何も考えられない。

2001年9月12日
新聞もニュースも、一日中流し続けていたのはアメリカでのテロリスト事件で。
会社のFAXからは各旅行社から催行中止のお知らせや、催行中のツアー客の安否、取り消しの場合の対応などが流れ続けていました。
うちの会社は国内旅行が中心でしたので、現在アメリカ方面への送客は行っておらず、混乱は少なかったのですが・・・どれだけのことがあったのかはダイレクトに伝わってきて、身震いする思いでした。
同僚の一人は昨日、グァムから帰ってきたところでした。帰国予定が今日だったら封鎖で帰って来れなかったでしょう。
聞けば聞くほど痛い。
どうしてこんな非人間的なことが出来るのか。
狂ってるとしか思えない。
喜んでいる人がいるって?聖戦だって?
馬鹿なこと言ってるんじゃないよ。
無関係な人をあんなに殺しておいて、英雄になんかなれると思っているの?
天国の門はあなた達には開かないよ。
地獄に堕ちてから自分のしたことをよく見るといい。
正義なんてそこにはないんだから。

・・ああ、なんでそんな当たり前のことが分からないんだろう。
暴力では何も変わらない。綺麗事だと言われても、それが本当のことだと思う。憎しみが連鎖して行くだけ。アメリカの「圧力」を「暴力」と感じ、それを憎んで敵だと思っているなら、自分たちが同じことをしている醜さがどうしてわからないのか。
可哀想だ。
人の命の重さが分からないなんて、哀れだ。
そして、隠れ続けているなんて卑怯だ。
主張したいことがあるなら堂々と名乗り出て、正々堂々と戦えばいい。
卑怯者。そんな卑怯者の正義なんて誰も信じない。
誰も認めない。
人の命の重さも分からない相手には何も説く権利はない。
・・・・もう嫌だ、こんなのひどすぎる。

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