DVD ビクターエンタテインメント 2006/05/24 ¥33,390

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ハイテク犯罪の多発や、文明の進歩による思いもよらない災害などが人類を脅かし始めた21世紀。日本の警察機構はその全てに対処すべく、新たなる警察組織を立ち上げる。
その名は、「ブレイブポリスプロジェクト」。
優れたAIを搭載したロボット刑事による、完璧にして最強の警察チームを作るというものである。
その最初の「刑事」である「1号機」通称「デッカード」は起動の日を間近に控えていた。
しかし、あくまで機械に過ぎないはずのデッカードは、彼を「作っている」誰もが知らないうちに、ある1つの大きな変革を迎えていた。
半年前、友永勇太という少年と出会ったために・・・。

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ついに出ました勇者シリーズのある意味最大傑作ともいえるジェイデッカーDVD、VOL1です。
もうね!本当に良いんですよこの作品は!!!(力説)
第1話からこんなに泣かされたアニメ初めてでしたよ!

ただの「優れた言語認識能力と身体スペックを持つロボット」だったはずのデッカード。
その「機械」が、ある日偶然迷い込んでしまった友永勇太というわずか10歳(出会い当時は9歳?)の少年と出会ったことで、「心」を持つことに。
ロボットであるデッカードに人間と同じように語りかけ、友達のように接し、愛情を向けた勇太の純粋な気持ちが、デッカードのAIの中に「感情」を芽生えさせてしまうのですよ。
出会って半年。その間に友達のように、兄弟のように、親子のように互いを大切な存在として絆を強めていく勇太とデッカード。しかしデッカードは正式に警察機構に配属される際、再フォーマットされ、勇太と過ごした日々のデータは全部消されてしまうことを知るのです。
そのことを前日まで勇太に告げられないデッカード。
別れたくない、と互いに思いながらも、自分の生まれた理由は犯罪から人々を守る為だから、それを放棄するわけには行かないのだ、と再フォーマットを受け入れるデッカードと、そのデッカードの決意に頷くしかない勇太。
最後の1日を精一杯語り合って共に過した2人に、ついに別れの時が・・。
消えていく記憶の中、最後にデッカードが残した「勇気を持って生きていくんだぞ」の言葉に涙ながらに頷く勇太。

・・・てぇかもうこの辺りで見てる方も号泣なワケですが(涙)

無論それでお別れー、おしまーい。で勇者シリーズが終わるわけも無く。
フォーマットを終え、起動していない状態のまま警視庁へ運ばれていくデッカード(を載せた車)。
それを切なく見送る勇太。
ところが、そんなデッカードの性能を狙い、悪い奴が巨大ロボで襲ってくるのですよ。なす術も無くやられてしまう警察車両!奪われそうになるデッカードの載った車!その時、勇太の胸に、デッカードの言葉が・・・。
「勇気だ、勇気を持って生きていくんだぞ、勇太・・!」
「デッカード!!」
巨大ロボの前に迷わず飛び出し、精一杯「友達」を守ろうとする勇太。機能を停止させられ、いまやただの機械にしか過ぎないはずのデッカードに、それでも勇太は必死に呼びかける。
「僕の声が聞こえるだろう!?目を覚ますんだデッカード!目を覚まして戦うんだ!」
しかし、そんな勇太を非情にもロボットの攻撃が襲う。
「デッカード!!」
その時、停止していたはずのデッカードが目覚め、そのAIに大切な相手の記憶が蘇った!
「勇太ー!!!」

・・・・・・・・・・・いやもうお約束なんですが、見てる方はもう号泣どころか涙で画面見えないっつか。

ともかくこの勇太とデッカードの絆というのがJデッカーの基本中の基本なのですが、これがもう逐一泣かすわけですよ。
勇太と別れるのが寂しい、ということをAIが認識した瞬間から初めて「感情」が芽生えたのがデッカードなので、デッカード的には勇太はそもそも絶対的な存在。
対する勇太は両親が海外を転々としており、年に数回会えるかという寂しさもあり、デッカードに対し友人というより家族と同様の信頼と甘えを持っている。
そんなところから生じるすれ違いもあったりするのですが、とにかく互いに対する信頼と愛情は人間とロボットなんて違いはどうでもいいくらいなのです。
で、それは、後に仲間として加わる他のブレイブポリスたちにも同様で、この家族愛のような関係がメインキャラを中心に広がっていくのですよ。
これがね!本当にあったかくてね!ロボものなんだから勿論アクションとかバトルとかが見せ所なんですけど、そういうのの根底に常に「心」の存在が問いかけられてるのですよ。
生まれたばかりで未熟な子供のような部分もあるブレイブポリスに人間が教えることもあり、また教えられることもあり、という。

仲間達にもそれぞれ勇太以外に心を通わせる人間の友人ができていくのですが、また、そこから「ロボット」なのに「人間と同じ感情がある」ことの悩みが生まれたり、偏見を持つ人々との辛い対立があったりするのです。
もーこの書き方が子供向けのアニメでありながら秀逸なんですよ!難解でなくて、でも大人が観ても考えさせられる。「心」ってなんだろう、という命題を、押し付けがましくなく、でも問題提起はしっかりとされてるんですよね。
勿論、んな小難しいこと考えない普通のロボアニメとしてもとても面白いと思います。
これは本当に子供にも大人にも見て欲しいです。うむ。

・・・って燃え&萌え語りしようと思ったのに作品マジ語りしちまいましたよ(笑)勇太とデッカード萌えの話はまた別の機会に(笑)

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