月並みだけど。

2002年9月11日
例えこの世に何万人人間がいたって、一人の中には一つしか命がないわけで。
心は一人に一つずつしかなくて。
誰かの両親とか、子供とか、夫とか、妻とか、恋人とか、そんなもののつながりは一本で。

それを「国」とかなんだか良く分からない単位で区切って、奪うのは例えどんな理由があっても、誰の行いでも間違っているとしか思えなくて。

最後まで誰かのために瓦礫の中で走り回っていた人がいたり、死ぬと分かっていて、それでも最後に「愛している」と家族に穏やかな声で告げた人がいたり。
でも、その「報復」に間違って爆撃された小さな村の結婚式があったり。
そこで親を失った子供がいたり。

・・・どうしてかなぁ。
心なんかなければいいのかなぁ。
人間くらいだよね。種の保存を無視して破壊が出来る生き物は。
でも。
心があるから自分に不利益なときでも誰かのために何かが出来るのも人間なんだよね。
・・・どうしてかなぁ。

それでも、折角ある命なら。
憎むより、愛することに使いたい。
そう思うのは、普通ではないのかな。

お気に入り日記の更新

日記内を検索