ついに九龍最大のネタバレゾーンに突入ですひー兄戦記!未クリアの人は本当に閲覧気を付けてね!(泣)いやマジで!!
※ん、どしたの?この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だよッ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定だらけでもー大変!閲覧?うんうんOK!でも気を付けて見てねッ!(八千穂)
※※※※※※※※
本日の会話〈あの人編〉
九龍「うわー!まさかあいつがあのあれだったなんて!てゆかあれはああだったのか!だからあれがあんなことに!うわー事態は急展開!チャンネルはそのままだヨ!」
皆守「・・ってなにがなんだかさっぱり分からねェ!」
龍麻「ネタバレに配慮してるんだよ九龍なりに・・」
あのあれがあんなことを言い出してさぁ大変!かもしれないツインドラゴン。ここから先は色々ネタバレです、気を付けてね!
皆守「・・・いきなり緊張感が削げたが、まぁそういうわけで」
九龍「面倒だからってはしょんなヨ!いいからもっかいやっとけホラ」
皆守「・・くッ・・(恥)」
龍麻「(能天気は空気感染するって昔言われたっけなー・・)」
そんなこんなで仕切直し。
さて、突如としてツインドラゴンの前に立ちはだかった皆守。その正体とは・・。
皆守「・・言っただろう、《生徒会》には目を付けられるな、と・・。俺は、ここまで来たお前たちを倒さなければならない。・・・天香生徒会《副会長》として」
九龍「甲・・お前、何馬鹿なこと言ってんだよ・・」
皆守「馬鹿な事じゃないさ。俺は・・お前たちを裏切って、この先に進むことを阻む。それが、俺の・・《副会長》の仕事だ。さあ、来いよ。《扉》を開けた以上、そこには戦うべき相手がいる。・・・今までと、同じだろう?」
九龍「・・・・・・ッ」
あくまで淡々と語る皆守。それに対して本気で怒りを覚える九龍。
すれ違う2人の会話が途切れたその時、静かに口を開いたのは黄龍様でした。
龍麻「・・・『皆守甲太郎』」
皆守「・・ッ!」
落ち着き払った声で名前を呼ばれ、動揺の色を見せる皆守。
龍麻「1つ、聞きたい。・・・・救って欲しいのか、殺して欲しいのか・・・どっちだ?」
九龍「!!」
皆守「・・・ひー・・」
龍麻「答えろ、皆守甲太郎」
皆守「・・俺は・・・・・・・・おれ、は・・・・」
突然のその問いに、声を引きつらせる皆守。その表情には既に感情を覆い隠す余裕もなく、取り落としかけたアロマパイプを握りしめた右手は小刻みに震えていました。
その様子を《氣》の揺らぎ一つ無く無言で見つめる黄龍様。
声もなく2人のやり取りを見守る九龍。
長いようで短い数秒の後、皆守が半ば叫ぶように答えました。
皆守「・・・わからないッ・・・俺には、もう分からないんだッ・・!!」
九龍「甲・・」
皆守「俺は《墓守》だ。お前たちを欺き、監視し、それでもこの墓に踏み込むなら、排除するのが役目だ・・!俺はッ・・それでも俺は・・俺の守りたかったものは・・・俺の《仲間》は・・・。・・・俺は・・・・!!!」
全てが爆発したように感情を吐露した皆守。しかし、恐らくその最も重要な部分を言葉にする前に、その激情は急速に冷えて行きました。
皆守「・・・悪いな・・ひーちゃん。俺は・・わからないんだ。本当に、解らないんだよ・・どうすればいいのか。・・俺に解ることはただ一つ、今ここで、お前たちと戦わなければならないことだけだ」
龍麻「・・そうか」
九龍「ひー兄ちゃん・・!」
龍麻「九龍、下がってなさい。俺が倒されたら、お前の番だ」
九龍「・・な・・」
龍麻「・・『倒されたら』、ね」
九龍「!・・おっけ!大船に乗った気で観戦してまぁすv」
皆守「随分と、甘くみられたもんだな?」
九龍「まっさか。甲やんが強敵なのは俺にだってわからーな。けどな」
皆守「・・・・けど・・?」
九龍「俺りゃ生まれてこの方、ひー兄ちゃんを信用しなかったことはないんヨv」
皆守「・・・・・・・この・・ブラコンめ・・」
龍麻「付け加えるなら、九龍はね、『友達』も信用してるんだよ」
皆守「!」
九龍「ひー兄だってそうなくせにィ・・(ぼそっ)」
龍麻「・・かもね」
皆守「・・・(馬鹿野郎・・・なんでお前らはいつも、そうやって笑えるんだ・・・!)」
一瞬泣きそうに顔を歪めた皆守ですが、それをすぐさま覆い隠し、無言で顔を上げました。その全身に張り詰めた殺気が満ちていきます。
皆守「お喋りはここまでだ。・・終わりにしようぜ、《転校生》」
龍麻「あぁ、始めようか《副会長》。今までの戦いを見て、それでも俺を倒すと言うなら・・・・それだけの力を見せてみろ皆守!」
皆守「・・・ッ!俺が相手だ、緋勇龍麻ァッ!!!」
九龍「(早い・・!?)」
鍛えられた九龍の動体視力をもってしても、反応するのがやっとの俊敏さで皆守の蹴りが放たれます。その鋭い一撃が、相対する龍麻の首骨を難なくへし折るかと思われた瞬間・・・。
皆守「ぐぁッ!」
九龍「ッ!?」
身動き一つしない黄龍様の前で、皆守の身体が弾き飛びました。
その身体から、黄金に輝く《覇王の気》が迸っていることに皆守と九龍が気付けたかどうか。
龍麻「それが本気か《生徒会》の《魔人》?じゃあ、俺も見せてやるよ。・・・本物の《魔人》の《力》を!」
皆守「う・・・うわぁぁぁッ!!!」
業火に包まれたかのような激しい《氣》の奔流に、皆守の口から恐怖の叫びが飛び出します。絶対的な《強者》に対する本能的な畏怖。・・それは、おそらく皆守にとって初めて体感する、生命の危機に直面したが故の『生存本能』。
龍麻「《秘拳・黄龍》ッ!!」
皆守「・・が・・ァッ・・・・・!!!」
容赦なく正面から叩き込まれた奥義を避けるどころか防御の1つすら出来ず、皆守は崩れ落ちました・・・・。
龍麻「《結跏趺坐》」
皆守「・・・・?・・つっ・・」
九龍「あー、気が付いたヨひー兄ちゃん!」
龍麻「まだもう少し動かないで。骨がくっつききってないから」
皆守「骨・・・って、ああ・・俺は・・また随分あっさり負けたもんだ・・。しかも・・つッ・・容赦ねェ・・」
龍麻「容赦して欲しかったのか?」
皆守「・・いいや。・・はッ・・しかし・・効いた・・・。ああ、まったく・・やるんじゃなかったぜ・・・はは・・・」
九龍「そりゃそうだろうヨ・・お前覚えてないかもだけど全身打撲&骨折&内臓破裂の瀕死フルコース体感したんだぜー?ひー兄の回復パワーでみるみる治ったけど。てかマジで花畑見たんでねぇの?」
皆守「・・ってありゃ本物の三途の川かよ!」
九龍「あ、やっぱ見てた」
龍麻「ほらほら、馬鹿なこと言ってないで。終わったよ。もう痛いところない?」
皆守「・・・ああ。・・・やれやれ・・結局・・子供扱い、か・・。お前のそういうとこ、少しだけ・・・似てるな、ひーちゃん・・」
自嘲気味に笑う皆守。
その口から、ようやくぽつりぽつと過去の記憶が語られ始めました。
自分に初めて体当たりでぶつかってきてくれた教師。その彼女を、結局は自分の幼さの所為で亡くしてしまったことを。それは、あの色褪せた写真に写っていた女性のことでした。
皆守「・・俺は、裏切ってはならないものを裏切り、亡くした。だから・・それを、もう一度やり直したかったのかもな。俺の力など吹き飛ばしてしまうほどの強さに・・『負けたかった』のか・・」
戦いは決着し、ついに語られた皆守の過去。その『答』に皆守が選ぶ道とは?以下次回へ続く!
※ん、どしたの?この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記だよッ。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定だらけでもー大変!閲覧?うんうんOK!でも気を付けて見てねッ!(八千穂)
※※※※※※※※
本日の会話〈あの人編〉
九龍「うわー!まさかあいつがあのあれだったなんて!てゆかあれはああだったのか!だからあれがあんなことに!うわー事態は急展開!チャンネルはそのままだヨ!」
皆守「・・ってなにがなんだかさっぱり分からねェ!」
龍麻「ネタバレに配慮してるんだよ九龍なりに・・」
あのあれがあんなことを言い出してさぁ大変!かもしれないツインドラゴン。ここから先は色々ネタバレです、気を付けてね!
皆守「・・・いきなり緊張感が削げたが、まぁそういうわけで」
九龍「面倒だからってはしょんなヨ!いいからもっかいやっとけホラ」
皆守「・・くッ・・(恥)」
龍麻「(能天気は空気感染するって昔言われたっけなー・・)」
そんなこんなで仕切直し。
さて、突如としてツインドラゴンの前に立ちはだかった皆守。その正体とは・・。
皆守「・・言っただろう、《生徒会》には目を付けられるな、と・・。俺は、ここまで来たお前たちを倒さなければならない。・・・天香生徒会《副会長》として」
九龍「甲・・お前、何馬鹿なこと言ってんだよ・・」
皆守「馬鹿な事じゃないさ。俺は・・お前たちを裏切って、この先に進むことを阻む。それが、俺の・・《副会長》の仕事だ。さあ、来いよ。《扉》を開けた以上、そこには戦うべき相手がいる。・・・今までと、同じだろう?」
九龍「・・・・・・ッ」
あくまで淡々と語る皆守。それに対して本気で怒りを覚える九龍。
すれ違う2人の会話が途切れたその時、静かに口を開いたのは黄龍様でした。
龍麻「・・・『皆守甲太郎』」
皆守「・・ッ!」
落ち着き払った声で名前を呼ばれ、動揺の色を見せる皆守。
龍麻「1つ、聞きたい。・・・・救って欲しいのか、殺して欲しいのか・・・どっちだ?」
九龍「!!」
皆守「・・・ひー・・」
龍麻「答えろ、皆守甲太郎」
皆守「・・俺は・・・・・・・・おれ、は・・・・」
突然のその問いに、声を引きつらせる皆守。その表情には既に感情を覆い隠す余裕もなく、取り落としかけたアロマパイプを握りしめた右手は小刻みに震えていました。
その様子を《氣》の揺らぎ一つ無く無言で見つめる黄龍様。
声もなく2人のやり取りを見守る九龍。
長いようで短い数秒の後、皆守が半ば叫ぶように答えました。
皆守「・・・わからないッ・・・俺には、もう分からないんだッ・・!!」
九龍「甲・・」
皆守「俺は《墓守》だ。お前たちを欺き、監視し、それでもこの墓に踏み込むなら、排除するのが役目だ・・!俺はッ・・それでも俺は・・俺の守りたかったものは・・・俺の《仲間》は・・・。・・・俺は・・・・!!!」
全てが爆発したように感情を吐露した皆守。しかし、恐らくその最も重要な部分を言葉にする前に、その激情は急速に冷えて行きました。
皆守「・・・悪いな・・ひーちゃん。俺は・・わからないんだ。本当に、解らないんだよ・・どうすればいいのか。・・俺に解ることはただ一つ、今ここで、お前たちと戦わなければならないことだけだ」
龍麻「・・そうか」
九龍「ひー兄ちゃん・・!」
龍麻「九龍、下がってなさい。俺が倒されたら、お前の番だ」
九龍「・・な・・」
龍麻「・・『倒されたら』、ね」
九龍「!・・おっけ!大船に乗った気で観戦してまぁすv」
皆守「随分と、甘くみられたもんだな?」
九龍「まっさか。甲やんが強敵なのは俺にだってわからーな。けどな」
皆守「・・・・けど・・?」
九龍「俺りゃ生まれてこの方、ひー兄ちゃんを信用しなかったことはないんヨv」
皆守「・・・・・・・この・・ブラコンめ・・」
龍麻「付け加えるなら、九龍はね、『友達』も信用してるんだよ」
皆守「!」
九龍「ひー兄だってそうなくせにィ・・(ぼそっ)」
龍麻「・・かもね」
皆守「・・・(馬鹿野郎・・・なんでお前らはいつも、そうやって笑えるんだ・・・!)」
一瞬泣きそうに顔を歪めた皆守ですが、それをすぐさま覆い隠し、無言で顔を上げました。その全身に張り詰めた殺気が満ちていきます。
皆守「お喋りはここまでだ。・・終わりにしようぜ、《転校生》」
龍麻「あぁ、始めようか《副会長》。今までの戦いを見て、それでも俺を倒すと言うなら・・・・それだけの力を見せてみろ皆守!」
皆守「・・・ッ!俺が相手だ、緋勇龍麻ァッ!!!」
九龍「(早い・・!?)」
鍛えられた九龍の動体視力をもってしても、反応するのがやっとの俊敏さで皆守の蹴りが放たれます。その鋭い一撃が、相対する龍麻の首骨を難なくへし折るかと思われた瞬間・・・。
皆守「ぐぁッ!」
九龍「ッ!?」
身動き一つしない黄龍様の前で、皆守の身体が弾き飛びました。
その身体から、黄金に輝く《覇王の気》が迸っていることに皆守と九龍が気付けたかどうか。
龍麻「それが本気か《生徒会》の《魔人》?じゃあ、俺も見せてやるよ。・・・本物の《魔人》の《力》を!」
皆守「う・・・うわぁぁぁッ!!!」
業火に包まれたかのような激しい《氣》の奔流に、皆守の口から恐怖の叫びが飛び出します。絶対的な《強者》に対する本能的な畏怖。・・それは、おそらく皆守にとって初めて体感する、生命の危機に直面したが故の『生存本能』。
龍麻「《秘拳・黄龍》ッ!!」
皆守「・・が・・ァッ・・・・・!!!」
容赦なく正面から叩き込まれた奥義を避けるどころか防御の1つすら出来ず、皆守は崩れ落ちました・・・・。
龍麻「《結跏趺坐》」
皆守「・・・・?・・つっ・・」
九龍「あー、気が付いたヨひー兄ちゃん!」
龍麻「まだもう少し動かないで。骨がくっつききってないから」
皆守「骨・・・って、ああ・・俺は・・また随分あっさり負けたもんだ・・。しかも・・つッ・・容赦ねェ・・」
龍麻「容赦して欲しかったのか?」
皆守「・・いいや。・・はッ・・しかし・・効いた・・・。ああ、まったく・・やるんじゃなかったぜ・・・はは・・・」
九龍「そりゃそうだろうヨ・・お前覚えてないかもだけど全身打撲&骨折&内臓破裂の瀕死フルコース体感したんだぜー?ひー兄の回復パワーでみるみる治ったけど。てかマジで花畑見たんでねぇの?」
皆守「・・ってありゃ本物の三途の川かよ!」
九龍「あ、やっぱ見てた」
龍麻「ほらほら、馬鹿なこと言ってないで。終わったよ。もう痛いところない?」
皆守「・・・ああ。・・・やれやれ・・結局・・子供扱い、か・・。お前のそういうとこ、少しだけ・・・似てるな、ひーちゃん・・」
自嘲気味に笑う皆守。
その口から、ようやくぽつりぽつと過去の記憶が語られ始めました。
自分に初めて体当たりでぶつかってきてくれた教師。その彼女を、結局は自分の幼さの所為で亡くしてしまったことを。それは、あの色褪せた写真に写っていた女性のことでした。
皆守「・・俺は、裏切ってはならないものを裏切り、亡くした。だから・・それを、もう一度やり直したかったのかもな。俺の力など吹き飛ばしてしまうほどの強さに・・『負けたかった』のか・・」
戦いは決着し、ついに語られた皆守の過去。その『答』に皆守が選ぶ道とは?以下次回へ続く!
コメント