いよいよ12話もラスト到着ー!!後は最終戦のみ!・・で、どうしよう。・・ネタバレ炸裂ですが今更だし・・ここで完結まで書くか・・?
※こんにちは。この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記です。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定山盛りなので、閲覧には気を付けてくださいね。また会いましょう(秋月)
※※※※※※※※
本日の特別会話〈コスモ3分の2+空手家編〉
?「ふむ・・やはり店は閉まっているか」
?「だから言ったろッ?正義の味方たる俺ッち達が忍者に遅れを取っちまった・・。今行くぞ、グリーン!」
?「落ち着いてレッド!今ブラックとゴールドがグリーンのいる場所を探知してるんだから!信じるのよ、彼らを!」
?「そ、そうかッ・・くッ、俺ッちのたぎる正義の炎が気を急かすぜッ・・・」
?「私もよ・・この燃える愛の炎がグリーンのために戦いたいと叫んでいるわ!」
?「ピンク!」
?「レッド!」
?「(・・・なんで俺はここにいるんだ?早く帰ってきてくれ龍麻・・・)」
骨董屋前で正義の味方2名に遭遇した空手家(現自衛官)。困惑してます。切実です。早く帰ってあげてください黄龍様!
さて出たきり店主の行った先、天香學園です。
大騒動の1日も無事終わり、時刻はPM10:30。人目を忍んで墓から脱出した黄龍様御一行(JADEは既に一時離脱。でも多分その辺に忍んでると思われ)を待っていたのは生徒会長・阿門でした。
阿門「・・・戻ったか、《転校生》」
響「(わぁッ!か、会長・・!)」
夷澤「(げッ・・)」
皆守「・・・・・」
思わず身構える2年生組と対照的に、黄龍様は相変わらずのんびり。
龍麻「やぁ、阿門。・・ほら、返すよ」
阿門「・・!」
ぽい、と阿門に放って寄越した物は、例の《鍵》でした。
夷澤「たッ、龍麻さんッ!?それは・・」
龍麻「終わった芝居の小道具には、別に用が無いかな?」
阿門「・・・やはり気付いていたか。食えん男だ・・」
響「・・ニセモノ・・?」
皆守「・・・・」
阿門「最奥へ辿り付ける《鍵》など、この遺跡には無い。お前達《宝探し屋》が求める財宝もな。それでもお前は、まだ奥へ行こうというのか?」
龍麻「ああ」
阿門「・・・やはり、お前は・・」
皆守「(・・・ひーちゃん・・)」
龍麻「勘違いするなよ。財宝も古代の叡智も知ったことじゃないさ。開く必要のあるのは、遺跡の扉じゃない」
阿門「遺跡ではない、と?ではなんだ、お前達の求めるものは?」
会長の問いに、一拍置いてにこりと笑う黄龍様。
龍麻「・・・それは九龍に聞いてごらん」
阿門「・・・!」
元々これは九龍の『仕事』です。ずっと見守り、導いては来ましたが、最後の選択は全て九龍に委ねるつもりでした。無論、九龍が道を違えた時には敵に回ることも有り得た訳です。千尋の谷に突き落としは無理ですが、それなりに厳しいしつけの黄龍様。故に、《生徒会》相手でも自分で考える前に答えを教えることはしません。ただまぁ、ヒントなら少々。
龍麻「《鍵》ならあるよ。もう、『ここ』に」
皆守「!」
こつん、と胸を叩く黄龍様。
すっかり夢の世界の九龍を担いだまま、寮に向かって歩き始めました。慌てて2年生コンビが後を追います。
阿門「・・・不思議な男だ。奴の前に立つと、全てを見透かされているような気がする」
皆守「・・・ああ。それは多分、本当にそうなんだろうよ」
阿門「・・・そうか・・・・・」
皆守「(・・そして、俺のことも・・な・・)」
心の中だけでそう呟いて、一歩遅れて龍麻さんたちの後を追う皆守。
後には、月明かりの下生徒会長の長い影だけが伸びるのでした。
さて、墓場から無事帰った黄龍様。結局最後まで九龍を担いで戻りましたら寮の近くでバディ連にとっ捕まりました。
八千穂「おかえりッ・・・ってど、どうしたの九チャンッ!?」
雛川「九龍君!大丈夫なの!?」
双樹「やだッ、九龍・・!?」
朱堂「まァッ!どうしたのアタシのダーリン!」
墨木「九龍ドノが一体何故にッ・・」
トト「ソンナニ大変ナ敵ダタデスカ!?」
取手「・・役に立たなくて、ごめん・・・」
龍麻「あ、心配しなくても大丈夫だよ。これは・・」
皆守「気を失ってるだけだとさ。・・別段騒ぐことじゃない」
バディたち「・・・!」
苦笑いしながら言いかけた龍麻さんの言葉を遮って、アロマパイプに火をつけながら言い捨てた皆守。その突き放すような言葉に色めき立つバディ達。中でも真っ直ぐに反応したのはやはり八千穂でした。
八千穂「そッ、そういう言い方ってないでしょ!?心配するに決まってるじゃない!そりゃ皆守クンは一緒に行ってたからみんな分かってるのかもしれないけど!・・心配したんだからぁ!」
七瀬「や、八千穂さん・・」
皆守「・・・ダリぃ。先に戻るぜ」
真里野「待て皆守!」
肥後「皆守くん・・どうしたでしゅか・・?」
舞草「あああ、あのッ!?ちょっと待って下さいよォ〜!」
静止の言葉も聞かず歩き去る皆守。それを目で追うバディ達。
しばしの静けさが辺りを包みます。と、そのとき。
九龍「ふぁー、まだねむ・・・」
八千穂「九チャン!」
九龍「あり?やっちー・・って、え?なんで外・・・ひょえ!ひー兄ちゃんッ!?」
龍麻「ああ、おはよう九龍」
九龍「おはよって!ひゃー!俺さ気絶してはー、ずっとおんぶさしてもらってたっけか!?恥ずッ!!」
八千穂「九チャン九チャン、東北弁交じりの変な言葉になってる・・」
椎名「まァ、九サマったら・・」
神鳳「ふふっ・・まったく、君という人は」
夕薙「はははッ、緊張感も一気になくなるな」
瑞麗「フフッ、まったくだ・・。どうやら本当になんとも無い様だな?」
黒塚「ふふふ、流石に頑丈だね〜。それでこそ僕らの『ツインドラゴン』だよ〜ふふふふ」
双樹「良かったわ、九龍が無事で・・。ところで・・《生徒会》の業務を放り出して抜け駆けしたのはだぁれ?」
神鳳「おっと、そうでした。そんな人がいましたね・・」
夷澤「ひィッ!?な、なんスかその目はッ!?」
神・双『ふふふふふ・・・』
夷澤「ぎゃーッ!!!」
響「あ・・夷澤君が・・・・」
鴉室「おやおや〜、なんだか面白そうなことやってるねェ」
境「なんじゃいなんじゃい、騒がしいのう」
八千穂「あはは、なんだか一気に賑やかになっちゃった」
龍麻「だね」
九龍「あの・・ひー兄ちゃん・・俺そろそろ降りるヨ・・」
八千穂「(?いつもなら自分から「おんぶー!」っていいそうなのになぁ、九チャン)」
実は黄龍様の『教え』を経て、甘えっ子よりそろそろ一人前扱いされたくなった九龍くんなのです。
かくてしばし明るい笑い声は夜更けの空に響き渡ったのでありました。
・・最終決戦前の、不気味な気配をその裏に隠しながら。
舞草「でも、本当にどうしたんでしょうね皆守くん・・」
八千穂「ひーちゃんと九チャンが心配で一番に駆けつけたくせに、素直じゃないんだよ皆守クンってば!・・・あれ?そういえば・・・白岐サンは?」
椎名「あら?先程まで一緒にいらしたのですけど・・」
瑞麗「こんな時間だ、寮に戻ったのかもな。さぁ、二人が戻ったんだ、そろそろお開きにしたまえ」
雛川「あら、もうこんな時間!みんな、今日は身体を温めてゆっくり休んでね?」
八千穂「はぁい、センセ・・」
先生命令に従い、引き上げ始めたバディ達。さて、部屋に戻ったツインドラゴンを一体何が待つのか。それはまた次回に。
※こんにちは。この日記は九龍学園クリア後ボーナス使用2周目プレイ記です。ネタバレ&ゲーム内には無い創作設定山盛りなので、閲覧には気を付けてくださいね。また会いましょう(秋月)
※※※※※※※※
本日の特別会話〈コスモ3分の2+空手家編〉
?「ふむ・・やはり店は閉まっているか」
?「だから言ったろッ?正義の味方たる俺ッち達が忍者に遅れを取っちまった・・。今行くぞ、グリーン!」
?「落ち着いてレッド!今ブラックとゴールドがグリーンのいる場所を探知してるんだから!信じるのよ、彼らを!」
?「そ、そうかッ・・くッ、俺ッちのたぎる正義の炎が気を急かすぜッ・・・」
?「私もよ・・この燃える愛の炎がグリーンのために戦いたいと叫んでいるわ!」
?「ピンク!」
?「レッド!」
?「(・・・なんで俺はここにいるんだ?早く帰ってきてくれ龍麻・・・)」
骨董屋前で正義の味方2名に遭遇した空手家(現自衛官)。困惑してます。切実です。早く帰ってあげてください黄龍様!
さて出たきり店主の行った先、天香學園です。
大騒動の1日も無事終わり、時刻はPM10:30。人目を忍んで墓から脱出した黄龍様御一行(JADEは既に一時離脱。でも多分その辺に忍んでると思われ)を待っていたのは生徒会長・阿門でした。
阿門「・・・戻ったか、《転校生》」
響「(わぁッ!か、会長・・!)」
夷澤「(げッ・・)」
皆守「・・・・・」
思わず身構える2年生組と対照的に、黄龍様は相変わらずのんびり。
龍麻「やぁ、阿門。・・ほら、返すよ」
阿門「・・!」
ぽい、と阿門に放って寄越した物は、例の《鍵》でした。
夷澤「たッ、龍麻さんッ!?それは・・」
龍麻「終わった芝居の小道具には、別に用が無いかな?」
阿門「・・・やはり気付いていたか。食えん男だ・・」
響「・・ニセモノ・・?」
皆守「・・・・」
阿門「最奥へ辿り付ける《鍵》など、この遺跡には無い。お前達《宝探し屋》が求める財宝もな。それでもお前は、まだ奥へ行こうというのか?」
龍麻「ああ」
阿門「・・・やはり、お前は・・」
皆守「(・・・ひーちゃん・・)」
龍麻「勘違いするなよ。財宝も古代の叡智も知ったことじゃないさ。開く必要のあるのは、遺跡の扉じゃない」
阿門「遺跡ではない、と?ではなんだ、お前達の求めるものは?」
会長の問いに、一拍置いてにこりと笑う黄龍様。
龍麻「・・・それは九龍に聞いてごらん」
阿門「・・・!」
元々これは九龍の『仕事』です。ずっと見守り、導いては来ましたが、最後の選択は全て九龍に委ねるつもりでした。無論、九龍が道を違えた時には敵に回ることも有り得た訳です。千尋の谷に突き落としは無理ですが、それなりに厳しいしつけの黄龍様。故に、《生徒会》相手でも自分で考える前に答えを教えることはしません。ただまぁ、ヒントなら少々。
龍麻「《鍵》ならあるよ。もう、『ここ』に」
皆守「!」
こつん、と胸を叩く黄龍様。
すっかり夢の世界の九龍を担いだまま、寮に向かって歩き始めました。慌てて2年生コンビが後を追います。
阿門「・・・不思議な男だ。奴の前に立つと、全てを見透かされているような気がする」
皆守「・・・ああ。それは多分、本当にそうなんだろうよ」
阿門「・・・そうか・・・・・」
皆守「(・・そして、俺のことも・・な・・)」
心の中だけでそう呟いて、一歩遅れて龍麻さんたちの後を追う皆守。
後には、月明かりの下生徒会長の長い影だけが伸びるのでした。
さて、墓場から無事帰った黄龍様。結局最後まで九龍を担いで戻りましたら寮の近くでバディ連にとっ捕まりました。
八千穂「おかえりッ・・・ってど、どうしたの九チャンッ!?」
雛川「九龍君!大丈夫なの!?」
双樹「やだッ、九龍・・!?」
朱堂「まァッ!どうしたのアタシのダーリン!」
墨木「九龍ドノが一体何故にッ・・」
トト「ソンナニ大変ナ敵ダタデスカ!?」
取手「・・役に立たなくて、ごめん・・・」
龍麻「あ、心配しなくても大丈夫だよ。これは・・」
皆守「気を失ってるだけだとさ。・・別段騒ぐことじゃない」
バディたち「・・・!」
苦笑いしながら言いかけた龍麻さんの言葉を遮って、アロマパイプに火をつけながら言い捨てた皆守。その突き放すような言葉に色めき立つバディ達。中でも真っ直ぐに反応したのはやはり八千穂でした。
八千穂「そッ、そういう言い方ってないでしょ!?心配するに決まってるじゃない!そりゃ皆守クンは一緒に行ってたからみんな分かってるのかもしれないけど!・・心配したんだからぁ!」
七瀬「や、八千穂さん・・」
皆守「・・・ダリぃ。先に戻るぜ」
真里野「待て皆守!」
肥後「皆守くん・・どうしたでしゅか・・?」
舞草「あああ、あのッ!?ちょっと待って下さいよォ〜!」
静止の言葉も聞かず歩き去る皆守。それを目で追うバディ達。
しばしの静けさが辺りを包みます。と、そのとき。
九龍「ふぁー、まだねむ・・・」
八千穂「九チャン!」
九龍「あり?やっちー・・って、え?なんで外・・・ひょえ!ひー兄ちゃんッ!?」
龍麻「ああ、おはよう九龍」
九龍「おはよって!ひゃー!俺さ気絶してはー、ずっとおんぶさしてもらってたっけか!?恥ずッ!!」
八千穂「九チャン九チャン、東北弁交じりの変な言葉になってる・・」
椎名「まァ、九サマったら・・」
神鳳「ふふっ・・まったく、君という人は」
夕薙「はははッ、緊張感も一気になくなるな」
瑞麗「フフッ、まったくだ・・。どうやら本当になんとも無い様だな?」
黒塚「ふふふ、流石に頑丈だね〜。それでこそ僕らの『ツインドラゴン』だよ〜ふふふふ」
双樹「良かったわ、九龍が無事で・・。ところで・・《生徒会》の業務を放り出して抜け駆けしたのはだぁれ?」
神鳳「おっと、そうでした。そんな人がいましたね・・」
夷澤「ひィッ!?な、なんスかその目はッ!?」
神・双『ふふふふふ・・・』
夷澤「ぎゃーッ!!!」
響「あ・・夷澤君が・・・・」
鴉室「おやおや〜、なんだか面白そうなことやってるねェ」
境「なんじゃいなんじゃい、騒がしいのう」
八千穂「あはは、なんだか一気に賑やかになっちゃった」
龍麻「だね」
九龍「あの・・ひー兄ちゃん・・俺そろそろ降りるヨ・・」
八千穂「(?いつもなら自分から「おんぶー!」っていいそうなのになぁ、九チャン)」
実は黄龍様の『教え』を経て、甘えっ子よりそろそろ一人前扱いされたくなった九龍くんなのです。
かくてしばし明るい笑い声は夜更けの空に響き渡ったのでありました。
・・最終決戦前の、不気味な気配をその裏に隠しながら。
舞草「でも、本当にどうしたんでしょうね皆守くん・・」
八千穂「ひーちゃんと九チャンが心配で一番に駆けつけたくせに、素直じゃないんだよ皆守クンってば!・・・あれ?そういえば・・・白岐サンは?」
椎名「あら?先程まで一緒にいらしたのですけど・・」
瑞麗「こんな時間だ、寮に戻ったのかもな。さぁ、二人が戻ったんだ、そろそろお開きにしたまえ」
雛川「あら、もうこんな時間!みんな、今日は身体を温めてゆっくり休んでね?」
八千穂「はぁい、センセ・・」
先生命令に従い、引き上げ始めたバディ達。さて、部屋に戻ったツインドラゴンを一体何が待つのか。それはまた次回に。
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