいじゃないか、な?龍麻君。俺が手取り足取り丁寧に教えてやるから」
龍麻「・・・いや、だから・・」
?「誰に断ってそんな勧誘をしているんですか・・・?」
鴉・九「!?」
その時突如、闇の中から低く響く声が。鴉室がびく!と凍りつき、九龍が慌てて声のした方に向かい身構えるその横で・・・・
龍麻「・・・・この・・声は・・・!!」
呆然とする黄龍様が約1名・・・・・。
?「よりによって龍麻を・・僕の《光》である《陽の龍》を闇狩専門機関M+Mなどに勧誘するとは・・僕を怒らせるとはいい度胸だね・・・」
龍麻「わー!紅葉!!!」
鴉室「み、壬生ッ!?・・ってなんで龍麻君、彼を知って・・」
九龍「だだだだ、誰!?ええ!?」
?「鎮魂歌を聴くがいい・・!」
全員『わー!!!!!』
・・・さてこの続きはまた次回。
※・・この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定が多く存在する。閲覧するのを止めはしないが、闇に落ちる覚悟はしておくといい・・(鎮魂歌)
※※※※※※※※
本日の特別会話〈激闘編〉
JADE「くッ・・!」
?「・・・良く避けましたね、如月さん・・・」
JADE「やはり君か・・。思ったより早かったな」
?「貴方ほどではありませんよ。・・ところで、貴方が抜け駆けをして守護している僕の《双龍》は元気ですか?」
JADE「ああ僕の《黄龍》なら元気だよ。当然だろう?僕が護っているのだからね」
?「フッ・・・僕の《陽の龍》がこの程度のことで守護を必要とするとも思えませんけどね・・」
JADE「フッ・・・当然だね。故にこれ以上彼の元に人が増える必要は無いわけだ」
?「・・そうですね、弱い守護者は必要ない・・」
JADE「・・・無論。心の弱い者もね・・・」
?「・・・僕を怒らせるとはいい度胸ですね・・」
JADE「・・・邪妖滅殺・・・」
大変よ大変よー!てなわけで主役の居ないところでついに勃発か魔人バトル。ラスボスなんかよりこっちの方が大変ですよ龍麻さんー!!
などと大変真っ盛り天香学園ですが、場面変わってこちらはそのちょっと前、黄龍様は某陰の龍の同僚と会話中です。
鴉室「さてさて、いよいよ佳境ってやつだねぇ。事ここに至る前に1度くらい君達と遺跡に潜ってみたかったんだが・・」
龍麻「おや、気のせいかな・・つい先程までご一緒していたはずですが?」
九龍「ほへ?」
鴉室「!!」
龍麻「瑞麗先生もご一緒だったかと・・」
鴉室「・・参ったねこりゃ・・。符咒まで使って気配は完全に消していたはずなんだがなぁ・・」
九龍「え、マジ!?さっきいたの室さんとルイせんせ!?」
鴉室「途中で2年生コンビが見つかった時はしめた、と思ったんだがねぇ。まさか気付かれていたとは・・うんうん流石龍麻君だ。お兄さんまたも一本取られたよ」
てなわけで、尾けていたのをあっさり認めた鴉室さん。急いでいたので敢えて言いませんでしたが、M+Mの2名が遺跡にいるレリック・ドーンを排除する為に影ながら手助けしてくれていたことをちゃんと知っていた龍麻さんです。(だから装備に黄龍甲は持っていかなかった)
鴉室「いやまったく、惜しい、惜しいぞ?君の様な才能の持ち主が野に埋もれているなんて。九龍君もそうだが、君たちにはロゼッタよりM+M(うち)の方が向いていると思うね俺は」
九龍「《M+M》〜!?」
龍麻「鴉室さん、それは・・」
鴉室「あいや分かってる。前にもさらっとかわされたからなぁ。でもな、俺は本気だぜ?この世には君たちがまだ知らない《真理》がある。《光》だけではなく《闇》があってこそこの世界は成り立っているんだ。・・君たち兄弟は、《光》だ。だが、だからこそ《闇》を知ることができる。いや・・知る必要があると思うね」
九龍「・・・・・《闇》・・」
龍麻「・・・・・」
鴉室「あ、我がM+Mだって悪いところじゃないぞー?美人の異端審問官だっているし、君たちと年齢の近い子だっているぞー?・・・そうだな、君たちよりゃ少しばかり年上だが・・特に龍麻君には会わせたいのがいるねぇ」
龍麻「俺に?」
鴉室「そうそう、いやぁ一目見たときから思ってたんだがな?なんかこう・・君が《光》なら彼は《影》って感じでなぁ・・。性格はまったく違うんだが、どこか君とはいいコンビになれそうだと・・・あ、美形度は龍麻君といい勝負ができるぞ。残念ながら両方とも男の子なのが問題だがねー。うむ、惜しい!」
九龍「んな事は聞いてないヨ・・」
龍麻「・・・俺と、コンビ・・・?」
言われてぎくりの龍麻さん。それはどう考えてもM+M機関所属の《陰の龍》のことでは・・・。
鴉室「お、気になるかい?そりゃいい!じゃあこの際入っちゃおうじゃないか《M+M機関》!そうしたらすぐに紹介してあげよう!」
龍麻「あ、あの、ちょっと・・」
九龍「わー!ナニ言うんだヨ室さん!ひー兄は俺の!他の奴とコンビなんて駄目に決まってるだろー!」
鴉室「まぁそう言わず九龍君もどうだァ?いずれ兄弟は別々の道を歩むモノだ。君にもいいの紹介するぞー?前髪乏しい強面のメガネ系異端審問官(中年男)とか」
九龍「どこがいいんだヨ!」
鴉室「君の親友の無気力高校生と声質が似てたかな」
九龍「うわぁ何の好感度UPにも繋がらねェポイントだ!」
鴉室「む、人選ミスか・・・・。まぁまぁ、いいじゃないか、な?龍麻君。俺が手取り足取り丁寧に教えてやるから」
龍麻「・・・いや、だから・・」
?「誰に断ってそんな勧誘をしているんですか・・・?」
鴉・九「!?」
その時突如、闇の中から低く響く声が。鴉室がびく!と凍りつき、九龍が慌てて声のした方に向かい身構えるその横で・・・・
龍麻「・・・・この・・声は・・・!!」
呆然とする黄龍様が約1名・・・・・。
?「よりによって龍麻を・・僕の《光》である《陽の龍》を闇狩専門機関M+Mなどに勧誘するとは・・僕を怒らせるとはいい度胸だね・・・」
龍麻「わー!紅葉!!!」
鴉室「み、壬生ッ!?・・ってなんで龍麻君、彼を知って・・」
九龍「だだだだ、誰!?ええ!?」
?「鎮魂歌を聴くがいい・・!」
全員『わー!!!!!』
・・・さてこの続きはまた次回。
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まだちょっと続きます黄龍クリスマス。
※おッ、いらはーいvこの日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記ってヤツなんだー。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定が山盛りなんヨ。閲覧する時は注意してねーv自己責任でヨロシク!(九龍)
※※※※※※※※
本日の会話〈約束編〉
八千穂「九チャンもひーちゃんもまだどこにも行かないよね?卒業式まで一緒だよね?」
取手「その先には別々の道が待っていると分かってる。だからこそ、君たちと一緒にこの學園を卒業したいんだ・・」
椎名「独りぼっちにしないって、約束でしたわよね・・?」
朱堂「ダーリーン!!アタシ待つわッ!あなたが待てと言うなら待つわァッ!!」
夕薙「全てが終わって、もし許されるのならまだ俺は君たちと語り合いたいことがたくさんある・・」
黒塚「フフフ・・やっと見つけた、僕の魂の伴侶たちよ・・逃げようなんて許さないよ〜?」
肥後「まだ制覇してないマミーズのメニューがいっぱいあるでしゅ!だからまだ、行かないでしゅよね・・?」
真里野「この戦いが終わったら・・・なんのしがらみもなくただ無心に、貴公らと剣を交えたい。この願いを叶えてくれまいか?」
墨木「自分は、未だお2人ニ何の恩返しも出来ていないでアリマスッ・・もう少しだけ、自分に時間を頂けないでしょうカッ・・!」
トト「ボク、待テマス。ダカラ、必ズ帰ッテキテクダサイネ・・我ガ友、我ガ王・・」
神鳳「貴方がたなら、きっと全てを終わらせることが出来る。僕はそう信じています。ですから・・・叶うならばその道を、共に歩ませて下さい」
七瀬「やはりこの時が来ましたね。・・信じています。きっと・・帰ってきて、話を聞かせてくださいね・・?」
双樹「本当は、行かせたくないの。でも・・でも、信じているわ。だから置いていかないで・・。お願い・・お願いよ・・?」
響「先輩・・僕は、強くなります。先輩たちに認めて貰えるくらい強くなります。ですから、もう少しだけ・・その強さを目の前で見せてください・・もうほんの少しの間だけ・・」
夷澤「まだ終わりじゃないッスよ?これだけ學園を引っかき回して、はいさようなら、だけは無しッスからね!?」
舞草「明日、奈々子はお休みなんです〜。完全勝利の2人を囲んで、みんなでお祝いですからね?絶対絶対、2人がいてくれなきゃ駄目なんですよゥ?」
瑞麗「生きて戻れ。お前たちの命より優先すべきものなど持つな。・・必ず・・・戻るんだ。いいね・・?」
雛川「・・信じているわ。2人が戻るのをずっと待ってる。約束よ・・・・?」
九龍「・・・・・・・・・・・・・えー、そんなわけで」
龍麻「・・・・・・・・片っ端から約束してきた、と・・・・」
九龍「あい・・・」
龍麻「しかもみんな連れてきた、と・・・」
九龍「・・・・・・・あい・・・・」
バディ達『待ってます(る)から!!!』
龍麻「(・・・・・・逃げられない・・・?)」
やばいことになってきました黄龍様。さぁどうなる最終戦。リミットはもう目の前ですよ!
さて黄龍クリスマス。倒れている白岐と隠れている探偵と男には興味のない校務員と忍んでいる亀以外が総出で来ました。野郎も入ってる分、6年前より濃い感じですクリスマス。
龍麻「(一体なんで卒業まで天香在籍話が進んでるのかな、九龍?)」
九龍「(い、いやそのなんかこう駄目と言えない空気が満ちておりまして・・・てかひー兄ちゃんだって言えないっしょ!?今更『この戦い終わったら天香出て行きまーすv』って!マジで泣くヨみんな?)」
龍麻「(・・・だからっていつまでも居られるわけじゃないだろう?大体お前だって次の仕事が入るだろうに)」
九龍「(う・・・そうなんだけど・・・・・)」
そんなことを小声でぼそぼそやっていたら八千穂が切れました。
八千穂「もう!何2人でひそひそ話してんのー!とにかく、今回は一緒に行くの我慢してあげるんだからねッ!絶対絶対帰ってこなきゃ許さないよ!?」
龍×2『・・・・はい』
・・逆らえませんでした(がっくり)。
まぁとりあえず片付いた後は最初から戻る気だったのでいいか・・と割合気楽に流す黄龍様。そう上手くいけばいいのですが。というか上手くいかないとそろそろ旧魔人軍団が黄龍奪還に来てしまうのですが(怖)。
ともかくも、龍麻さんたちが『帰ってくる』と返事をしたので全員安心したようです。
雛川「これ以上2人の邪魔をしてはいけないわね。・・頑張って。貴方達ならきっとなにもかも上手くいくわ。私達はそれを信じて、待っているから」
九龍「うす!」
龍麻「また、後で」
八千穂「絶対絶対、『後で』だからねッ!」
名残惜しげに、でも邪魔になるからと散っていくバディ達。の最後に残ったのは・・・
瑞麗「龍」
龍麻「瑞麗先生?」
瑞麗「フフ、『先生』などと言わなくても構わんよ、《黄龍》」
龍麻「・・・・」
九龍「・・こうりゅう・・?」
瑞麗「・・そうか、九龍にはまだ・・?」
龍麻「・・ええ。・・やれやれ、やっぱり気付かれましたか」
瑞麗「君が思う以上に、客家の者にとって《緋勇》の名は絶対なのだよ。・・まさか、こんなところで巡り合えるとは思ってもみなかったが・・。これも、宿星の導きということかな。・・・弟が・・・世話をかけたね」
龍麻「・・いいえ。弦月には、俺の方こそ色々助けてもらいましたから」
瑞麗「・・そうか・・あの子は《黄龍》の助けに・・《月》になれたか・・。ありがとう、龍・・・」
九龍「(ルイ先生の弟が・・兄ちゃんの知り合い・・?)」
瑞麗「フッ・・、これでは不安になりようがないな。君たちなら、例えこの先に何が待っていようともそれを光に変えてしまえるだろう。私は、それを信じて待つよ。・・帰ってきたら、今度は・・弦月も交えて聞かせてくれ、あの時の話を・・・」
龍麻「ええ、必ず」
それだけ言い残すと、瑞麗は去っていきました。
九龍「・・にーちゃん、瑞麗先生って」
龍麻「・・俺の『仲間』のお姉さん」
九龍「うー・・」
龍麻「聞きたい?」
九龍「・・聞きたいけど、これ終わるまで我慢する・・」
龍麻「よし、いい子」(なでなで)
九龍「うー・・・」(赤面)
と、そんなほのぼのしいツインドラゴンにいきなり知った声がかかります。
鴉室「うんうん、相変わらず熱い兄弟愛だねェ〜」
龍麻「鴉室さん」
九龍「はうッ!」(赤面)
鴉室「いやいやお兄さんも見ていて赤面しそうだったよ。いいねェ仲良し兄弟は」
どこに隠れていたのやら、突然現れた鴉室。さて一体何を話そうというのか。その辺りはまた次回に。
龍麻「・・なかなか進まないな、遺跡に」
九龍「進んだら終わりだヨー(泣)もうちょっと引っ張ろうヨー!」
龍麻「もういいよ・・そろそろ・・」
鴉室「おいおい、つれないなベイビー」
頑張れ黄龍様あと少し!
※おッ、いらはーいvこの日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記ってヤツなんだー。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定が山盛りなんヨ。閲覧する時は注意してねーv自己責任でヨロシク!(九龍)
※※※※※※※※
本日の会話〈約束編〉
八千穂「九チャンもひーちゃんもまだどこにも行かないよね?卒業式まで一緒だよね?」
取手「その先には別々の道が待っていると分かってる。だからこそ、君たちと一緒にこの學園を卒業したいんだ・・」
椎名「独りぼっちにしないって、約束でしたわよね・・?」
朱堂「ダーリーン!!アタシ待つわッ!あなたが待てと言うなら待つわァッ!!」
夕薙「全てが終わって、もし許されるのならまだ俺は君たちと語り合いたいことがたくさんある・・」
黒塚「フフフ・・やっと見つけた、僕の魂の伴侶たちよ・・逃げようなんて許さないよ〜?」
肥後「まだ制覇してないマミーズのメニューがいっぱいあるでしゅ!だからまだ、行かないでしゅよね・・?」
真里野「この戦いが終わったら・・・なんのしがらみもなくただ無心に、貴公らと剣を交えたい。この願いを叶えてくれまいか?」
墨木「自分は、未だお2人ニ何の恩返しも出来ていないでアリマスッ・・もう少しだけ、自分に時間を頂けないでしょうカッ・・!」
トト「ボク、待テマス。ダカラ、必ズ帰ッテキテクダサイネ・・我ガ友、我ガ王・・」
神鳳「貴方がたなら、きっと全てを終わらせることが出来る。僕はそう信じています。ですから・・・叶うならばその道を、共に歩ませて下さい」
七瀬「やはりこの時が来ましたね。・・信じています。きっと・・帰ってきて、話を聞かせてくださいね・・?」
双樹「本当は、行かせたくないの。でも・・でも、信じているわ。だから置いていかないで・・。お願い・・お願いよ・・?」
響「先輩・・僕は、強くなります。先輩たちに認めて貰えるくらい強くなります。ですから、もう少しだけ・・その強さを目の前で見せてください・・もうほんの少しの間だけ・・」
夷澤「まだ終わりじゃないッスよ?これだけ學園を引っかき回して、はいさようなら、だけは無しッスからね!?」
舞草「明日、奈々子はお休みなんです〜。完全勝利の2人を囲んで、みんなでお祝いですからね?絶対絶対、2人がいてくれなきゃ駄目なんですよゥ?」
瑞麗「生きて戻れ。お前たちの命より優先すべきものなど持つな。・・必ず・・・戻るんだ。いいね・・?」
雛川「・・信じているわ。2人が戻るのをずっと待ってる。約束よ・・・・?」
九龍「・・・・・・・・・・・・・えー、そんなわけで」
龍麻「・・・・・・・・片っ端から約束してきた、と・・・・」
九龍「あい・・・」
龍麻「しかもみんな連れてきた、と・・・」
九龍「・・・・・・・あい・・・・」
バディ達『待ってます(る)から!!!』
龍麻「(・・・・・・逃げられない・・・?)」
やばいことになってきました黄龍様。さぁどうなる最終戦。リミットはもう目の前ですよ!
さて黄龍クリスマス。倒れている白岐と隠れている探偵と男には興味のない校務員と忍んでいる亀以外が総出で来ました。野郎も入ってる分、6年前より濃い感じですクリスマス。
龍麻「(一体なんで卒業まで天香在籍話が進んでるのかな、九龍?)」
九龍「(い、いやそのなんかこう駄目と言えない空気が満ちておりまして・・・てかひー兄ちゃんだって言えないっしょ!?今更『この戦い終わったら天香出て行きまーすv』って!マジで泣くヨみんな?)」
龍麻「(・・・だからっていつまでも居られるわけじゃないだろう?大体お前だって次の仕事が入るだろうに)」
九龍「(う・・・そうなんだけど・・・・・)」
そんなことを小声でぼそぼそやっていたら八千穂が切れました。
八千穂「もう!何2人でひそひそ話してんのー!とにかく、今回は一緒に行くの我慢してあげるんだからねッ!絶対絶対帰ってこなきゃ許さないよ!?」
龍×2『・・・・はい』
・・逆らえませんでした(がっくり)。
まぁとりあえず片付いた後は最初から戻る気だったのでいいか・・と割合気楽に流す黄龍様。そう上手くいけばいいのですが。というか上手くいかないとそろそろ旧魔人軍団が黄龍奪還に来てしまうのですが(怖)。
ともかくも、龍麻さんたちが『帰ってくる』と返事をしたので全員安心したようです。
雛川「これ以上2人の邪魔をしてはいけないわね。・・頑張って。貴方達ならきっとなにもかも上手くいくわ。私達はそれを信じて、待っているから」
九龍「うす!」
龍麻「また、後で」
八千穂「絶対絶対、『後で』だからねッ!」
名残惜しげに、でも邪魔になるからと散っていくバディ達。の最後に残ったのは・・・
瑞麗「龍」
龍麻「瑞麗先生?」
瑞麗「フフ、『先生』などと言わなくても構わんよ、《黄龍》」
龍麻「・・・・」
九龍「・・こうりゅう・・?」
瑞麗「・・そうか、九龍にはまだ・・?」
龍麻「・・ええ。・・やれやれ、やっぱり気付かれましたか」
瑞麗「君が思う以上に、客家の者にとって《緋勇》の名は絶対なのだよ。・・まさか、こんなところで巡り合えるとは思ってもみなかったが・・。これも、宿星の導きということかな。・・・弟が・・・世話をかけたね」
龍麻「・・いいえ。弦月には、俺の方こそ色々助けてもらいましたから」
瑞麗「・・そうか・・あの子は《黄龍》の助けに・・《月》になれたか・・。ありがとう、龍・・・」
九龍「(ルイ先生の弟が・・兄ちゃんの知り合い・・?)」
瑞麗「フッ・・、これでは不安になりようがないな。君たちなら、例えこの先に何が待っていようともそれを光に変えてしまえるだろう。私は、それを信じて待つよ。・・帰ってきたら、今度は・・弦月も交えて聞かせてくれ、あの時の話を・・・」
龍麻「ええ、必ず」
それだけ言い残すと、瑞麗は去っていきました。
九龍「・・にーちゃん、瑞麗先生って」
龍麻「・・俺の『仲間』のお姉さん」
九龍「うー・・」
龍麻「聞きたい?」
九龍「・・聞きたいけど、これ終わるまで我慢する・・」
龍麻「よし、いい子」(なでなで)
九龍「うー・・・」(赤面)
と、そんなほのぼのしいツインドラゴンにいきなり知った声がかかります。
鴉室「うんうん、相変わらず熱い兄弟愛だねェ〜」
龍麻「鴉室さん」
九龍「はうッ!」(赤面)
鴉室「いやいやお兄さんも見ていて赤面しそうだったよ。いいねェ仲良し兄弟は」
どこに隠れていたのやら、突然現れた鴉室。さて一体何を話そうというのか。その辺りはまた次回に。
龍麻「・・なかなか進まないな、遺跡に」
九龍「進んだら終わりだヨー(泣)もうちょっと引っ張ろうヨー!」
龍麻「もういいよ・・そろそろ・・」
鴉室「おいおい、つれないなベイビー」
頑張れ黄龍様あと少し!
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