荒吐神戦の行方や如何に?の黄龍戦記。これ入れてあと4回までには終わりたいところですが・・さてどうなる?

※あら、先生に何か用?この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記よ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定がとっても多いの。大丈夫かしら?閲覧には気を付けてね。(雛川)

※※※※※※※※

本日の会話〈その頃バディは・男子寮(文化系)編〉

トト「見テ下サイ!出マシタ《世界》ノカードデス!」
肥後「《わーるど》、でしゅか?」
響「それが九龍先輩やお兄ちゃんを示すカードなんですね、トト先輩?」
トト「ソウデス、《世界》トテモ強イカード。キット我ガ王、九チャン、ミンナ無事帰ッテキマス」
取手「・・・・」
黒塚「ん?どうしたんだい取手君?」
取手「・・僕には、他に出来ることはないからね。こんな時間だけど・・・彼らの為に一曲、どうしても弾きたいんだ」
肥後「そういうことならみんなで行くでしゅ!みんなで祈ればきっと鉄人たちに通じるでしゅよ!」
トト「ソウデス、ジンルイミナキョウダイデス!」
響「ぼ、僕も連れて行って下さいッ!」
黒塚「う〜ん、いいね〜、静まり返ったコンクリートの檻の中・・響き渡るピアノの調べに石たちもきっと龍麻博士たちを想うよ・〜ふふふ〜・・」
取手「・・ありがとう、みんな・・」

そんなわけで戦闘組と違い穏やかにツインドラゴンの無事を祈る文化部組。待ってろ帰還はもうすぐだ!(多分)

一方その頃、地下では黄龍&九龍の方陣技炸裂。激しい《氣》の渦が収まり、辺りが静まりかえったその直後、荒吐神の巨大な体がゆっくりと崩れていきます。
阿門「斃したのか、《神》を・・!」
荒吐神「おおおお・・我の身体が・・身体が崩れる・・神の・・《荒吐神》たる我の身体が・・!」
白岐「・・もう終わったのですよ『長随彦』様・・・」
荒吐神「・・なが・・すねひこ・・・?」
白岐「そう・・それがあなたの本当の名・・2人の『龍』が取り返してくれた・・本当のあなたの心・・・」
荒吐神「・・そうか、私は・・確かにそう呼ばれていた。遠い昔に・・あの頃・・に・・。ああ・・・還りたい・・あの・・頃、に・・・」
ツインドラゴンの《力》で、『実験』を受ける前の真実の自分を取り返した荒吐神=長随彦。しかし彼を封じるために作られた遺跡は、その役目を終えようとしていました。
皆守「『墓』が崩れる・・!」
白岐「あッ・・」
九龍「白岐!こっちへ!」
龍麻「(封印解除と共に全てが崩壊。最後まで・・《墓守》は道具というわけか・・・)」
眉を顰める黄龍様の横で、阿門が崩れゆく玄室の天井を見上げ、静かに微笑みました。
阿門「・・これで終わったのか・・俺の《墓守》としての役割も」
皆守「・・・」
阿門「緋勇、俺は勘違いをしていたようだ。お前たち《宝探し屋》は・・奪うばかりでなく、与えることもするのだな。《墓守》たちの全てが、お前たちに会って大切なものを与えられた。そして・・俺も・・お前たちにかけがえのないもの、『自由』を与えられた・・」
龍麻「・・阿門」
阿門「もっと早く、お前たちに出会い、語り合えれば良かった。・・ここは、もう崩れる。行け・・。俺はこの場に留まり、呪われた歴史に終止符を打つ」
九龍「阿ーさん!?」
皆守「・・・仕方ない、これも運命って奴か」
九龍「甲やん、お前までッ・・」
皆守「最後のシメに、《生徒会》が幕を引く・・それが筋ってもんだろう?」
白岐「やめて・・!この上まだ人の命をこの場所で奪わせようと言うの・・!?」
九龍「冗談じゃねぇ!お前ら、俺たちが何のためにここまで来たと思ってんだ!」
皆守「悪いな、白岐、九ちゃん。俺たち《生徒会》は、余りにも多くのものを傷付けてきた。その償いって奴が、ようやく巡ってきたのさ。全ては地中深く消える・・呪いが解ければ、墓場に埋められていた奴らも元に戻る。本当に、これで全部終わりだ」
阿門「後のことは、地上の《生徒会》たちに指示を出してある。・・早く行け。皆がお前たちを待っているだろう」
皆守「じゃあな。・・気を付けて、行けよ」
九龍「甲・・てめぇ・・!」
白岐の悲痛な叫びも、九龍の怒りの声も聞き入れず、生徒会会長と副会長が揃って崩れゆく墓の奥へと向かおうとしたその時。
龍麻「阿門」
阿門「緋勇・・?」
ばちんッ!!!
皆守「!!」
九龍「ひえッ!?」
白岐「・・!」
龍麻「甲太郎」
皆守「ひーちゃ・・!」
ばちんッ!!!
皆守「ってェッ!!!」
黄龍様の平手打ちが2人を直撃。まぁせいぜい目から星が出る程度の強さですが、はたかれた2人は呆然と黄龍様を見つめます。
龍麻「・・黙って聞いてれば自己完結な理屈ばっかり。そんな態度で『償い』だとか言われても、はっきり言って迷惑だ」
阿門「な・・俺は、《墓守》の」
龍麻「黙りなさい!そこに正座!」
阿門「うッ・・」
九龍「あ・・阿ーさんが小さくなってる・・」
白岐「正座・・」
龍麻「甲太郎も!」
皆守「ひ、ひーちゃん、今はそれどころじゃ」
龍麻「正座!!!」
阿・皆『はいッ!!』
九龍「・・・正座させられてるし」
白岐「・・九龍、貴方まで正座することはないんじゃ・・」
九龍「はッ!つい条件反射で・・」
叱られ慣れてる九龍が思わず自分も正座になる迫力で、生徒会長&副会長を怒鳴りつけた黄龍様。いつもの如く静かな表情ですが、怒り心頭のご様子です。
龍麻「償い?責任?役目?・・お前たち2人が死んでそれができると思うならとんだ思い上がりだ。残されたみんなに責任を押しつけて、さっさと楽になろうとしてるだけじゃないか」
阿門「緋勇!俺は・・」
龍麻「阿門、自分が死んで泣く人間の名前を思い出してごらん。・・一つも挙げられないなら、俺はもう一回引っぱたくよ」
阿門「く・・」
龍麻「甲太郎も。・・償いって言ったね。それが本当にそうか?俺の目を見てもう一回言ってごらん」
皆守「・・ひー・・」
龍麻「お前は本当に、『償いたくて死を選ぶ』のか?」
皆守「・・・・・違う・・」
九龍「え・・?」
皆守「・・・・俺は・・・くそッ・・最後まで厳しい男だよ、お前は・・!そうだ!俺は最初からここで死ぬ気だったよ!地上に戻る気なんかありゃしない・・俺は、ここで死にたかったんだッ!お前が・・・お前たちが、この學園にいるうちにな!」
白岐「・・皆守さん・・!」
九龍「俺らが・・・?」
皆守「知っていたさ、この最後の戦いで、きっとお前たちは俺を、この學園を《解放》してくれると。そうして、それが終わったらお前たちは迷わずこの學園を出ていくんだろうと・・・。それが、お前たちの『目的』だったんだ、当然のことだ。だがな!俺はそれを見送って、壁も鎖もなくなったこの場所から自分の足で歩いて出ていけるほど、やる気も根性も度胸もないんだよ!お前らがいない日常で、新しいことを始める・・・そんな道が、選べる自信なんざこれっぽっちもありゃしないんだッ!分かったか!」
九龍「・・・内容の情けなさの割になんでそんな偉そうなんだヨ・・」
皆守「うるせェ!これが逆切れだ!覚えとけ!」
九龍「開き直りやがったヨ!」
阿門「皆守・・」
龍麻「・・・やれやれ」
白岐「・・龍麻さん・・・」
とうとう腹の中身を全部さらけ出す羽目になった皆守甲太郎。崩れゆく墓の奥で逆切れ副会長と説教黄龍の決着や如何に?
それはまた次回に!

九龍「・・甲やんてさー」
皆守「・・なんだよ」
九龍「ブラコン?」
皆守「お前と一緒にするんじゃねぇ!!」

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索