12話終わりました。最終話突入です。感慨深いというよりもギャグが入れにくくて困ります(そこかよ)。
シリアスじゃないんだ!基本はギャグなんだ!というわけで気楽に読んでください黄龍戦記。そろそろ終わりですvさて・・どの魔人を出そうかなッとvv

※よぉー。この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記とか言ってたっけかァ?ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定山盛りよ。閲覧には気を付けな。と言っても餓鬼ゃあ聞きゃしねェだろうがな、へッ(道心)

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本日の特別会話〈和洋魔術決戦編〉

?「うふふふ〜・・邪魔よ〜?これは〜、ひーちゃんのお願いなんだから〜、誰にも邪魔させないの〜。うふふ〜・・」
?「そう言われましても、私も龍麻さんに『お願い』を受けた身ですのでね。・・被害は最小限に、と」
?「・・うふふふふふ〜・・ひーちゃんの敵は〜、みんなの敵〜。意地悪すると〜、呪っちゃうぞ〜?」
?「その『敵』をも庇う愚かなお人好しこそが、我らの黄龍でしょう?」
?「うふふ〜・・ひーちゃんは〜、そこが可愛いんだけどね〜・・。・・じゃあ今回だけは譲ってあげる〜。次はないから〜覚えておいて〜。じゃあねぇ〜」
?「・・やれやれ、また嫌われてしまいましたか。龍麻さん、貴方の所為ですよ?早く帰ってきていただかないと、貴方の『敵』と見なされた者の命・・・いや、《魂魄》が大変危険なことになるというのに・・」

新宿の魔女VS東の陰陽師若頭領。ついに直接対決か?です。龍麻さん、早く帰らないとかなり色々事態は深刻に・・・てゆか『敵』のカテゴリには多分生徒会の残りも入ってますよ!

さて、黄龍様が放置すると逆に滅びそうな天香学園は、現在12/23午後23時55分。
色々終わって寮に帰ったツインドラゴン・・を待っていたのはドアの下に挟まれた1枚の紙でした。
九龍「?えと・・なになに?温室に来い・・って、ええ?白岐!?」
龍麻「(・・来たか。思ったより間を置かなかったな)」
九龍「・・ひー兄ちゃん〜、白岐・・男子寮入ったんかな・・?」
龍麻「・・・・・・・・えーと・・・」
その辺はとりあえず永遠の謎にしておいて(苦笑)、日付の変わる頃に温室へ向かうツインドラゴン。ついに2004年、12月24日の開始です。
月光に照らされた温室で2人を待っていたのは・・・
九龍「白岐・・?」
龍麻「・・じゃないね。・・君は?」
白岐?「ふふ・・やはり分かるのね・・。だからこそ、この子は貴方達を信じたのでしょう・・」
白岐の姿をした《誰か》は、この遺跡に眠るものを封じていた《巫女》だと名乗りました。白岐はその子孫なのだとも。
九龍「・・そんな昔の話の所為で・・白岐、ずっと辛かったんだ・・・」
龍麻「人体実験の挙句、そのツケを封印で誤魔化し、墓守として選ばれた一族を子々孫々まで勝手にいじった遺伝子で縛る、か・・。・・随分とえげつない《神》もいたもんだ」
巫女「・・ええ、その所業は・・決して許されるものではありません・・。けれど、我らはそれでもこの封印を護り続けることしか出来なかった。ただ・・・・いつか、この《扉》を開いてくれる《誰か》を、待つことしか・・・・」
龍麻「(《遺伝子》に縛られた故に・・か。・・やれやれ、京一なら『人に頼る前に自分でなんとかしろッ!』と言うんだろうけど)」
無論、そこでそう言わないからこそ我らの黄龍様。
甘やかすわけではありませんが、時に人は『闇』に縛られ自分を解き放つことが出来なくなる・・そのことを幾度も見てきて、知っている黄龍様です。ただ、その『闇』の中でもほんの少しの他人の手があれば、救える魂もあろうというもの。これもまた、黄龍様が何度も見てきた《秘宝(しんじつ)》というやつです。可能性があるなら手を伸ばすのが『ひー兄ちゃん流』とでも言いましょうか。
・・そして、伊達にお兄ちゃん子ではない九龍もどうやら同じ価値観のようで。
九龍「・・ひー兄、俺、やるよ。俺にンな大層なこと出来るかどうかわかんないケドさ。でもここまで来たんだ、俺の《仕事》、最後まできっちりやんないとね。・・・・ひー兄ちゃん、手、貸してくれる?」
龍麻「当たり前だろ。なんといっても『双子』なんだし?」
九龍「・・へへー、だネ!ってことで、白岐のご先祖さん、俺らちょっくら行ってくるヨ」
巫女「・・葉佩さん、緋勇さん・・・」
龍麻「約束するよ、もう誰も死なせやしない。俺たちはどうやらそのために【喚ばれた】みたいだからね」
巫女「・・・・ありがとう・・」
九龍「さってと!!んじゃ行きますか・・」
龍麻「・・・その前に」
九龍「?」
龍麻「もう1名、お客のようだね・・」
?「・・・・!」
龍麻「出ておいで、『甲太郎』」
振り向かずに言い当てた龍麻さんに、しぶしぶといった様子で現れた皆守。
皆守「・・別にお前達を覗いていた訳じゃないさ。たまには・・俺も花を眺めたくなる時もある。邪魔をして悪かったな」
龍麻「構わないよ。『仲間』に聞かれて困る話でもないしね」
皆守「・・・・・」
ぐっ、と言葉につまる皆守。その不審な様子に九龍が何事か口にしようとした瞬間・・。
ごうっ!と地面が揺れ始めました。
九龍「地震!?」
巫女「違う・・これは・・・!!」
“見つけたぞ・・・・封印の巫女・・・・・・!”
龍麻「!!」
巫女「ああああッ!!」
九龍「白岐ッ!?」
地の底から響く声がまとわりつくように白岐の身体が硬直し、駆け付けようとした九龍達の目の前でその身をずっと拘束していた鎖が弾け飛びました。
九龍「白岐!!」
龍麻「(封印が砕けた・・!)」
抱き留めた白岐は、持ち主の意識が戻っているようでした。
白岐「九龍・・さん・・?」
九龍「良かった・・白岐、大丈夫か?」
白岐「ええ・・私は大丈夫・・・。でも、道は開かれてしまった・・お願い、九龍さん、龍麻さん・・・止めて・・『あの人』を・・・」
途切れ途切れの声で2人にそう願う白岐。封印の巫女に代々伝えられたという《宝》、黄金剣を託された九龍は笑顔で彼女に小指を差し出しました。
白岐「・・・・?」
九龍「約束の指切り!必ずなんとかするから、安心しろって!」
白岐「・・・・ええ・・ふふ・・変ね・・こんな時なのに・・なんだか・・・」
九龍「なんだか?」
白岐「・・・とても・・楽しいの・・」
笑顔で指切りをする九龍と白岐。・・それをいつもの皮肉な表情で、しかしどこか悲しげな瞳で眺める皆守。
そんな彼らの姿を見守りながら、周囲に気を配っていた黄龍様の耳に、微かな声が届きます。
?《・・止めて・・・》
振り向いた龍麻さんの目には、何度かその姿を目にしたことのある双子の少女が映りました。しかし以前よりその姿は大分薄らいでいるようです。
小夜子・真夕子《荒吐神を止めて・・・・・》
懇願するような瞳を向ける2人に、微笑んでみせる黄龍様。
龍麻「・・大丈夫。任せて」
小夜子・真夕子《・・・ありがとう・・》
安心したのか、姿を消した少女達。
彼女たちとの約束を守るため、そして何よりこの場所で出会った『仲間』達のために、ついに最後の扉を開くことになった黄龍様です。
龍麻「(・・終わりの始まり・・か・・)」
さて、決戦の幕開けは如何に。以下次回へ続きます。

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